freetelの格安SIM「フリモバ」の評価とレビュー

fremoba

SIMフリースマホの販売を手がけるfreetelがMVNO事業へと参加するようです。freetel mobileと銘打ち、名称を「フリモバ」として格安SIMを売り出します。

同時にfreetelが販売するSIMフリースマホとセットにした販売もありますので、格安スマホとしても購入が可能です。ここではこのfreetel「フリモバ」の特徴やメリット・デメリットを考察していこうと思います。

フリモバは契約解除料金が純粋な解約ではかからなかったり、1GBあたりでのデータ通信料金も過去のMVNOの格安SIMに比べても安くなっているなど、はっきりしたメリットが存在します。一方で明確なデメリットもあるため、この辺りの問題点などを今回は考察していきたいと思います。

 

端末セットの格安スマホの内容

まずはスマートフォンと格安SIMが一緒になったセットの内訳を見たいと思います。格安スマホの紹介をしていく中で、回線品質に期待できることや出来ないことを更に掘り下げる形で考察していくつもりです。

格安スマホとしてメインでセットにされるスマートフォンはLTE XMです。端末の正式型番はZTE Blade Vec 4Gです。So-netやgoo simsellerで販売されていたものと同じモデルです。

格安スマホ以外にもモバイルWi-Fiルーターとのセット販売もされています。ARIAと呼ばれるモバイルWi-Fiルーターです。これはデータ通信のみのプランで契約するのが良さそうです。

まずは格安スマホセットになるLTE XMの料金プランの内訳を見ていきましょう。

LTE XM+フリモバ
ネットし放題1GB 電話プラス 1270円
割引キャンペーン ▲770円
LTE XM一括払い 29800円
契約事務手数料 3000円
総額 500円
(初回だけ32800円の支払い)

キャンペーンによって12ヶ月間の割引が行われています。これはSo-netやBIGLOBEといったMVNOで行われている格安スマホ販売の手法で、フリモバでも取り入れられています。特に同じ端末を販売するSo-netを大きく意識したものでしょう。この割引によって、通常購入に必要な価格よりも実質的に安く端末を買えると見ることが出来ます。

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その他の料金プラン

その他、と分けてはいますがこちらの料金プランのほうがメインで見るべきところかもしれません。

フリモバはデータコースのみのフリモバNET、音声コースもついたフリモバCALLが用意されています。

データ通信量 データ専用 音声通話+データ
1GBコース 1GB 680円 1270円
2GBコース 2GB 880円 1480円
3GBコース 3GB 1280円 1780円
5GBコース 5GB 1980円 2480円
7GBコース 7GB 2480円 2880円

 

端末の考察

普段は回線についての考察から始めるのですが、今回は回線に注意点がありすぎるのでまずは端末の評価から始めて見ましょう。

端末は2つ、スマートフォンがLTE XM、モバイルWi-FiルーターがARIAという端末です。

 

まずはスマートフォンですが、LTE XMはBlade Vec 4Gと呼ばれている格安スマホの定番となっているスマートフォンと同じ端末です。

このスマートフォンはSo-netの格安スマホ解説の時にその性能についてたっぷり解説を加えているのでそちらを読んで下さい。基本的な内容に変更はありません。ただしfreetel発売モデルは最初からroot化がされているので、パズドラなどが遊べない仕様になっています。

2480円のSo-net格安スマホ「Blade Vec 4G」の考察、口コミ評判とレビュー | 脱携帯キャリア宣言
goo simsellerのZTE Blade Vec 4G、22500円格安スマホセットのお買い得度とレビュー | 脱携帯キャリア宣言

freetelのスマートフォンはパズドラやLINEゲームの一部が遊べない root化済みのため | 脱携帯キャリア宣言

 

恐らくここの部分がfreetel版とその他のBlade Vec 4Gとは異なります。ゲームをやりたい人にはroot化済みのfreetel版は選んではダメでしょう。

1年間の通信料割引があります。これをSo-netと同じようにして端末の実質価格になおしてみるとLTE XMを実質11320円で買えると考えることが出来るでしょう。

 

モバイルWi-Fiルーターについては情報が少なく評価が難しいところです。クラウドソーシングで口コミも募集しましたが1件も集まっていません。周波数はドコモのLTE帯に3つ対応しているため、速度は確実かと思われますが、電波の掴み具合や電池の継続利用などにまだわからない部分があります。

モバイルWi-Fiルーターはドコモの白ロムなどに非常に優秀なものが揃っているため、あえてこちらのARIAを人柱込みで購入する必要はないかと思われます。

 

回線の考察

続いてはいよいよこのフリモバ回線そのものの話題に入ろうと思います。フリモバの特徴は以下の通りです。

  • そこそこ安い
  • 音声込みで最大2980円からの安さ
  • 1GB〜7GBの間で選べる
  • 速度規制時は200kbps
  • まだ評判は溜まっていないが、APNはU-mobile

