『遅い』OCNモバイルONEの速度が改善され、MVNO屈指の高速回線になりかけている様子(お昼以外)

ocn

今月の初め頃、中古販売ショップゲオがOCNモバイルONEと提携し、中古スマホを利用した格安スマホの販売を始めると聞き、OCNモバイルONEのその当時の速度を測ってみました。

結果は以下の記事で確認できますが、過去に5つのMVNOで計測し比較した時の速度とほぼ変わらず、「相変わらず遅いな」という感想を持ちました。OCNモバイルONEはこの数ヶ月こうした低速状態に陥っており、ネット上の評判も「IIJかOCNを選べばいい」みたいな風潮が変わり、「OCNはダメ」という認識が共通化されてきていたように感じます。

ゲオスマホの良い点と問題点 OCNモバイルONEの速度低下が目立つ | 格安スマホ回線研究所

OCNモバイルONEに関してはそのプランの特性上、毎日フルでデータを使われてしまうため、通信帯域は常に混在している印象を受けます。主要なプランの一つが、翌日には速度規制が解除される類のものですから、普通Wi-Fiでうまく月間の使用量を節約するところを、毎日データを使い切るギリギリまでLTEモバイル回線で使っても困らないわけです。なのでOCNモバイルONEの速度低下の受難は今後も続くと思っていました。

ところが

どうやら4月14日を境として、OCNモバイルONEは通信帯域の増量に投資をしたらしく、ネットでも速度上昇の声が聞こえるようになりました。

Twitter検索、2ちゃんねるなどのコミュニティ上で、設備投資の効果が感じられる速度を報告している人達が増えており、確実に動きがあったことがわかります。コメント欄にも以下のようなコメントが寄せられています。

アーリーアダプター より:
2015年4月18日 9:08 PM
OCN利用者です。
数日前からダウンロードスピードが急に改善された感じがして、スピード測定してみると20MBは出ました。(4月17日夜計測)
私の住んでいる地域だけかと思っていたら、あるサイトで他のユーザーからもスピード改善された情報が載ってました。
是非、最新調査をお願いします。

この帯域の増量と思われる動きは、今回相当ハッキリする形で現れたので、OCNモバイルONEの現在の速度を測ってみました。

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速度の改善があったOCNモバイルONE、だが・・・

速度計測は、日をわけて行っています。その理由は、速すぎたからです。

速度計測のアプリは速度を測る時に一定の時間測りっぱなしなのですが、この時に速い速度を出せば出すほど、通信する情報量も多くなります。今回はOCNモバイルONEがあまりにも速度が速いため、たった数回の計測をしただけで、100MB以上の通信量に達してしまい、今契約しているプランの110MB/日の通信量をオーバーしてしまったからです。

なので同じ日の計測ではありませんが別々の時間帯では測っているので、参考にはなるかと思います。

モバイル回線が遅くなるのは、平日のお昼です。仕事の休憩時間と重なるため、モバイル環境はトラフィックが増幅します。そのため非常に遅くなるのが常で、この時間帯に速度が出るMVNOというのは非常に珍しい存在です。

どうやら4月14日~の増強初週は、このお昼の時間帯に10Mbpsを超えているなんていう計測結果が出ていたようですが、4月20日~の計測結果ではこの時間帯の速度は10Mbpsなど出ずにかなり抑えられた速度になってしまいました。

それでもMVNOの中ではお昼の時間帯としては比較的速いと評価できる1Mbps以上の速度は保っています。13時に入るとすぐに速度が回復するため、混雑度合いなど関係なく、OCN側で帯域の制限を強くかけているかと思われます。4月14日~見られた特段にお昼に速い状況が生まれていたのは、この制限をかけていなかったからではないでしょうか。

結構報告されている速度よりは遅いですが、まあ困るほど遅くはなっていないので、速くなったとは言えると思います。

OCN12ji

 

そしてOCNモバイルONEは、冒頭でも触れたように1日ですぐにデータ通信量が再チャージされるので、使い切りを図った人が夜に通信を増加させる傾向があります。そのため、夜に遅くなる場合が他のMVNOに比べて高いのですが、そんな時間帯でもなんと10Mbps以上を余裕で出しており、やはり速度が改善されているのがわかる状態です。

OCNgogo

お昼の時間は一時的な速度増幅があったかと思われますが、現時点で確認した限りでは、最低限の快適さを保つ程度に速度は抑えられています。ただそれ以外の時間帯では速度が向上しているのは確かと言えます。

まとめ:認識を改めさせられる満足感の高いMVNO

このように今回実際に速度を観測してみてその結果からもわかるように、OCNモバイルONEは4月上旬に下した「遅い」という評価が過去のものとなり、恐らくは現在最速に近い格安SIMであることがわかります。

数か月にかけてどの時間帯でも0.5~数Mbpsぐらいの遅めの速度しか出せなかったOCNモバイルONEですが、4月中旬から始まった今回の高速化によって選ぶべき格安SIMの一つとして評価をつけたいと思います。この速度には一切ケチはつけるつもりはありません。MVNOとしては充分です。そして速度が出る上に、無料の公衆Wi-Fiスポットが使えてデータ通信量を繰り越しできるのですから、今一番オススメできる格安SIMという評価にまで上げていいかもしれません。

もちろんこの状態を維持してこその評価にはなるので、まだ時期尚早かもしれません。現にお昼の時間帯は14日~と20日~では違いがありますので。

ただし、これまでOCNモバイルONEについては低評価を下していましたが、今回のこの記事をもって撤回はしたいと思います。速度は確実に上がっています。これなら契約に価すると言っていいでしょう。

OCN モバイル ONE

おまけ:NifMoを使った完全自己責任の2つのAPNを使い分ける方法

このOCNモバイルONEの強化によって、ある格安SIMでちょっとした裏技を使えます。完全に自己責任の内容なので実行した場合の責任を当方は負えませんのでお気を付けください。

MVNOの中でも速いNifMoは、実はぷららモバイルLTEのようにOCNモバイルONEのAPNで今のところ接続が可能になっています。OCNがMVNEになっているということでしょう。なのでNifMoの普通のAPNのほかに、OCNモバイルONEのAPNでも接続できます。

そしてNifMoのAPNとOCNモバイルONEで通信した速度は、全く違う通信速度になるのです。以下が今回の速度計測の結果ですが、NifMo回線をNifMoAPNで使った速度と、OCNAPNで使った速度では異なった結果が出ます。今回はOCNモバイルONEのAPNのほうが速いという結果になりましたが、時期によってこの速度の良し悪しは入れ替わるでしょう。なので、その時々に速度の出るほうへAPNを切り替えながら使うことで、普通にNifMoだけで使うよりも高速な回線へのアプローチをするのに2種類の方法を持つことが出来ます。

OCNVSNIFMO

2種類の速度の異なるAPNを運用できるという点において、実はOCNモバイルONEよりもNifMoを契約してこの裏ワザを使ったほうが使い勝手はいい格安SIMになります。

格安SIM、NifMoはこちら

ただこれは本当に自己責任で運用してもらわないと困る方法なので、トラブルがおきても解決する能力のある人以外は実行しないようにお願いします。一応OCNのAPNに繋いでもぷららモバイルと同じように追加料金を支払うことは無いですが、それも「今のところ」は無いだけですので、今後については不明です。なので実行する際には自己責任でお願いします。

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