auの格安スマホ「mineo」の端末と格安SIM回線の考察、評判をレビュー

mineo

格安スマホ、格安SIMの中で少し特殊なMVNOがあります。

これまでのMVNO事業者は、ほとんどがdocomoの帯域を借り入れて運営している状態でした。格安SIMもdocomo回線を利用しており、スマートフォンもdocomo回線に対応した白ロムやSIMフリースマートフォンが使えていました。

長らく格安SIMというのはdocomoの回線を利用したものという考えが定番化していたのですが、それに風穴を開けたMVNOが現れました。「mineo(マイネオ)」と呼ばれるKDDI、au回線を使った格安SIMの登場です。

このmineoの登場で、格安SIMの選択肢はdocomo一辺倒から広がり、キャリア回線からの乗り換えの話題などが更に盛り上がることになりました。

今回はmineoの格安スマホについての考察です。料金プランや契約内容の要点、auの格安SIMとして注意しなければいけないことをまとめてみました。

 

mineoの単独プランと格安スマホプラン

まずは料金をプランごとに紐解いていきましょう。mineoには格安スマホセットと格安SIM単体での契約が可能です。基本的に格安SIMの料金プランに対して、それぞれのスマホの料金を加えたものが格安スマホになるため、格安SIM単体の料金プランとスマートフォンの値段をそれぞれ出すことで全体の料金がわかります。

SIM単体のプランはデータプランのみのものと音声通話も出来るプランがあります。

 

データ容量 1GB 2GB 3GB
シングルタイプ 980円 1580円 2330円
デュアルタイプ 1590円 2190円 2940円

 

ここに現在2種類のmineo対応のスマートフォンが発売されています。そちらの端末代金及び24回分の支払いと、mineoの最安コースで契約した場合の料金を出しておきます。

 

端末 DIGNO M AQUOS PHONE SERIE
端末代金 48000円 75600円
24回払い 2000円 3150円
シングルプラン1GB
デュアルプラン1GB
2980円
3590円
4130円
4740円
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端末の考察

 

mineoについてはau回線を使ったSIMプランということで、格安SIMの内容を詳しく語ったほうがいいと思いますので、先に端末についての考察を終わらせてしまいましょう。

 

スペックは格安スマホ界最高、ただしコスパは十分ではない

mineoに使われる格安スマホ用のスマートフォンは、auから発売されているスマートフォンがそのまま使われています。

2014年11月現在で対応端末は2つ用意されています。DIGNO MとAQUOS PHONE SERIEの2機種です。まずはスペック表を用意して話を進めていきましょう。

端末 DIGNO M AQUOS PHONE SERIE
Android OS 4.2.2 4.4
CPU Snapdragon 800 Snapdragon 800
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/2GB
画面サイズ 5.0インチ 1920×1080 5.2インチ 1920×1080
バッテリー容量 2600mhA 3150mhA
カメラ 1300万画素 1310万画素

DIGNO M、そしてAQUOS SERIE。この2つを比較するとAQUOSのほうが少しですがスペックがいいことがわかります。ただこの2機種でスペックを比較することはあまり意味しないかと思われます。それはこの2機種がそもそも格安スマホの中でも異色の高スペック端末だからです。

格安スマホに分類されるスマートフォンは、RAMが1GBだったりSoCにSnapdragon400が一般的に採用されて、一部の重たいアプリは扱いきれないものの、普通の使い方ならば十分な動作が出来るスペックに抑えられています。

ところがmineoでセットにされたスマートフォンは、どちらも2014年前半のハイスペックスマホに採用されたSnapdragon800という高性能なSoCを採用しており、重いアプリ(3Dゲームなど)にも余裕で対応出来る高スペックになっています。

これだけのスペックがあれば、スマートフォンの使い方が劇的に変わらない限りは2年以上先まで使い続けられるでしょう。どちらも電池持ちに定評があり、長い間使えることが確実なスマートフォンです。

 

ただしこれだけのハイスペックなスマホだと、価格は格安スマホ以上はもちろんのことSIMフリーiPhoneよりも高くなってしまうという端末価格のコストパフォーマンスの悪さが目立っています。

スペックは良いけれども端末価格がとてもじゃないですがオススメ出来ないのが格安スマホセットです。

 

回線の考察、端末問題と注意点

続いては回線について考えてみましょう。その中でどういったスマートフォンをmineoの回線に組み合わせるべきかについても考えてみます。

mineoはauの格安SIMです。そのためdocomoとは違うところが多々あるため、注意点がいくつかあります。少し長いですが重要なことなのでmineoの購入を検討している方は確認してから契約へ進んで下さい。

まずはその特徴からまとめました。

  • au回線の格安SIM
  • データ回線はLTEのみの通信網
  • iOS8には非対応
  • 速度は非常に速い

 

2つの注意点

データ通信網がLTE回線のみ

 

mineoについては注意点からしっかり解説しておきましょう。

 

2つの大きな注意点があるのですが、1つはデータ通信の方法です。

 

docomoのMVNOではLTEはもちろん3G通信もカバーする格安SIMが一般的に販売されています。LTEでは高速通信が、3GではLTEでカバー出来ないエリアをそこそこの速度で使えるようになっています。3Gが使えることで山奥や僻地に行っても通信環境が途切れないということですね。

