ヤマダ電機の格安スマホの考察、セット端末内容とレビュー

yamada

前回ヨドバシカメラの格安スマホを紹介しましたが、今回は同じ家電量販店で格安スマホを提供しているヤマダ電機の格安SIMおよび格安スマホについて紹介したいと思います。このスマホ契約のメリットやデメリット、どのような特徴があるのかということを考察していきたいと思います。

ヤマダ電機でスマートフォン販売を行っている全国の店舗で購入することが出来ます。またヤマダMobileなどの専門店でも契約は可能です。

SIMのみの契約ではデータ通信オンリーで月額680円から契約することが出来ます。スマートフォンは複数の機種が用意されているため、初期費用は選ぶ端末によって異なります。音声契約では1580円からの契約が可能です。最も高いプランでは4580円の音声回線プランが用意されています。音声プランには契約解除料金が発生します。この辺りは後ほど詳しく解説します。

ヤマダ電機スマホセットの内容

ではここからヤマダ電機スマホの中身を回線と端末で分けて見ていきましょう。

ヤマダ電機の格安スマホでは、回線はヤマダSIMとしてUNEXTのUmobile回線を利用しています。UNEXTがMVNEとなってヤマダ電機に卸しているわけですが、そのプランや運営自体はUmobileになります。

セットにされるスマートフォンは何か特定の端末一つというわけではありません。ファーフェイ端末やSIMフリー端末を輸入、独自販売をしているfreetelのスマートフォンを複数用意しています。ヨドバシカメラのように家電屋らしく選択肢を多くして比較購入してもらおうとしているのが特徴的です。

店によっては扱っているSIMフリースマートフォンの種類が微妙に異なりますが公式HP上で発表されているのは以下の5機種です。

  • FT132A priori
  • FT141 NICO
  • FT142D(ZTE Blade Vec 4G)
  • CP-F03A
  • Ascend G6

価格は高くても32000円ぐらいまでとなり、安いものだと1万円台での購入が可能となります。

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回線の内容

まずはヤマダの格安スマホで使われる格安SIM回線についての考察を行っていきたいと思います。

ヤマダ電機で使われる回線はUNEXTが運営するUmobile回線を「ヤマダSIM」と銘打って使われています。その他にもOCNモバイルONEやIIJmioの通信回線も扱っていますが、サポート含めて格安スマホのセットとして売り出しているのはこのU-mobileの回線になります。

簡単にまとめてからそれぞれの項目について見ていきましょう。

  • U-mobile回線を使用
  • 高速通信は1GB~無制限
  • 音声通話プラン付き
  • 月額は最大2980円
  • 速度は決して速くない

U-mobileはMVNOとしては最安

Umobileの回線を使っているのがヤマダ電機の格安スマホとなりますが、このスマホの回線に利用されているのがUmobileというMVNOの回線です。このUmobileという事業者は、データ通信量単位でのプランの安さはMVNOの中でも最安と言えるトップクラスの安さになっています。

最安プランでは1GBの通信が780円、2段階型の通信方法では680円という本当に安い料金から格安SIMを利用することが出来ます。

しかも7GBという通信量が多めのプランでも、データプランのみでは最も安い2480円、音声通話付きのプランでも2980円という恐ろしく安い価格で提供をしています。音声通話とデータプランを合わせた料金としては、格安スマホの中で最も安い部類と言えるはずです。

 

速度は微妙、規制は強め

安さでそのインパクトを残すUmobileの回線ですが、問題はあまり速度が出ないことが挙げられます。

umobileは安さこそ非常に優秀ともいえるプランになっているのですが、通信速度は他のMVNOに比べて全然比較にもならないくらい遅いです。そう、umobileは安いメリットこそありますが、速度は出ないというとてもわかりやすいデメリットが存在します。

正確にはヤマダSIMではありませんが、U-mobile本家の格安SIMの速度について測ってみたのを紹介しましょう。

 

下り:4.2Mbps/上り:8.3Mbps
下り:3.6Mbps/上り:1.4Mbps
下り:3.0Mbps/上り:4.4Mbps
下り:2.8Mbps/上り:3.8Mbps
下り:6.7Mbps/上り:4.8Mbps

 

ご覧のように速度はベストエフォートで150Mbps出るとされているはずなのですが、実際に出る速度はわずか3~4Mbpsが平均値になっています。これでも通常のブラウジングには影響は少ないと思いますが、重めのコンテンツページや動画などを見ようとした場合には確実に時間がかかる速度になるかもしれません。