安さが最大の特徴

このフリモバはプランの内容やその中身に特に目立つようなところはありません。至って平均的なMVNOが見せる格安SIMの接続コースになっています。

唯一特徴と呼べるのはその料金プランの安さにあるでしょうか。データプランおよび音声プラン、どちらもその料金は安いと宣伝していい金額です。

 

例えばデータコースであるフリモバNETの1GBコースは、月額利用料金は680円です。格安SIM全体で比較して見ると、1GBとしては最安値になるでしょう。2GB以降も他の格安SIMより下の料金を出しているものもあり、料金では優位性を見せているのがフリモバです。

音声コースであるフリモバCALLも同様に金額的には最安値のものがほとんどです。特に1GBのデータ+音声の1280円は驚異的な安さになっています。音声付きのコースでも最も高いのは2980円になっていて、こちらは7GBまで使えるようになっており、突出した安さが特徴として感じられます。

金銭面で評価すればこれは最も格安SIMと名乗れる格安SIMでしょう。

 

最大の難点はU-mobile回線?不安定な速度は覚悟が必要か

安さが際立つために、その通信品質については気になるところではあります。どの程度の速度が出せるのか、どの程度の安定感を見せるのかがまだ体験している人が少ないために、参考に出来るものがない状態です。

これだけの低料金でまさに格安SIM状態になっていることから、通信品質について気になる方もいることでしょう。このフリモバの通信品質については、一つ大きな参考になりそうな指標があります。

 

それはAPNです。APNとは接続先の事になりますが、このAPNはMVNOによってはMVNEを利用しているためにブランド名は違っても同じAPNを使う場合があります。例えば日本通信のAPNと、楽天LTEのAPNは同じものを利用しています。楽天と日本通信と全く別のブランドですが、楽天が日本通信から又貸しという形で回線を使っているため、APNが同じになっています。

APNが同じという事は通信品質もほぼ同じ、共有している事になります。日本通信と楽天LTEはほぼ似たような速度になっています。

 

これと同じようにフリモバはあるMVNOとAPNを共有しています。それがU-mobileです。フリモバのAPNはU-mobileと共通のものを利用しています。

U-mobileについては直前の記事でその通信品質の悪さについて苦言を呈しさせてもらいました。速度は素早い速度が出る事もあるのですが、残念なことに多くのユーザーが接続を行う時間帯には、帯域が足らなすぎて速度がとても遅くなります。時間帯や曜日によって速度が数Mbps単位で変動しており、とても不安定な格安SIMです。もちろんその代わりに安いのですが、品質が犠牲となっての安さです。

フリモバも今回の価格をみれば非常に安い格安SIMではあるのですが、APNがUmobileということで通信品質においてU-mobileと同じようなレベルの低さになっている可能性が大です。その速度については期待出来ない可能性が高く、夜になると速度が1Mbpsも出ないような回線である可能性も同様に高いでしょう。

U-mobileの格安SIM、LTE使い放題プランの考察とレビュー | 脱携帯キャリア宣言

 

解約金について

フリモバは純粋な解約では契約解除料金は一切かからない仕組みになっています。たとえ契約月に解約してしまっても無料で解約できます。フリモバNETもフリモバCALLもどちらも一緒です。

ですがフリモバCALL、つまり音声付きコースを他社へとMNPしようとした場合は解約金相当のMNP予約番号発行手数料がかかります。費用はおよそ15000円です。これは初月の料金で、1ヶ月経つごとに1000円分負担額が減ります。最終的にはこの1000円分の負担額減少が12ヶ月後まで続き、13ヶ月目以降はMNP転出手数料は2000円で済むようになります。

ただし格安スマホセットで端末と共に契約した場合は、割引が減ってしまうため損になってしまう場合があります。例えば分割で契約している場合は、割引を効かすことができなくなるので、実質的な購入金額は値上がりします。一括で買った場合も割引を付けた格安SIMが使えなくなってしまうため、結果的に損になるというかコストパフォーマンス的に優れた格安SIMを捨ててしまう結果になります。

端末と共に購入した場合は解約金に注意することはありませんが、割引を捨ててしまうということに注意を向けたほうがいいかもしれません。

 

まとめ:U-mobileの亜種であり、改善が認められるまでは様子見が吉か

フリモバはその低価格な月額料金に目を惹かれますが、残念なことに通信品質がそれほど良くないU-mobile回線を使っています。

格安スマホセットは割引分を考えるとコストパフォーマンスが高いのですが、それならSo-netやgoo simsellerのセットのほうが通信品質が安定しているためにあえて選ぶほどのものではないかもしれません。

音声付きコースでも解約金が無料であるため、音声付き格安SIMをとりあえず試してみたいという人には契約しやすいかもしれません。

U-mobileの無制限プランの記事でも書いてあるように、U-mobileとの契約はもう少し設備増強がされるまでは様子見をしたほうがいいでしょう。この状態が改善されるか、それともこのままこのクオリティに終始するのか、それが落ち着くまでは判断を保留しておき、契約は先延ばししたほうがいいでしょう。

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