ところがmineoではこのようにはいきません。auの3Gデータ規格の特殊性が影響して、auの回線を使っていると言ってもデータ通信はLTE回線しか通じません。LTE回線網は現在広範囲に渡って展開していると言っても、山奥や僻地では中々通信しづらいのが現状です。そのため、mineoを使った回線ですと、そうした場所でネットがし辛くなる可能性が高いです。

普段の活動場所が都市部なら平気でしょうが、休日にアウトドアをしようという場合には注意が必要です。

 

iOS8には非対応、iPhone5では使いにくい

もう一つの注意点は、iPhoneでの利用が出来ないということです。正確には利用できる場合もあるのですが、最新のものは使えなくなってしまっています。

最新のiPhone 6、正確にはiOS8にアップデートしたiPhoneは、2014年11月現在mineoでの通信が不可能になっています。これはmineo側で調整して復旧出来るものではなく、iOSつまりAppleが修正をかけない限りは通信可能にならず、その修正の見込みも現時点では全く期待出来なくなってしまっています。

この影響でiPhone 5sを使っていたmineoユーザーが、それを知らずにiOS8へとアップデートしてしまい、格安SIMでの通信が出来なくなってしまいました。古いiPhoneでもiOS8にしてしまうとmineoでのネットは出来なくなってしまうので、今使っている人はOSのアップデートをしないこと、そしてこれから使う予定の人は中古iPhoneのバージョンには注意する必要があります。

 

ではiOS7のiPhoneならばmineoは使えるかと言うと、そうでもありません。使えることは使えるのですが、快適に使えるのはiOS7のiPhone 5sとiPhone 5cだけです。iPhone 5はたとえiOS7だとしてもとても使いにくくなっています。

なぜiPhone 5が使いにくいのかと言うと、先ほどのmineoがLTEのみにしか対応していないことと関係があります。iPhone 5はiPhoneで初めてLTEに対応したモデルなのですが、au版はLTEに対応した周波数が1つしかありませんでした。しかもこの一つの周波数は、速度は出るけれどもあまり広いエリアには対応しておらず、壁などの障害物に弱い特性があるため、室内や少し住宅街に入ると繋がらなくなってしまいます。

こうしたiPhone 5のLTEの周波数1つでは、3Gの通信網が使えないmineoでは通信出来るエリアがあまりにも狭くなるため、使い物にならないというわけです。
以上のようにmineoではiPhoneで使う際にはiOS8にアップデートされていないiPhone 5sか5cしかまともに使えるものはありませんので注意して下さい。

 

LTE回線で速度は非常に速い

注意点はこのぐらいにして、次は速度を見ていきましょう。

mineoはauのLTE回線だけ使うため、繋がってしまえばかなりの速度を出すことが出来ます。しかもどうやら他のdocomoのMVNOとは違って帯域にとても余裕があるようで、パケ詰まりや時間帯によって遅くなるなんてことが起きにくいMVNOです。繋がるエリアで使う前提ならば、他の格安SIMよりも快適さは圧倒的に上であるというのが実感するところです。
下り:22.6Mbps/上り:12.3Mbps
下り:19.2Mbps/上り:21.8Mbps
下り:26.0Mbps/上り:28.6Mbps
下り:18.9Mbps/上り:11.4Mbps
下り:25.4Mbps/上り:28.4Mbps

 

中古auスマホと組み合わせるべき格安SIM

注意点としてiOS8のiPhoneは使わない、LTEだけしかデータ通信が出来ない、そして格安スマホセットは割高なので手を出さないようにした場合、では一体どういったスマートフォンと組み合わせるのがいいのでしょうか。

mineoはauのMVNOです。ですのでauのスマートフォンを手に入れる必要があります。そしてauのスマートフォンは、中古市場ではdocomoと比較するとかなり安く手に入れることが出来ます。

格安スマホ用のセットになってmineoから販売されているDIGNO MもAQUOS PHONE SERIEも、どちらも中古市場だと新品同様で3万円を切る価格で販売されています。別にこのスマホだけではありません。2014年発売の半分以上のauスマートフォンが2万円から3万円ぐらいで購入出来るようになっています。

これらのスマートフォンとmineoを組み合わせることでmineo公式の格安スマホセットよりも低価格でコストパフォーマンスのいいauの格安スマホを作り上げることが出来ます。

 

解約金について

解約金はこのMVNOに関してはデータプランでも12ヶ月以内の解約には9500円の解約金が発生してしまいます。

ですので1年間は必ず利用することが前提とされると見ていいでしょう。

 

 

まとめ:注意点はあるものの、質はいいMVNO

公式格安スマホのコスパが悪い、知らずに契約してしまうとdocomoのMVNO以上に注意点が多いというmineoではありますが、うまく利用することが出来れば速度も出て通信も途切れにくいしっかりした回線になっているので、とても使いやすく質の高いMVNOだと思います。

LTEエリアしか利用出来ないので、契約前に自分の生活範囲を共にする同級生や同僚のauユーザーに、LTEが入る場所なのかどうかを事前に確認するといいでしょう。もしも電波が普通に入るようでしたら、このMVNOはオススメ出来る質ではありますので、契約してみてはどうでしょうか。

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