もしもシークスが通話定額(無料通話付き)のMVNO格安SIMを提供開始

mosihmo

エックスモバイルが運営するMVNO格安SIMサービスであるもしもシークスが新しいサービスを始めました。

従来はデータ通信し放題(限定的)のプランを提供していましたが、今回は通話向けのし放題(限定的)プランを提供します。

 

これまでの格安SIMの問題点

これまでの格安SIMはデータプランではMNOのキャリアを超える低コスト回線を提供してきました。パフォーマンスでは劣りますが、3GBのデータ通信量を900円で使えるのはMNOのプランと比較したら格安SIMのコストの低さが際立つでしょう。

MVNOの格安SIMはこうしたデータ通信においては節約が可能な特別で新しい選択肢として登場してきました。

しかし一方で通話料という面では節約に至るような格安SIMはほとんど存在せず(携帯電話SIMぐらい)、通話をする人にとっては結局トータルの料金が高くなってしまうのが弱点でした。

通話料が高い

格安SIMではこれまで通話料が必ずかかってしまう仕様になっていました。キャリアのように無料通話や通話定額の類いのプランが用意されず、電話した分だけ通話料がかかってしまうプランしか用意されていませんでした。

IP電話やプレフィックス通話などの方法で発生する通話料を安くすることも出来ますが、キャリアの充実した無料通話関連のプランと比較するとその差は大きく、通話をする人にとってこの通話料問題は格安SIMへの移行に大きな障害となっていました。

節約を目的とする格安SIMの利用が、結局通話料に圧迫されてそれほど安くならず、データ回線の品質が悪くなるというデメリットに近い問題が、通話を多用する人には起きていました。

代替はY!mobileだけ

この問題を解決できる格安SIM級の低価格回線で通話を気にしなくて良いプランは、Y!mobileぐらいしか存在していませんでした。

Y!mobileならば節約と位置付けられる料金内に収まり、なおかつ通話料も気にしなくて良いプランを提供しています。

安く通話をしたいならY!mobileというのがこれまでの唯一の選択肢でした。

MNPならY!mobileだが新規ではよくない契約

しかしこのY!mobileの契約も、MVNOよりも速度が良くキャリアメールが使えるというメリットがある一方、データ通信量が少なく2年縛りがあり、そしてMNP以外の契約は割高というデメリットが存在しています。

Y!mobileの契約はMNPならかなりお得に使える回線です。8月までの契約ならデータ通信量が2年間2倍になるキャンペーンを実施中ですし、分割と一括契約したときの料金が一部のスマホで同じ料金になり、分割契約をした時の毎月の安さがスマホ代込みで非常に安くなります。

しかしMNP以外だとこの安い通信費は実現しにくく、のりかえではないただの新規契約では例え通話定額プランと言えども格安SIMと同じ土俵で比較できる安さにはありません。SIMカードのみ契約で多少マシな料金になりますが、その場合はSIMフリースマホやドコモのSIMロック解除スマホが必要です。

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もしもシークスが通話定額プランを発表

このようにこれまでのMVNO格安SIM市場では、通話をする人に適した格安SIMは登場せず、そうした需要は無視されていました。

代替の方法としてY!mobileという質の高い通信が可能な回線がありましたが、MNP以外ではMVNO並みの安さにはならず、更新型の2年縛りが発生するデメリットもあります。

帯に短し襷に長し、といったプランのみで、長時間まではいかないものの通話の需要のある層へ向けた格安SIMの存在が不足していました。そんな隙間を埋めるように登場したのが、もしもシークスの「かけたい放題プラン」です。

通話定額に似た回数縛りの無料通話

「かけたい放題プラン」は、既存のネットし放題なUNLIMITEDプランとはまた別のコース内容になっています。ネット通信に重点を置いたUNLIMITEDプランとは別に、通話向けの新プランを新たに作ることで更なるユーザー需要を掘り下げて開拓していこうとしています。

かけたい放題プランは「放題」という名称がついてきていますが、実際のところキャリアの通話定額よりも内容はかなり薄めです。Y!mobileの準通話定額(10分、300回/月)よりも薄いです。それでもMVNO格安SIMには非常に貴重な無料通話が回数制限がついているものの可能なプランにはなっています。

「かけたい放題プラン」の概要は以下のようになっています。

基本コース あんしんコース 満足コース
料金 1980円 2980円 3980円
無料通話分 3分、30回 5分、30回 10分、100回
データ通信量 1GB 7GB 7GB

IP電話等ではなく、090や080の番号を使いプレフィックス通話のシステムを利用して、通話料を低くしており、そのおかげで無料通話が各プランについてくるようになっています。

最も安いプランだと無料通話は3分間まで、それも30回/月という強めの制限ではありますが、これに1GBのデータ通信量がついてくるため、1980円という料金プランは妥当といえば妥当です。一番利用価値が高いのは2980円で7GBのデータ通信量と5分間の通話が30回/月だけ無料になるプランでしょう。これならネットの大容量の通信を高速回線の帯域を使えますし、長電話はしないものの確実に毎月通話する機会があるという人には利便性が高く、通話と通信の両方を節約できる契約になりそうです。

最も高いプランだと10分、100回/月とY!mobile並みの回数を無料通話として利用できます。ただしこのプランはY!mobileのMNP契約時の料金と競合するため、比較をしたときに若干優位性がなくなります。安い最初の2つのプランがもしもシークスの「かけたい放題プラン」では価値があるでしょう。

