格安SIMをPocket Wi-Fi化で携帯代を安く!メリット・デメリットとオススメのモバイルルーターについて

Aterm MR03LN

格安SIMはスマートフォンに使うもの。そんな考えに捉われていませんでしょうか。実は格安SIMにはそれ以外の利用方法があります。

例えばゲーム機。PSP PSPVITAなどのdocomoSIMカードを差し込める機器の場合で、APNを設定することが出来れば格安SIMでもネットゲームをする事が出来ます。スマートフォンの延長のようにして使うことが可能です。

今回大きく取り上げるのはこれと同じように、モバイルWi-Fiルーターにおける格安SIMの利用方法についてです。格安SIMはスマートフォンに使うように簡単にモバイルWi-Fiルーターでも使う事が出来ます。モバイルWi-Fiルーターでの通信はスマートフォンだけでなくタブレットを含んだ多くのデバイスを通信を繋げることが出来ます。

今回はこうした格安SIMを使ったポケットWi-Fi機能が利用できるモバイルWi-Fiルーターの中で、オススメと呼べるもの、docomo網で通信を行うタイプの格安SIMで使いやすいものをいくつか取り上げて、利用の助けになるような内容に出来ればと思います。

 

格安SIMとモバイルWi-FiルーターでポケットWi-Fi化のメリット

何故スマートフォンへ直接格安SIMを差さず、モバイルWi-Fiルーターへ格安SIMを使うのか。その一番の理由は複数のWi-Fi利用可能なガジェットを同時に一つの回線で使う事が出来るからです。

モバイルWi-Fiルーターを利用する事で、スマートフォンだけでなくタブレットやゲーム機、ノートパソコンなどのデジタルガジェットを一つの契約回線だけでネットにつなぐ事が出来ます。しかもモバイルWi-Fiルーターという形になるため、自宅の固定回線のWi-Fiのように持ち運び出来ないようにはなっていないので、出先でも複数の機種を自分のネット環境で繋ぐ事が出来ます。

 

もしもスマートフォンにSIMを差して使う必要が無い場合、例えば2台持ちなどで通話とメールをガラケーで済ましている場合は、モバイルWi-Fiルーター経由でネットを繋ぐ事で、スマートフォンのみならずタブレットなどの複数のアイテムを一つの回線で幾つも繋げる事が出来ます。

 

格安SIMとモバイルWi-Fiルーターのデメリット

複数の機種と一つの契約だけでネットに繋げられて、通信料金の節約も可能な格安SIMとWi-Fiルーターの組み合わせは、一見大きなメリットを持つ使い方のように思われます。

ですが一方で大きいデメリットも存在しており、それは中々見過ごせない問題になっています。デメリットは主に2つです。

1つは持ち物が多くなる事です。スマートフォンをルーター経由の通信だけにすると、通話やメール用のガラケーなどの別の端末を用意しなければいけません。そうするとガラケーとスマートフォン、そしてWi-Fiルーターという3つの電子機器を最低でも持ち歩く必要が出てきます。こうなるとカバンやポケットの多い洋服が必要になり、ちょっとした近くへの散歩にも持ち物が増えてしまうのは面倒な気持ちにさせる事でしょう。

2つ目は格安SIMのデータ通信量の問題です。格安SIMはキャリア契約よりもデータ通信量が少ないプランが用意されています。特に安いプランを契約するとデータ通信量は複数のデバイスで使うには十分ではありませんので、すぐに規制値まで達してしまう可能性があります。契約するプランを中位から上位の大容量のデータ通信量のあるコースを契約しておかないと、複数の端末で繋ぐには不安なところでしょう。

 

以上のようなデメリットがWi-Fiルーターと格安SIMの組み合わせには存在します。そのため契約するコースとその料金についてよく考え、更に持ち運びについて手のかかる状態というものを我慢できるかということを考えなければいけないでしょう。

 

高いけど4Bandに対応した高機能オススメルーター3種

Aterm MR03LN

モバイルWi-Fiルーターはいいものを買うべき、これが個人的に感じる消費の仕方です。何故ならばモバイルWi-Fiルーターはスマートフォンとは違って数年経ってもスペック的に型落ちになるという確率が少ないからです。スマートフォンだと数年前の機種は何世代前といった表現をされる形で型落ち度が酷くなります。それがWi-Fiルーターでは古いものでも現役バリバリで使われていますし、中古品として販売されているものも4年ぐらい前のものでも5000円前後という高額な値段で取引されています。

