Wi-Fiルーター『Aterm MR03LN』,au版『MR03LE』,イオンWi-Fi『MR03LN AB』の特徴と評判・評価・レビュー

Aterm MR03LN

まだ1年も経っていませんが、MVNO向けのモバイルWi-Fiルーター、格安SIM用ルーターとして不動の地位を確立しているルーターがあります。

それは「Aterm MR03LN」というルーターです。これはMVNO、もしくはdocomoのデータプラン回線でも構わないのですが、とにかくデータプランで使うには最も性能もスペックも良いルーターです。

この「MR03LN」発売後も、いくつかのSIMフリーモバイルWi-Fiルーターが発売されてきましたが、性能や多機能という点でこのMR03LNを超えるものは出てきていません。未だにこのMR03LNはモバイルWi-Fiルーター界でトップに立つ最高峰のものです。

この「MR03LN」について各機能の解説と、auの回線に対応したmineo版、そしてイオンで発売されるイオンWi-Fi版についてそれぞれ詳しく解説をしていこうと思います。

 

MR03LNなオススメな理由

元々モバイルWi-Fiルーターは一つ良いものを購入してしまえば、スマートフォンのように何度も買い替える必要がなく、2年どころか4年ぐらいの長期間にわたって使い続けることが出来る代物です。妥協したものを購入してしまうと、1年前後で速度や電波環境に不満をもって買い替える人も多いので、モバイルWi-Fiルーターを買う場合はなるべく最初からいいものを買いましょう。

そしてその「良いモバイルWi-Fiルーター」の筆頭になるのが「MR03LN」です。このモバイルWi-Fiルーターは、以下の理由から圧倒的にその他のWi-Fiルーターよりもオススメ出来ます。それは、

  • 安い
  • 多機能

だからです。

「MR03LN」の魅力はこの2つが非常に高いレベルで実現されているからです。とてもわかりやすい形で安く、機能も4年後まで現役バリバリに使えるものが揃っているので、オススメと言えるのです。

ただこれだけ大雑把な説明ではわかりにくいと思いますので、もっと深く各種機能についてのメリットというものを次の項目から解説していこうと思います。

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MR03LNのスペック

まずは基本的なスペックを見ましょう。

Aterm MR03LN
MR03LN基本仕様
LTE対応Band 21/19/3/1
3G対応Band 19/5/9/6/1
バッテリー容量 2300mAh
Wi-Fi連続通信 約12時間
Bluetoothテザリング連続通信 約24時間
無線LAN周波数 5GHz対応
対応SIMカード microSIM
重量 105g
その他 クレードルで有線LAN対応

2.4インチタッチパネル操作対応

スリープ時250時間待機可能

 

詳しくは解説の章で説明するとして、大まかなメリットを挙げておきます。

  • 2万円ほどで買える安さ
  • docomoのLTE4Bandに対応
  • Bluetoothテザリングとバッテリー
  • MVNOに一発で通信可能

これらがMR03LNのメリットになり、次からその内容を詳しく解説をしていきます。

 

ハイコスパのWi-Fiルーター

冒頭でも話しましたが、モバイルWi-Fiルーターは良いものを買ってしまえば買い替えの必要性は電池ぐらいになるので、スマートフォンとはその声質が違います。

良いものと呼べるルーターの基準は①対応Band②多機能性③バッテリーの持ち、というところが挙げられるでしょう。
対応Band数というのはより広いエリアで高速通信が出来るかどうかがかかっています。もしも対応Bandが少ないと、圏外になったり遅い回線での通信をしなければいけなくなります。更にこれからはLTEが主流になります。そうするとLTEの対応周波数も多くないと回線速度やPing値といった部分で不満を感じるWi-Fiルーターになりかねません。

多機能性とはちょっと表現が曖昧ですが、Wi-Fiルーターはただ単にスマートフォンやゲーム機、あるいはタブレットやAndroidウェアなどに繋げるだけが役割ではありません。それ以外にもバッテリー消費を抑えた各種機能や、接続台数やWi-Fiの周波数、自宅の固定回線などとのリンク機能など、ただのWi-Fiルーター機能以外のプラスαが必須な時代になっています。