通話料約3000円~が定額内

この「かけたい放題プラン」では通常のMVNO格安SIMの音声プランに比べて、一番安いプランで通話料を最大3600円分節約することが可能です。

ただ正確に3600円分、このプランで通話料が安くなるというわけではないでしょう。1分で通話を終わらせる時もありますから、大体半分ぐらいの1800円分が平均的な無料になる通話料分と考えていいでしょう。もしもMVNO格安SIMを使っていて、通話料でこれ以上の料金がかかっているようならば、今回のもしもシークスの無料通話付きプランは更なる通話料の節約に役立つプランの一つになるでしょう。

 

電話をする人で新規契約向けの人には魅力的

もしもシークスのプランは新規契約でもこの料金プランで初めから契約できるため、Y!mobileに比べると節約のためのハードルが低いです。

MNPできるならY!mobileも候補に挙げたうえでもしもシークスと比較すべきですが、新規契約でしか契約を増やせない事情があるようならば、もしもシークスのほうが簡単で全体的に安くなる契約です。

新規契約で通話重視のプランを選ぼうと思ったらこのもしもシークスの新プランは一候補になることでしょう。

スマホ白ロムセットは白ロム価格より安い

更にもしもシークスが独自ルートから仕入れているとしているdocomoの白ロムセットが、現在かなりお買い得なセットになっており、SIMカードのみの契約以外にも格安スマホとしてスマホも一緒に契約する場合、今docomoの白ロムを買って自分で組み合わせるよりも安くなっています。

特に昨年11月ごろからこの2015年8月まで、MVNO向けのセット白ロムとして非常に高い人気を博していたXperia Z3 compactが、39800円という安さで売られています。現在このXperia Z3 compactはMNPの投げ売りが制限されたことによって白ロムが市場に流れなくなりました。その影響で今はその白ロム価格が高騰しており、5万円前後へと大幅に値上がりしてしまいました。この高騰してしまった白ロム価格と比べると、もしもシークスの白ロム価格である39800円はかなり安い販売価格となっています。

同じくXperia Z3もXperia Z4の発熱問題によって白ロムの人気が急上昇しており、こちらも価格が高騰しており、もしもシークスの49800円という価格ですら安く見える状況になっています。

しっかりしたスマートフォンが欲しくて、通話重視のプランを求めていた人にとっては、プランも端末も安く使えるメリットのある契約になるでしょう。

あとの問題は速度ということになるでしょう。

 

新規ならもしもシークス、MNPならY!mobile

ということでプランの内容やセットにすることのできるスマホの安さを考えると、もしもシークスの新プランは通話料込みで格安SIMのメリットを享受したい人には注目すべきプランになるでしょう。肝心のネット通信の回線速度が不明のため、簡単にはお勧めすることはできないMVNOではありますが、通話料にも無料分を設けたプランの登場はMVNO業界全体に風穴を開けることになるでしょう。

一方でMNPだとY!mobileのほうが安くなる場合もあり、無料通話の回数や時間も格段に増えます。しかも速度はMVNOとは比較にならないほど安定して速いため、MNPできる環境ならY!mobileがいいでしょう。MNPする場合は402SHの契約が一番お勧めです。この契約だとスマホ付きで4000円以下、長時間の無料通話が使えます。

もしもシークスと402SH契約のY!mobileの良さをそれぞれ比較してみましょう。

もしもシークス 402SH
料金 2980円 3758円
無料通話 5分、30回/月 10分、300回/月
データ通信量 7GB 6GB(8月契約まで)
その他 AQUOS CRYSTAL Y 402SH
の本体代込みで3758円

分割ならキャッシュバック1万円

もしもシークスは新規で最安1980円で無料通話付きのプランが契約できます。SIMカードのみの契約のため、Xperia Z3 compactとセットで契約すると若干高い金額になってしまいます。Y!mobileの402SH契約はMNP限定、2年縛り、という形になってはしまいますが、8月中の契約なら6GBのデータ通信量と10分、300回/月の無料通話、高性能スマホ、安定した速度という、もしもシークス以上のメリットを得られるようになります。

一応今回はもしもシークスのプランの紹介にはなるのですが、MNPの場合はY!mobileのプランが内容を上回っています。

MVNOとしてみた場合には、今回のもしもシークスの取り組みは内容的にもかなり面白いものではあります。通信速度という部分がまだ不安ですが、これまで他社のMVNOが手を付けなかった通話定額風の無料通話を提供しだしたことで、またMVNO業界は活発してくるでしょう。お勧めか否かの結論はまだ下せませんが、新規で契約するなら面白い存在であるのは確かです。

MNP可能な環境であれば、Y!mobileの402SH契約についてはもしもシークスと違ってお勧めできます。速度の安定感やスマホの性能の良さにはすでに実績があるため、信頼のおける通話向け格安契約です。

 

3 件のコメント

  • これはなかなかいいプランですねー!!
    「俺はスマホから電話をしないから今の通話従量制のプランで十分だ!!」
    つっても、多少無理しているところがあります。
    やはり、どうしてもかけなきゃいけない場面はあります。
    そこでこの契約はいいですねー。
    ただ僕の理想はデータ3GB、無料通3分10回、1800円。
    これなら、乗り換えの選択肢に入ります!!

    • 完全にスマホで通話しないってのは環境的に厳しいですからね。ちょっとは無料通話付きのプランがあったほうが安心できる内容かと思います。
      ただあとは速度の問題ですよね。NifMoが秋ごろにこのもしもシークスみたいな音声通話定額のプランを発表予定なので、もしもそちらのプランが良ければ速度と共に期待できそうです。

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