スマートフォンとは異なって、モバイルルーターはいいものを購入すれば何年先まで現役で使い続けられるという特色が存在しています。性能が良くて電波状況のいいものを選べば、数年先まで使えるために結果的に安い買い物になってくれるのです。

そしてまず最初に紹介するモバイルルーターはそういった何年も先でも使い続けられるものを選んでみました。NECから販売されているモバイルWi-Fiルーターである「Aterm MR03LN」です。

まずは詳細スペックを書き出してからそれぞれの内容を見ていきましょう。

  • docomoのLTE周波数に4つ対応
  • バッテリー交換可能で12時間以上の長時間通信が可能
  • 同時接続は10台
  • Bluetooth接続が可能で、低速ながらバッテリーを抑えることが可能
  • 価格は2万円ほどから。格安SIMとのセットもあり。

4つのLTE周波数が使える

  • Band1(2.1Ghz)
  • Band3(1.7Ghz)
  • Band19(800MHz)
  • Band21(1.5GHz)

まずこのルーターはドコモの回線網に最適化された製品になっています。利用できる周波数、つまり使えるエリアが全てドコモの用意しているものと一致します。特に大きなメリットはLTEの周波数で4つもドコモ回線と一致するものがあるという事です。これにより商業地区などではまず確実に3Gに落ちることはないでしょう。常にLTEを使った高速通信が出来る可能性が高いです。

 

Bluetoothテザリングで長時間の利用が可能

このMR03LNにはBluetoothテザリングという機能が備わっています。

Bluetoothテザリングとはどういうものかというと、それぞれの機器をネットに繋ぐWi-Fiという手段とは別に、Bluetoothでも通信が可能な方法があり、それがBluetoothテザリングと呼ばれるものです。

 

Bluetoothテザリングは大体の場合でWi-Fiと同じ使い方と考えて大丈夫です。ですが明確なメリットとデメリットがはっきりと別れて存在します。

Bluetoothテザリングで通信接続をした場合、通常のWi-Fi接続と比べて極端に速度が落ちます。大体2Mbps前後です。普通にネットを見るだけなら全く問題のない速度ですが、動画の視聴やダウンロードをするには遅めの速度になります。Bluetoothテザリングでは高速にはならないというデメリットがあります。

こうした低速まではいかないものの、中速とでも表現すべき速度しか出ないBluetoothテザリングですが、一方で大きなメリットもあります。それはバッテリーが減りにくいというメリットです。BluetoothテザリングはWi-Fiに比べて半分以上のバッテリーを同じ通信時間でも節約する事ができます。

ルーターの電池持ちというのは常に気になる事案であるかと思いますが、速度を犠牲にする事でバッテリーを長持ちさせるBluetoothテザリングという方法が使えるのがこのMR03LNです。

 

最初からMVNOのAPNのプリインストールがされている

またこのMR03LNはドコモの電波環境に最適化されているだけでなく、主要なMVNOのAPNを最初から端末内の設定内に仕込んでいるため、MVNOの格安SIMを使ってもすぐに使う事が出来ます。

主要なIIJmioやOCN、BIGLOBEといった回線を利用してすぐに使う事が可能で、設定方法も本体がタッチパネル式で操作を行えるため、手元にパソコンなどが無くても操作する事が出来ます。

多機能かつ非常に高スペックなルーターですので、長く使えて間違いの無いオススメな格安SIM向けのモバイルWi-Fiルーターです。



 

Wi-Fi STATION L-02F

MR03LNの次にお勧めするのが、docomoから発売されているLG製のモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION L-02F」です。

こちらもNECのAterm MR03LNと同じぐらいに高性能なルーターです。モバイルWi-Fiルーターはあまり新作がポンポン出てこないので、発売時期を見ると結構経過した端末ではあるものの、モバイルWi-FiルーターとしてはこのL02Fと先ほどのMR03LN、そして次に紹介するHW02Fが現状最もハイスペックなルーターと呼べる状態です。

どれではこちらも特徴からそれぞれの内容を見ましょう。

  • docomoのLTE周波数に4つ対応
  • バッテリー交換が出来、こちらも13時間以上接続する事が可能
  • 同時接続は10台
  • 価格は2万円ほどから
  • SIMロック解除対応で、auのmineoでも通信可能(ただしエリアは狭い)