更にU-mobile本家で行われている速度制限も通信量制限もない無制限プランでは以下の様な口コミがされています。

 

・YAMADA SIMではありませんが同じ会社のU-mobileのLTE使い放題プランを今年の11月から契約しています。多分YAMADA SIMの7GBプランの上位プランになるかと思います。
このプランは無制限の通信が出来るという内容でしたので、すぐに今まで使っていたプランから変更をかけて利用していました。ただ注意書きに、使いすぎた場合は規制をかけるという内容が書かれていました。

この使いすぎの基準については、数GBを1日で使うようなユーザーが対象だと思っていたのですが、実際にはもっと厳しくて、1日に1GB使った時点で速度規制が始まって、DL速度が0.05Mbpsなんていう使い物にならない速度で通信しなければいけなくなりました。多分3日1GB制限が設けられているのでしょう。

ハッキリ言って速度面では元から悪かったU-mobileの通信回線ですが、今回のLTE使い放題プランで期待が大きかった分、このような規制をかけられて大変残念に思っております。

 

 

これはU-mobile本家で使われているLTE使い放題プランについての口コミではありますが、U-mobile回線の速度面での扱い方についてわかりやすい評価になるかと思います。U-mobileの回線は残念ですが、速度の快適さという点で他のMVNO回線と比較して劣っているといえるでしょう。

 

セットにされる端末の比較と考察

現在ヤマダ電機の格安スマホに用意されているセット用スマートフォンは、11月時点で5種類です。この内3種類がfreetelから発売されている端末で、もう一つがファーウェイから発売されているスマートフォン、もう一つがCoviaのスマートフォンになります。これらのスマートフォンについてそのスペックの比較、価格の比較、そして使いやすさについての考察をしてみましょう。

まずはスマートフォン端末の紹介とスペック比較です。

  • FT132A piori
  • FT141 NICO
  • FT142D(ZTE Blade Vec 4G)
  • CP-F03A
  • Ascend G6

これらのスマートフォンが現在ヤマダ電機で取り扱っているSIMフリースマートフォンになります。これをスペックがいい順に並べて比較してみましょう。

端末名 FT142D LTEX
Blade vec 4g
Ascend G6 freetel NICO CP-03Fa freetel piori
Android OS 4.4 4.3 4.4 4.4 4.1.2
チップセット Snapdragon 400 Snapdragon 400 MT6582 Snapdragon 400 SC7710
ROM/RAM 16GB/1GB 8GB/1GB 16GB/1GB 8GB/512MB 512MB/512MB
画面表示 1280×720(HD)
5インチ
960×540(QHD)
4.5インチ
1280×720(HD)
5インチ
960×540(QHD)
4.5インチ
480×320
3.5インチ
バッテリー 2300mAh 2000mAh 2000mAh 2300mAh 1500mAh
メインカメラ 1300万画素 800万画素 800万画素 500万画素 200万画素
LTEネットワーク 2100/1700/800MHz 2100/1800MHz 非対応 非対応 非対応

 

何度かこの格安スマホ特集の中で紹介しているBlade Vec 4Gが最もこの中ではスペックが高いです。一方FT132A freetel prioriなどはとても低い性能でかなり利用条件は制限されるかもしれません。これらの価格をスペック順に出しておきましょう。

端末名 FT142D LTEX
Blade vec 4g
Ascend G6 freetel NICO CP-03Fa freetel piori
販売価格
(税抜き)
29800円 29800円 17800円 18856円 9800円

 

価格では最も安いので1万円いかないものも存在しています。高くても3万円ほどということで購入しやすい価格のものが揃っています。

ですがそのスペックを見ると決して1万円以下でも安いとは言えない性能の不安があります。正直Coviaまではどれもあと1年使えるかどうかというスペックですし、サイズ的にFT132Aに関してはネットを見るにも小さすぎ、マップやブラウザを使うには解像度も低いため非常に見にくいスマートフォンです。スペックも高くないため、これは完全にメールと電話だけで使うような用途以外には、今の時代とてもじゃないですが使えません。1万円を払ってこれを買うようならば、もう2万円追加してでもBlade Vec 4Gを購入したほうが結果的に安上がりになるかと思われます。

そのBlade Vec 4G自体もSo-netの格安スマホセットに比べるとコストパフォーマンスは決して良くないというのが端末全体での評価になります。以下では個別の端末の評価について短くまとめてみます。

