速度が速くなったと評判のb-mobile高速定額プラン、ただし問題点もある

bmob

 

今とあるMVNOの速度に改善が見られています。それはMVNOの老舗も老舗な日本通信の契約回線です。

日本通信のMVNOとして提供しているb-mobileは最初期にdocomoのMVNOを開始した老舗ではあるものの、初期の頃からMVNOに興味を持っていた層に対して、MVNOあるいは格安SIM=安かろう悪かろうな回線というイメージを付けてしまう事になる原因となった事業者です。

速度が遅くファイルの劣化や接続先による規制など、通信品質も悪く、これまで散々な評価がされてきました。その傾向は今でも続いており、日本通信・b-mobileの格安SIMは安いけど遅いし回線品質が悪いという認識を、格安SIMの情報についてある程度の知識がある人には一般的な印象です。

ところがこの日本通信・b-mobileの格安SIMですが、どうやら最近はだんだんとその実力が見直されてきているようで、速度の改善を中心にこれまでよりも良い結果を残すようになっているようです。

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無制限プランでは最速の状況

実際に今現在のbmobile高速定額プランの速度状況を測ってみましょう。

一応各時間帯ごとに気がついたら速度を計測しておきました。ゴールデンウイーク期間中と重なりましたが、昼から夜までの各時間帯での速度についてカバーできているかと思います。

b-mobile
b-mobile高速定額プラン ダウンロード アップロード Ping値
全平均の数値 2.80Mbps 1.98Mbps 74

この速度結果だけ見ると、確実に「良い」と言える結果が出ています。この結果は普通のデータ通信量に制限のあるプランで測ったものではなく、無制限プラン「高速定額プラン」で出てきた数字という点も「良い」と判断を重ねてできる要素でしょう。

現状無制限プランはdocomo系のMVNOでは3社が提供しているものの、b-mobile以外の2社は良くて平均1Mbps超えが出来ればラッキーという状態に劣化しており、「無制限」というメリットを得る代わりに速度を犠牲にしています。(ぷららモバイルLTEは地方だとまだそこそこ使えるようですが。)

ところがb-mobileでは今回の結果のように、「無制限」のプランでしかも最安の料金を提供していながら、「高速」な結果が生み出されています。速度結果自体はバラバラになりがちですが、それでも1Mbpsを下回る事はほぼなく「良い」速度は常に維持している状態です。

 

かといってベストな選択とは言えない

速度結果を見れば、今無制限プランを契約するならばb-mobileの高速定額プラン一択に思えるかもしれません。速度というわかりやすい指標を元にすれば、無制限プランの中でも特筆して結果の出ている格安SIMなのですから、当然にそうした結論が導き出されるはずです。

しかしそういったMVNO選びの基本的な指針はb-mobileの場合には当てはまりにくいのが、現在そしてこれまでのb-mobileをとりまく環境から判断できてしまいます。それ故に「速いけどオススメ出来にくい」と感じています。

MVNOの中でも特筆して電波を掴みにくい

その理由にはb-mobileはその他のMVNOと比べても特筆して回線の安定性に欠けることが原因です。この原因が何に起因するかは不明です。L2接続という特殊性も考えられますが、IIJmioも同様ですからそれが起因となるわけではないでしょうし、SIMカードの問題もスマホ電話SIM時代から続く不満点故考えられません。単純に設備が悪いのか、機種との相性が悪いのか・・・。

とにかくどんなものが原因となっているのであれ、b-mobileの回線は他社よりも接続が不安定になりがちです。「不安定」とはどういうことかというと、まず根本的に電波を掴みにくいです。よく日本通信のTwitterにも文句が言われているのですが、データプランだとLTEを掴むのに非常に時間がかかります。これはスマホ電話SIM時代から改善されることの無い問題として体感しています。

そのためSMSオプションの要望が利用者からよく出てくるのですが、今のところそれには対応してくれていません。

そして長期間スマホがスリープ状態になっていて久々に触った時に、そもそも3Gにすら接続していない無通信状態になってしまいます。こんな問題は他のMVNOでも頻発しないような問題なのですが、日本通信だと結構な頻度で起きています。今回の速度結果のスクリーンショットを撮った時もその状態になっているので確認してみてください。

営業妨害的なデメリットを書いていますが、これはスマホ電話SIMや高速定額プランを実際に利用してきてみての体感として自信を持っていますし、他の評判を見ても同様の思いをしている人がたくさんいるのがわかるので、確かに存在する問題点です。

 

過去の低速状態がいつ戻ってくるかわからない

こうした接続という回線品質に問題があることがオススメ出来ない理由の一つで、もう一つはついこの間まで長期間に渡って低速状態が続いていたために、この状態がいつまた帰ってくるという可能性もあるという点が理由にあげられます。

今回計測された速度は、ここ一年ぐらいのb-mobileの速度としては相当にいい結果といっても過言ではないような数字です。それまでの速度2,3Mbpsぐらい出れば良いほうで、Pingも高いし接続がタイムアウトしやすいなどの不満な点のほうが目立つMVNOでした。

今の速度はちょうどいい時に計測しただけであって、こうした過去の状態に直ぐに戻ってしまうのではないかという不安があります。その不安も過去の日本通信のなかなか設備増強しない姿勢などの、MVNOに対する態度に起因しています。

とにかく信頼度がこれまでの実績から低いため、継続してこの速度を出せる期待感がないのが理由です。

 

画像劣化

そしてこれはいつか所有のMVNO格安SIM全てで確認しようと思っているのですが、「無制限」なプランではあるものの規制が存在します。

b-mobileの場合は、動画ファイルあるいは画像ファイルが圧縮され、本来の画質よりも劣化してしまう場合があります。これはあまり今回の速度とは関係は少ないですが、問題点としてはあるため、スマホで画像の保存をするような人には向いていない格安SIMです。

 

まとめ:それでも今の速さは本物

こうした信頼の置けない問題点もあるものの、速度低下が目立つ他社に比べると今のLTE通信を介した速度ではdocomo系MVNOの無制限プランの中では最も速度の出る格安SIMと言えることは紛れもない事実です。

現時点で「ある程度の速度の出るdocomo系MVNOの無制限プラン」を契約したい場合には、速度だけをみればb-mobileの高速定額プランが最もいいかと思われます。もちろんここまで挙げた問題点があるため、オススメはしません。覚悟を持って契約する必要があるでしょう。

b-mobileを本当にオススメできるようになるには、この速度状態が継続することで、無通信状態の不便さを気にならなくなるレベルになった時だと個人的には思います。

3 件のコメント

  • こんにちは、かれこれb- mobile を3年弱利用ユーザーです。詳しくはないですが、確かに一時期より早く感じます。たまたまかも知れないけど、平日昼間、14時半ごろ、茨城県土浦市内でup 18 Mb down 9Mb 程出でます。
    最近全く市場からb- mobile の事、取り上げられないから、品質向上で挽回頑を張っているのかなぁ。電話対応もよかったし。もう少し、b-mobile と付き合って行こかなぁ。

  • iPad proのsimフリーを購入してbmobileを挿入してみたのですが、動画をこれで観るのは辛いです…取り替えないと駄目かなと思います:-) 残念。

  • 知らずに契約してしまって、かれこれ9か月使っていますが、良い時で2~3MBPS
    最も使いたい時間帯は、400Kbps前後しか出ません。
    (1日の大半が1Mbps未満)
    最初に3.000円取られているので、悔しくて即解約はしていませんが、1年経ったら解約します(1か月250円+1980円=税込み2.410円)
    低速にしては、高すぎる料金をだまし取られました(絶対に忘れない)

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