こちらもLTEは4周波数

先ほどのMR03LN同様にL02Fはドコモが展開しているLTEを4つ掴むことが出来ます。ここで最初に紹介している3つのルーターはどれも4つのLTE周波数に完璧に対応しており、山登りやひと気のない所へ行かない限り常に高速通信の恩恵を受ける事が出来るでしょう。

 

有線LANでPC接続が可能

L-02Fだけではないですが、ここのオススメルーター3つは有線LANによる接続が可能です。格安SIMを使った有線LAN接続はデータ通信量の関係上あまり有効性は少ないかもしれませんが、あると便利な機能ではあります。大容量のプランと組み合わせることが出来れば、ノートパソコンでのネット利用を助けてくれるでしょう。

 

SIMロック解除でauのデータ通信も一応出来る

またこのL-02Fは入手方法としては白ロムを購入するという形になります。docomoから発売されているため、単体で自由に買えるMR03LNとは少し違っています。購入する店舗によっては中古品だったりメーカー保証が終了しているのもあるので注意しましょう。

そしてdocomoへ持ち込むとSIMロック解除をすることが出来ますので、海外などで使える可能性もあるモバイルWi-Fiルーターです。更に国内でもauのデータ通信がLTEのみで利用できます。mineoでも接続が出来ます。しかしこれはあくまでも一部使えるというレベルの内容であって、使いやすいというものでもありません。対応しているLTE回線は1つだけですので、auの通信を目当てにしないほうがいいでしょう。

ちょっと不具合が初期ファームで目立った

オススメなモバイルWi-Fiルーターではあるのですが、L-02Fは最初の頃のファームでWi-Fiが特にPC系デバイスで繋がりにくいという問題が起きていました。決して全てのモデルで起こる不具合のようではないですが、購入するときには保証期間を確認できるお店にした方がいいでしょう。

 

Wi-Fi STATION HW-01F

こちらもハイスペック型のモバイルWi-Fiルーターです。ファーフェイという中国の大手スマホメーカーが製造したHW-01Fです。こちらもdocomoから発売されるという形をとっています。

HW-01Fを含むこの上位3つのルーターは、どれも4つのLTE周波数に対応していることで、これから数年先まで継続して使い続けることが出来る仕様です。今後は更に各周波数のエリアが広くなるため、使いやすくなることはあっても、使いにくくなることは無いでしょう。

  • docomoのLTE周波数に4つ対応
  • バッテリー交換が出来、7時間以上接続する事が可能
  • 同時接続は10台
  • 価格は2万円ほどから

L-02Fよりちょっとだけ安い

基本機能はMR03LNやL-02Fと似通っています。細かいスペックの違いは連続通信時間、Bluetoothテザリングが出来ないということを除けばほとんど変わりありません。違いとしてはL-02Fよりも白ロムが安いということぐらいでしょう。

MR03LNやL-02F同様に高機能なルーターではありますが、これまでに書いてある特徴を引き継いでいるため、特に特筆することはありません。通信時間が少し短いため、時間を重視したい場合にはその他2機種がいいかもしれません。

 

安いものが欲しいなら・・・

GL06P

LTE対応で長く使えるモバイルルーターを選ぶならば、この3つが絶対に選ぶべきモバイルWi-Fiルーターになるでしょう。特にNECのMR03LNはBluetoothテザリングが可能になっていて、Wi-Fi経由のネット接続よりも電池持ちを確実にアップさせることが出来ます。反面速度が出ないデメリットもありますが、ルーターの電池が少なくなってきた時にこちらのBluetoothテザリングに方式を変えることで、その日1日ぐらいはルーターを使い続けることが出来ることでしょう。

ですがこれらのルーターはどれも2万円に近い値段がしてしまいます。長く使えるため決して高い買い物では無いのですが、そこまで良いものを必要としない時には、少し躊躇してしまう金額でしょうか。

そこで最後にもう一つ、あまり高い金額では無いdocomo回線のMVNOが使えるモバイルWi-Fiルーターを紹介します。これは現在Y!mobile、昔のEMOBILEから発売されたGL06Pというルーターです。実はEMOBILEから発売されているGL〜始まる名称のルーターは、このGL06PまではSIMフリーのものが揃っており、EMOBILEだけではなくdocomoのSIMカードでも利用出来るようになっています。