そして何よりも大事なのはバッテリー消費の問題と、スリープ機能などの電源を取り出さなくてもつけたり消したり出来る利便性の高さが必要です。昔のモバイルWi-Fiルーターは、電源をつけたらスリープなどせずに常時通信を行っている物が多く、こま目に電源をつけたり消したりしないと数時間で電池がカラになってしまうことがよく有りました。こうした電池の消費に対してどこまでデリケートな機能や扱いを見せるかという点もモバイルWi-Fiルーターを選ぶ際の重要な点になります。

これらの点について詳しくこれから解説をしていくわけですが、結論から言ってしまえば「MR03LN」はとても高いレベルでこれらの点をクリアしています。そのために特集を行うほどのオススメルーターとしての地位を確立しています。

 

docomoのLTE Bandに4つ対応

MR03LNはdocomoの回線、そしてそれを利用したMVNO回線に最適化されています。

対応Bandは(21/19/3/1)と現在docomoがサービスを開始しているLTE網全てに対応しています。この中で特にエリアが広いのはBand21と1です。これによってまず確実に平野部ではLTEを掴むことが多くなるでしょう。更に高速化を重視したBand3にも対応して、こちらのエリアが広くなった時には非常に快適な高速通信ができる事になります。

docomoでは更に他のLTE対応Bandもサービス開始を予定していますが、2014年の時点でサービスインしているLTE対応Bandはこの4つであるため、MR03LNはその全てをカバーしていることになります。数年後に他の対応していないLTEエリアが拡大したとしても、最も広いBand21と1に対応している時点でエリア問題で困ることはまず無いでしょう。

この4つのLTEエリアに対応しているという点において、MR03LNはモバイルWi-Fiルーターとして長い間最前線で使い続ける事のできる製品であるというのがわかります。

 

Bluetoothテザリング機能による長時間通信

MR03LNには様々な機能が用意されています。まず専用のクレードルを使うことで、充電が簡単になる他、有線LAN接続が可能になります。これによって自宅の固定回線とのリンクハブとして使うことも可能ですし、このモバイルWi-Fiルーターを使って自宅のPCを直接インターネットに繋げることもできます。利用方法は様々ですが、地味に有り難い使い方をすることが出来ます。

またかねてから予定されていた「SIMフリー化」については、2014年の7月のアップデートによってようやく実現されることになり、docomoやそのMVNOの回線だけでなく、SoftBank回線や海外のSIMカードでも利用できるようになりました。

そして最大の特徴とも言える機能がBluetoothテザリングです。Bluetoothテザリングとは、通常のWi-Fi通信ではなくBluetoothペアリングをすることで可能な通信方式です。Bluetooth対応の機器でしか出来ませんが、スマートフォンやタブレット、ゲーム機ならばほぼ備えている機能ですので多くの場面で利用可能でしょう。

このBluetoothテザリングは、メリットとデメリットを双方備えているものの、モバイルWi-Fiルーターとしてはかなり魅力のあるメリットになっています。Bluetoothテザリング最大のメリットは、電池消費が発生しないということです。Wi-Fi通信をメインに利用した場合は、最大12時間の連続通信が可能なMR03LNですが、Bluetoothテザリングになるとこれが倍となる24時間にまで延長されます。

これは旅行や丸一日充電できる環境にいられない時には重宝する機能でしょう。うまく無通信時間のスリープと併用すれば、充電なしで2日ぐらいは通信することが可能になります。むしろスマートフォンのほうがさっさと電池が無くなってしまうことでしょう。

こうした電池持ちが圧倒的に伸びるというメリットがある一方で、Bluetoothテザリングは速度がでないというデメリットがあります。通信方法の性質上仕方ないのですが、通信速度があまり出ません。出ても3Mbpsほどで、大体はそれ以下になります。といってもこの速度なら普通にインターネットのサイトを見る分には困りません。グーグルマップもちょっと待てば表示されます。動画も高画質で無ければ再生は可能です。問題になりそうなのは大きめのアプリなどをダウンロードするときには向いてないかもしれません。

バッテリー持ちが増える代わりに、ダウンロード速度は落ちてしまいますが、機能としてはかなり使いやすいものといえるでしょう。

 

MVNOに最適化されたAPNプリセット

MR03LNは今回キャリア販売を通さずメーカーが小売市場で直接販売するということで、MVNOに向けてチューニングを優先させたモバイルWi-Fiルーターとなっています。

