ガラケー用の格安SIM「携帯電話SIM」の特徴、考察、口コミ評判を交えてレビュー

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格安SIMが使えるのはスマホだけなんて思っていませんか?実は電話に特化したガラケー用の格安SIMも存在するのです。

格安SIMと言えばこれまで世に放たれてきたイメージによって、スマートフォンで利用するものであるとの先入観が持たれています。格安SIMでは通信費が安くなることから、これと同じことがガラケーで出来ないものかと思われるガラケーユーザーにはいらっしゃったと思います。

格安SIMは決してスマホだけのものではありません。種類は少ないものの、ガラケー用に調整された通話用格安SIMも存在しています。これを使えば、キャリア通信とはまた違った方法で携帯電話を使うことが出来ます。

今回はガラケーユーザーでも使える数少ない格安SIMである「携帯電話SIM」について、メリットやデメリット、キャリア回線との比較を加えて解説していきます。

携帯電話SIMの特徴

携帯電話SIMは格安SIMのなかでも珍しくガラケーに特化した契約になっています。

この契約は、インターネットに繋ぐことは出来ません。ネット通信もキャリアメールも使うことが出来ず、通話とSMSという電話番号を使ったショートメッセージメールしか使えないというシンプルな契約です。

通話料金は30秒ごとに20円発生します。キャリア回線と変わらない料金です。基本料金プランは1290円からで、通話頻度によって3つのプランを選ぶことができます。それぞれのプランには無料通話が用意されていて、その分が考慮された価格になっています。

1290円プラン 2290円プラン 3710円プラン
無料通話1300円
(32.5分)
無料通話2700円
(75分)
無料通話5000円
(178.5分)

 

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携帯電話SIMのメリットは?

この携帯電話SIMを契約することのメリット・デメリットはどういったところにあるのでしょうか。まずはメリットについて考えていきましょう。

料金と無料通話のバランスの良さ

この携帯電話SIMのメリットと呼べる一つの特徴は、プランの料金とそれについてくる無料通話分のバランス、コストパフォーマンスが良いということでしょう。最も安い料金プランでは、1290円の月額料金に1300円分の無料通話がついてきます。これは総合で約30分間の通話が無料になるという計算になります。

携帯電話の通話時間は、1回あたり1分30秒で済む場合が85%、3分以内で済む通話が90%を占めると言われています。この調査結果を考慮すると、この携帯電話SIMの最安プランでは、大体月に10~40回の短い電話ならば余裕で基本料金の内に済ますことが出来ると考えられるでしょう。それほど通話を自分からしない人の場合は、おそらくこのプランで十分すぎる料金になるかと思います。

契約の縛り期間が10ヶ月

もう一つはキャリア回線のように2年間という長期間に及ぶ縛り期間がないという点も重要でしょう。通常2年縛りが生じるキャリア回線との契約ですが、この携帯電話SIMではもう少し短い期間で設定されています。本来なら縛りのない契約がありがたいのですが、MVNOの音声回線はMNPが出来るために、「飛ばしケータイ」として使われてしまうことがよくあり、それを防ぐために音声通話付きの回線は縛り期間と解約金が用意されています。

携帯電話SIMの最低利用期間は10か月です。それ以降の解約やMNPは契約解除料=解約金がかかりません。その縛り期間の間に解約をしてしまうと、9000円の解約金がかかってしまいます。10か月は長い期間ではありますが、キャリアの2年に比べたら良心的な期間と考えられるかもしれません。

設定不要の差すだけで通話

このSIMカードはデータ通信が付随してこないため、ネットをするための設定=APN設定が必要ありません。そのためdocomoのガラケーやSIMフリーガラケーにそのまま契約してある携帯電話SIMを差し込むだけで、通話が簡単に出来てしまいます。

難しい設定や余計な設定がいらずに、今持っているケータイ電話にSIMカードを差すだけで通話ができる状態になるので、機械の操作が苦手な方でもプラン共々シンプルに利用できるでしょう。

 

デメリット

LTEスマホでの利用にちょっと設定が必要な場合あり

実はこの携帯電話SIMですが、ガラケーだけでなくdocomoのスマートフォンやSIMフリーのスマートフォンでも使うことが出来て、「通話用スマホ」として持つことが出来ます。ネットはスマホの場合Wi-FiがあればSIMの契約にデータ通信契約は必要ありませんから、携帯電話SIM+Wi-Fiという環境下ならば普通のスマートフォンとして利用することが出来ます。

docomoのスマートフォンでもSIMフリーでもそうなのですが、3GスマホもLTE対応スマホでもどちらもSIMを差すだけで通話オンリー・ネットはWi-Fiで、というスマートフォンを作ることができます。ですが一部のLTEスマートフォンでは特殊な設定をしないと通話もできないという状態になってしまうものがあります。

その設定とは「3Gオンリー」または「WCDMAオンリー」という状態にする設定なのですが、これについては共通の設定方法というのはアプリを使ってという形ぐらいで、基本はそれぞれのスマホ独自に用意された設定画面へ入る必要があります。その方法については機種の数だけあるので、「機種名+WCDMAオンリー」などの検索語で調べてみてください。

