HuaweiのHonor 6 PlusはZenFone 2対抗のSIMフリースマホ・・・と思いきや謎のLTE Band仕様で残念なスペックに

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最近SIMフリースマートフォンでASUSと話題を2分している、のではないかと個人的には思っているHuaweiが日本における新製品の発表を行いました。

発表されたのは中国で2014年11月か12月ごろに発売されたHonor 6 Plusというモデルで、区分としてはハイエンドスマホに分けられる存在です。

日本では楽天を主な販路(限定?)とし、楽天モバイルでは既にセット販売の予約がなされています。

デザインでは最近のHuaweiのAppleとSonyの合わせ技路線を引き継いでおり、これらの製品に魅力を感じる人々にとっては刺さるデザインになるのではないでしょうか。価格は5万円近くするものの、その分スペックも高く、価格に見合った動作が期待されます。

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ハイスペックモデル、デュアルSIMは2G

Honor 6 Plusについて今回まとめるにあたって、まずはスペックだけ先に。

Android OS 4.4
CPU Hisilicon Kirin 925
RAM 3GB
解像度/サイズ フルHD/5.5インチディスプレイ
ROM 32GB
メインカメラ 800万画素(ダブルカメラ仕様)
バッテリー 3600mAh
重量 165g
対応SIM micro SIM+nano SIM(LTE+GSMのデュアルSIM)
LTE対応Band B1/3/7/39/38/40/41
3G対応Band B1/6/8
価格 45800円(税込み:49464円)

価格的にはZenFone 2のRAM4GBモデルと競合するでしょうか。Honor 6 Plusは32bit Android OSとなるため、RAMは3GB止まりです。正直3GBと4GBの違いは同じフルHD解像度のレベルでは特に操作の快適さに違いがハッキリするほど変化はないでしょう。もしも解像度が2kになれば3GBと4GBのメモリの違いは大きいでしょうが、ZenFone 2とHonor 6 Plusの間ではそれほど違いは生まれないでしょう。

SocがZenFone 2はIntelのAtom、Honor 6 Plusは独自のHisilicon Kirinと単純な比較は出来ないものになっており、性能差について比較しようとした場合にはベンチマークソフトでの計測が頼りになってきそうです。ただZenFone 2のAtomのほうがアプリとの相性がハッキリと分かれるため、より多くのアプリで正常動作しやすいのはHonor 6 Plusかもしれません。

デュアルSIM仕様ではあるものの、ZenFone 2と同じで片方はGSM=2G通信になるため、日本では全く活用できません。

 

謎すぎるLTE Band

ここまでのスペックなら、同価格のZenFone 2とも十分比較対象になり、デザインによってはこちらのほうを購入しようと考える人も出てくるでしょう。

しかしHonor 6 Plusは残念なことにある一点において到底ZenFone 2には敵わない重要なスペック不足が存在します。それが対応周波数の部分です。今回発表されたHonor 6 Plusの対応周波数は、日本向けに大々的に発表会を行ったにも関わらずとても日本向けとは言えない、中国販売モデルのマイナーチェンジモデルとしか呼べないような仕様になっています。

HuaweiはこれまでdocomoのFOMAプラスエリアには頑なに非対応な機種ばかりでした。Ascend Mate7をアップデートでFOMAプラスエリアに対応するという話も一切進展がありません。ところが今回のHonor 6 PlusではようやくFOMAプラスエリアに3Gの周波数が対応となり、これによりひょんなところでの圏外の心配はなくなりました。

 

ですが、3G帯ではFOMAプラスエリアに対応するという日本向けの仕様変更を行っている一方で、LTEの対応周波数に関しては日本向けにまともに対応しているのは2つだけ、特に最も重要なdocomo系のLTE Bandでは2つと言っても1つは都心の一部でしか使われない東名阪バンドと言われるBand3で、実質的に使い物になるのはBand1しかないという事態です。

つまり今回のHonor 6 Plusでは、3G回線の対応エリアが広がったことで圏外のリスクは大きく減りましたが、LTEで実質使えるのがBand1のみ、いくらdocomoのメインバンドとはいえ同じように広範囲でLTEを展開しているBand19に非対応では、せっかくのハイスペックさが無駄になってしまう状況です。これでは少なくない場所でLTEの高速回線に繋がらないエリアが出てくるでしょう。

ZenFone 2ではdocomoのメインバンド3つ、そして新たに加わった700MHz帯であるBand28にも対応し、LTE通信においては万全な対応をしています。しかもauMVNOでの利用を見越してBand18にも対応するなど、ZenFone 2は日本向けに売ろうという工夫が随所に感じられます。

 

今回のHonor 6 Plus、スペック的にはZenFone 2にも充分対抗できる存在であり、楽天モバイルとの独占的な提携も挑戦的な姿勢を見せてはいるものの、今回のように対応Bandという細かい部分で手を抜いてしまっており、ZenFone 2と比較すると確実に1段劣ってしまっているというのが率直な感想です。

唯一デザインだけは他社のいいとこどりではありますので、ZenFone 2よりもカッコよさがあるので、そこの魅力とLTE Bandの少なさを天秤にかけるしかHonor 6 Plusを選ぶ価値は見いだせません。Honor 6 Plusを気になった人にはネガティブな情報になってしまいますが、実際LTEを使えるかどうかというのは日本において快適さという点において重要な要素になりますので、こうした評価をせざるをえません。

Honor 6 Plusを購入する前に今回の点は注意するようにしましょう。楽天モバイルは速度も結構速い結果を期待できるので、格安SIM自体は優秀ですが、どうせならZenFone 2のほうがその高速通信を活かせるはずです。

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