 

FT132A freetel priori

piori

税抜き1万円以下で購入可能なこのSIMフリースマートフォンですが、スペック表から見ても分かるように性能が低く、利用に大きな支障が生まれかねません。

テザリングが出来るため、ルーターとしても使えはしますが、電池の持ちが良くないため期待は薄いです。よほど限られた利用でない限りは不満のほうが先行してしまいがちなスマートフォンですので、購入前にはよく検討しましょう。

 

FT141 freetel NICO

nico

こちらはpioriよりもスペックアップしていますが、決していいCPUを使っているわけではなく細かい部分、特にデータ通信周りで不具合がいくつも報告されています。

おもちゃとしてはpioriよりはマシになっていますが、それでも普通に使うには厳しい動作が見受けられます。1万円以上出して買うには、リスクのほうが大きくなるスマホだと思います。

 

CP-F03A

CP-F03a

前述の2つのスマホよりも良くなっているスマートフォンですが、同じ価格でヨドバシカメラではFLEAZF5 CP-F50aKが売られています。スペックも動作もこちらのほうがマシになっているため、同じ金額を支払うのならばそちらのほうがいいかもしれません。

多少は前2機種より使いやすいというのがメリットと呼べるところでしょうか。

 

Ascend G6

1g6

ここからようやくまともに使えるようになるスマートフォンになるかと思います。RAMも1GBでSnapdragon 400という格安スマホで快適に使える最低限のスペックを用意しています。

ただこのスマホの問題は、次に出てくるBlade Vec 4Gに比べて一段スペックが低いのに価格が同じというところにあります。よほどデザインや見た目が好みということでなければ、こちらよりもBlade Vec 4Gのほうがいいかもしれません。

 

FT142D Blade Vec 4G

LXM

freetelモデルのBlade Vec 4Gです。価格と性能のバランスが非常に優れた格安スマホで、もしもこのヤマダ電機のラインナップから1台選べと言われれば、間違いなくこのスマホを選択することでしょう。それぐらい安定した動きを見せてくれる良機種です。

ですがこのfreetelモデルは最初からroot化されていて、いわゆるソーシャルゲームで遊べないという大きな問題点があります。内部データを弄って不正行為が行えてしまうroot化端末は、ゲーム側でアプリが起動しないようにされています。このfreetelモデルはその制限にかかってしまっているため、ゲームを満足にすることは出来ないでしょう。

そしてこのBlade Vec 4G自体、別のMVNO事業者から購入したほうが格安スマホとしては安くなるというのが現状です。例えばSo-netの格安スマホセットなんかは、割引が付くため実質的な端末代金を14000円ほどとして計算することも出来ます。あえてヤマダ電機で買うほどの魅力は特に料金の点で存在しないため、購入理由が少ないのが正直な評価になります。

 

解約について

解約はデータSIM契約の場合は解約金はかかりません。ただしSIMカードの返却がされない場合は2000円の紛失料を支払う必要があります。

一方で音声とデータSIMの場合は解約金が6000円かかります。格安スマホの中では非常に安い解約金と呼べるでしょう。しかも解約金が発生する最低契約期間は6ヶ月とこちらも短い期間で済みます。解約に関しては他の格安SIMよりも内容がいいです。

 

まとめ:ヤマダの格安スマホは白ロム販売と組み合わせて

基本的にはヤマダ電機での格安スマホは決してコスパが良くないので、ずばり購入はオススメ出来ないのですが、ヤマダモバイルというスマートフォンを扱った店舗では、中古の白ロムスマートフォンとヤマダSIMを組み合わせて購入が出来ます。

ヤマダ電機の格安スマホの各セットはオススメ出来ませんが、このヤマダモバイルで売られている中古のスマホとヤマダSIMを組み合わせるのはいいかもしれません。実はこのヤマダモバイルの中古白ロムというのは、中古市場でもとても狙い目な穴場的なお店です。

ここは格安スマホよりもスペックのいいdocomoのスマートフォンが、中古ながら非常に安い価格で購入できる可能性があります。例えば前見つけたものだとXperia Z1が傷ありながら12000円という安さでした。これにヤマダSIMを組み合わせて格安スマホとして使おうとすれば、かなりコストパフォーマンスは良くなると思います。

通常の使い方はオススメ出来ませんが、こうした形での格安スマホ購入はいいかもしれません。

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