本来はSIMカードが3G通信のみにしか対応しておらず、LTEスマホでデータ通信が出来ない時に行う対応方法で、通話は本来関係ないのですが、一部のスマホでは携帯電話SIMのような3G回線網を利用した通話SIMについてもこの設定をしなければいけません。

ちょっと難しい内容ではありますが、通常はそのままSIMを差せば使えるようにはなっているので、使えなかった時だけちょっと検索して設定を変更する必要があるということです。そこまで気にする内容ではありませんが、万が一SIMを差しても使えなかった時はこのことを思い出してください。

待ち受けガラケーとしては高くなる

この携帯電話SIMはガラケー向けの格安SIMです。ですが格安SIMのはずが実は料金プランの内容はキャリアと大差ありません。それどころか通話をほとんどしない待ち受け用の契約をしたい場合にはキャリア回線よりも高くなってしまいます。

待ち受け専用のガラケーにしようとdocomoやauで契約した場合、その料金プランは最安で802円となります。通話料に無料分はありませんが、同じキャリア同士の通話料は無料です。これと比較すると携帯電話SIMは1290円とおよそ500円ほど月額料金で値上げしています。無料通話の存在を魅力的に感じない方、そもそも電話をほとんどせずに番号の所有だけは連絡用にしておきたいという場合は、安いキャリアのガラケー向け契約をしたほうが節約という点では賢いやり方です。

ガラケーの格安SIMとはいえ、最安運用を目指そうとした場合には、docomoもauもSoftbankもこの携帯電話SIMよりも安いプランを用意しています。

カケホーダイと比較しても高い

ではこれを通話し放題プラン、カケホーダイなどの通話定額プランと比較すると安くなるのかというとそれも違います。

何故ならカケホーダイ系のプランはdocomoとauが基本料金2200円から、Softbankが2500円から運用できるのに対して、携帯電話SIMは1290円のプランの次は2290円とカケホーダイ以上の料金になって無料通話分は2700円(約75分)と、キャリアのカケホーダイ系のガラケープランよりもメリットが一切ない割高なプランになっています。

片方は通話を何時間もやっても一定の定額料金なのに、片方はそれより高くて75分しか無料通話がないという、比較にならない状態になっています。

更にauの場合は「毎月割」と呼ばれる割引が2200円の電話カケ放題プランに使えるため、最も安い料金になると1029円でカケホーダイプランでガラケーを持ててしまいます。1290円で32分の無料通話しかかけられない携帯電話SIMと、1029円で電話し放題のauの特別プランを比較してしまうと、もはや携帯電話SIMには特別な使い方をしない限りはメリットが全くない状態になってしまいます。

 

口コミとまとめ

こうしたメリット・デメリットからその携帯電話SIMの評価をまとめてみたいのですが、その前にクラウドソーシングで集めた携帯電話SIMの口コミが用意できているのでそれを紹介しましょう。

 

・携帯電話SIMの感想ということですが、この商品はもう2014年2月から使い始めています。
2台持ちの片一方に使っていて、docomoのフィーチャーフォンP-01Cに使っています。スマートフォンも使っていて、こっちはOCNのSIMとL-05Dの白ロムに使っています。電話とインターネットを別々にして節約できると思ったからです。
節約はこの方法で実現できています。月に2700円で、携帯電話SIMの一番安いプランと、OCNの中ぐらいのプランを合わせていて、毎月の携帯料金がかなり削減されています。
ただ後悔していることもあります。それはこの携帯電話SIMを契約してから数か月後に、ドコモからカケホーダイが始まって、2200円で電話用通話回線が使い放題になったからです。私の使い方ではこっちのカケホーダイで2200円を払ったほうが気兼ねなく使えるので、すぐにでも乗り換えたいと思っていました。
でも解約金が0円になるまで今の時点であと2か月あるので、それまでカケホーダイが契約できないのは辛いところです。
解約金がなくなったらMNPをしてauで1029円で使えるグラティーナの在庫があればそちらを、在庫がなかったら1724円でマーベラというガラケーがカケホーダイで使えるようなので、そちらを契約したいと思います。

使い勝手は全然悪くなかったです。不満もなかった携帯電話SIMなのですが、結局カケホーダイが始まった後にも何も対抗プランがなかったし、どう考えてもドコモやauのカケホプランに負けているので、今更契約することはないと思ってます。使いやすいのは確かですけど。

 

この口コミで大分まとまってしまっています(笑)。

この携帯電話SIMですが、それ単体で見た時は無料通話分と基本料金のバランスが、特に最も安いプランで実現されている格安SIMであると言えます。キャリアの旧ガラケー向けプランとも引けをとらないとも言えるかもしれません。

しかしカケホーダイが始まった今では、通話を考えた場合には安くないですし、待受を考えた場合には高くなってしまうという実に中途半端な内容になってしまっています。「ガラケーの格安SIM」という位置づけではありますが、スマホの格安SIMと比べるととても安いものではありません。

SIM単体で契約できるという利点、解約期間が短いというメリット、スマホに使ってもパケ漏れを心配しなくてもいいといった、細かい部分でこの携帯電話SIMを選んでもいいかという部分はありますが、大抵の人が比較する料金プランという点ではメリットが少なくなっています。

キャリアのガラケープランが進化した今では、携帯電話SIMを選ぶ利点というのは少なくなっているというまとめになるでしょう。

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