  • docomo回線とそれを使ったMVNOで使える
  • バッテリー交換可能で6時間
  • LTEは狭いエリアの1つだけ対応
  • 設定にはパソコンが必要

SIMフリーであるため、EMOBILEに限らずY!mobileやdocomo網を使った通信回線で利用出来ます。

バッテリーは重さの割に他のルーターよりもちょっと持ちが悪いようです。ただ低価格で追加のバッテリーを購入出来るので不安な方はそちらを用意すると良いでしょう。それを買うぐらいならば上にある3機種を買うほうがいいですが・・・。

LTEもエリアの狭い東名阪バンドと呼ばれるものにしか対応しておらず、首都圏の中心部以外ではまずLTEは掴めないため、基本全て3Gでの通信になるでしょう。3Gだと速度があまり出ないため、ある程度不自由することに覚悟が必要です。

またAPN設定がパソコンから専用ソフトを使って設定する必要があるため、その他のルーターに比べると面倒な所が目立ちます。

 

まとめ:持ち運びが大変だけど、メリットが大きい格安SIMのPocket Wi-Fi化

デメリットが確かにある格安SIMを使ったモバイルWi-Fiルーター運用ではありますが、複数のスマートフォン・タブレットを利用する場合には、確実に料金を下げることが出来ますし、本来格安SIMを使う場合はdocomoとauのスマホを用意しなければいけない所を、SoftBankのスマートフォンでも使う事が出来ます。

SoftBankのスマートフォンは格安SIMが使えないため、中古市場ではかなり金額が安くなって売られているので、Wi-Fi運用が前提となればスマートフォン本体を低価格で用意することも可能です。格安SIMの縛りに捉われず、使いたいスマートフォンをSoftBankのものにまで選択肢を広げることができるというメリットも生まれます。

もちろん最初のほうに書いたように毎月の費用の節約にも繋がるので、複数の端末を持ち歩くことに抵抗さえなければ格安SIMのPocketWi-Fi化は格安SIMの運用方法として有用な手段と呼べるでしょう。

組み合わせる格安SIMとしては、データ容量の多いプランが安心出来ますし使い勝手も良くなります。

例えばOCNモバイルONEの1日100MBコース。これならば動画を除けば繋いでいるほとんどのデバイスで1日中快適な高速通信が出来る状態で使い続けられます。万が一に速度制限にかかっても、規制はその日1日だけです。

もう一つはBIGLOBEの5GB以上のコースです。最もコストパフォーマンスが良いのは5GBですが、利用量によってコースを変えると良いでしょう。最大10GBまでコースを選ぶことが出来ます。10GBも通信容量があればルーターとしては充分なほどでしょう。固定回線替わりにはなりませんが、モバイル回線ならば優秀です。

また速度は一定に絞られていますが、ぷららモバイルの無制限通信プランならばデータ通信量の規制を気にしなくてもいいので、モバイルWi-Fiルーター向きと呼べます。

 

オススメのモバイルWi-Fiルーターの中でも特にオススメなのがNECのAterm MR03LNでしょう。機能が複数用意されていてスペックも申し分ありません。今紹介した3つの格安SIMとのセット販売もMVNOが提供していますので、そちらで契約すれば分割支払いでルーターの代金を支払えるため、購入はしやすいでしょう。

例えばBIGLOBE 3G・LTEのセット販売⇒BIGLOBE LTE・3G

あとは端末代金が一括払いになるものの、総支払額では最も安いgoo simsellerのOCNモバイルONEセットがオススメです⇒goo SimSeller

格安SIMのPocket Wi-Fi化で携帯代の節約、各モバイルデバイスの通信費の節約が出来るので、これらオススメルーターを利用したWi-Fi運用をしてみてはどうでしょうか。

6 件のコメント

  • Mineoで au の Optimus LG21を使用してます
    GL06P Huawei を中古で買ったのですが
    上手く使えません
    設定ができていないのか
    もともと使用不可なのかがわかりません
    教えていただけるとありがたいです

    • GL06PのLTE対応BandとauのLTE対応Bandで一致するものがないので使えないです。
      GL06Pを使う場合はdocomo系のMVNOかY!mobile回線で利用するしかありません。

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