というのも主要なMVNOの格安SIMへの接続を一瞬で可能に出来るように多くのMVNO向けAPNを最初からインストールされているため、わざわざAPN設定を新規で行う必要がありません(パスワードが独自のものは除く)。

docomo網を使ったMVNOはもちろん、SIMフリーアップデート後はSoftBankやその他のSIMカードでも使えるようになったため、モバイルWi-Fiルーターとして多くの場面で活用できるようになりました。

 

価格が2万円ほど

そしてこれだけの各種機能の豊富さ、数年はメインのルーターとして使える対応Bandという満足度の高いWi-Fiルーターになっているにも関わらず、現在の販売価格は2万円ほどになっています。

goo simsellerのように保証クレードル込みで25000円、ルーター単体で23000円という高機能ルーターとしては購入しやすい金額です。各MVNOでは2年契約を前提としたMVNO格安SIMと共に分割支払いでの契約に対応しているので、一括購入の余裕が無くても月1800円ほどで最初から通信できる状態でMR03LNを利用できます。

数年間利用する前提で考えると、この価格は破格です。ちょっと前までBand数の対応が2つほどで電池持ちも良くなかったdocomoのルーターが13000円ほどで取引されていたことを考えると、エリアも電池も圧倒的に使いやすくなって1万円ほどの値上げで済んでいるので、コストパフォーマンスはとても高い優秀なルーターです。

 

デメリット

これだけの素晴らしいルーターですが、デメリットもいくつかあるので、購入前にはこちらを知っておかないといけません。

そのデメリットとは

  • 重い
  • 蓋が固くて開きにくく、壊れそうな不安になる

この2つがデメリットとして大きいでしょう。性能面、Wi-Fiルーターとして仕様面というよりも、作りの部分で不満を感じる出来になっている部分があります。

まずは単純に重いことです。バッテリー容量を増やしていることも関係ありますが、重さを結構感じます。ルーターとしても大きめですし、カバンなどを使わずにこれを持ち歩こうとしたら、余裕のあるポケットのあるズボンが必要でしょう。

そして蓋が開きにくいので、購入直後にも関わらず設定を行う際に壊してしまうのではないかという不安に苛まれます。蓋を開けることは機会として少ないかも知れませんが、女性などにはちょっと不親切な設計になっています。

 

au対応版の「MR03LE」

この「MR03LN」のau向けMVNO「mineo」に対応した特別モデル「Aterm MR03LE」が登場しました。

これによってdocomoのLTEには完全に対応していて、SIMフリー化も果たしたMR03LNでも対応範囲があまり良くなかったauのLTE網でも、「MR03LE」では完全にau向けへ対応することで非常に使いやすくなりました。

この「MR03LE」の登場で、au向けMVNO「mineo」では最も良いルーターになったといえるでしょう。これまでau向けのルーターというのはほとんど最適化されて登場したものはありませんでした。それがMR03LNの各種便利な機能を継続した上で、auのLTE対応Band(1/11/18)に完全対応した「MR03LE」の突然の登場で状況が一気に改善しています。

mineo回線しか使えないという問題もありますが、mineoで使うならば最も適当なモバイルWi-Fiルーターがこの「MR03LE」になるでしょう。

 

イオンWi-Fi「MR03LN AB」

またスマートフォン事業を拡大させているイオンでもこの「MR03LN」が採用されて、IIJmioの格安SIMとセットにさせたイオンWi-Fiとして発売がされています。

イオンモデルは「MR03LN AB」という型番がついていますが、基本は「MR03LN」と変わるところのない同一モデルです。

最も安いプランでは1680円で3GBのデータ通信量を利用したWi-Fi通信が利用できます。

 

 

このようにMR03LNは、発売から多少は時間が経過しているものの、au版やイオンモデルとして発売されるなど、その性能の高さから標準的な高性能Wi-Fiルーターとしての地位を掴んでいます。この事やこれまで解説したきたそのメリットからわかるように、今現在モバイルWi-Fiルーターを買おうとした場合には、真っ先にその購入候補に入れるべきWi-Fiルーターです。

これからモバイルWi-Fiルーターを買おうと思っている人や、MR03LNを購入しようか迷っていた人は、高確率で満足出来るスペックになっているので、このMR03LNを選んだほうがいいかと思われます。不具合も少なく、安定した通信が期待できるWi-Fiルーターの一つです。

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