最近の速度計測の記事や、信頼できるMVNOの記事でも何度か名前を出してオススメしているmineoがまた新たにこのMVNO独自の機能を提供し始めました。
最近はMVNOの新機能や新サービスといったものに目新しさを感じなくなったものですが、今回のmineoの新機能の発表は久々にその使い方にワクワクさせられる内容になっています。
ここではmineoが12月16日に発表した新サービス機能「フリータンク」と、現時点で実装されているmineoの機能についてまとめてみようと思います。
フリータンク機能
新機能として12月17日から始まるサービスは「フリータンク」と呼ばれる機能です。特にオプション料金などがかからない全ユーザーが利用対象になる機能です。
フリータンクはMVNOはもちろんMNOですら実施されていない完全にmineoオリジナルの機能になります。ユーザー間でのパケット受け渡しが出来る「パケットギフト」や「パケットシェア」といったオリジナル機能を既に用意し、独自性と機能性では他社よりも抜きん出ていたmineoですが、その仕組みを更に発展させた機能がフリータンクです。
これまでユーザー間では「パケットギフト」や「パケットシェア」の機能を使って、オークションサイトやSNS上でのパケットの取引を行っていました。数百MBほどの容量を100円ほどで取引することで、mineoから直接チャージするよりも安く・データ通信量も多く取引できました。しかもこれはmineoの公式でも触れられ、何ら問題ない行為として認められた方法として広がりました。
公式で認められたことによって、ユーザー間でのデータ通信量のやりとりというのがより活発になっていった一方で、SNSでの取引では広がりが限られていたり、SNSなら無償なところをオークションではお金がかかってしまったりと、問題点も見えるようになってきました。そこでmineoは今回フリータンク機能を用意することで、公式的にパケットを他のユーザーと分け合えるコミュニティを誕生させました。
フリータンクの内容
この公式ユーザー間パケットシェア機能であるフリータンクについてより詳しい内容を解説しましょう。
これはmineoが用意しているコミュニティサイト「マイネ王」に無料登録することによって利用できるもので、コミュニティ内のフリータンクへと余ったパケットを入れたり、足りないときにはパケット量を引き出して使うことの出来る機能です。提供できるパケット量は制限ありませんが、引き出しに使えるパケット量は1GBまでになっています。
いつでも預けることは出来ますが、引き出せるのは月末となる21日から末日までです。
フリータンクの容量はユーザーの預けた量で決まるため、ある意味ユーザーの善意に頼った方法です。同じMVNOユーザーとして助け合う気持ちをベースにしたサービスとなっています。mineoを使う人はぜひ助け合いというポジティブなサイクルを作り出すためにも余ったパケット量を提供していきましょう。そうすれば善意のフィードバックが繰り返される素晴らしい機能となり、コミュニティの発展にも帰依するでしょう。
SNSやオークションが使えないという人にも、今回公式が機能として追加してくれたことによって、より簡単に人とのパケットシェアを利用することが出来るようになりました。「マイネ王」というmineoが大事に育て上げたコミュニティが新たな機能を実現させてくれました。
チップ機能も同時に実装
またこのフリータンクの他にもパケットギフトを対象拡大したような機能のチップ機能も用意されています。
パケットギフトのように別の人へとデータ通信量を送ることができる機能であることは変わりないのですが、このチップ機能ではマイネ王内でコメントや情報提供してくれたユーザーに対して、お礼という形で10MBづつ送ることの出来る機能になっています。マイネ王には現在MVNOへの知識が深く、より積極的に勉強しようと考えているユーザーが多数集まるようになっており、MVNO関連の話題では最も濃密なコミュニティを構築しています。
こうしたコミュニティがあるため、質問トピックやマイナーなトラブルが起きても、明確な回答をしてくれる善意のユーザーさんが多くいて、これからMVNOを使おうと考えている人すべてにありがたい環境が出来上がっています。これまではこうした善意のユーザーさんにお礼を示せる機会がなかったのですが、このチップ機能の搭載によって10MBづつではあるもののお礼の気持ちを伝えることが出来るようになっています。
その他の機能
この2つが12月17日から実装されることになるサービス機能となります。
また一つ他社のMVNOを超える機能性の充実度が上がったと見ることが出来るでしょう。機能性の高さではIIJmio系列やOCN系列が昔は目立っていましたが、今はこのmineoが実利用の観点からトップクラスの機能充実度だと言えるでしょう。
最後にこのmineoが今回の新機能の他にどんな機能を持っているかをまとめてみたので参考にしてみてください。
パケットギフト・パケットシェア
パケットシェアとパケットギフトは、今回のフリータンクとチップ機能とやっていることはほぼ同じです。違いがあるとすれば特定ユーザー間で容量の制限なくパケットのデータ通信量をやり取りできるという点です。フリータンクとチップ機能は主に知らない人とのパケット共有、パケット提供機能でしたが、こちらはちゃんと相手を決めてパケットをやり取りできます。
家族間や友人間でパケットをやり取り出来るため、友人に積極的にmineoを勧めてお互いに助け合うという使い方が出来るでしょう。
家族割・複数回線割
mineoでは複数の回線を1名義、あるいは複数の回線を家族で契約している場合に、1回線につき50円の値引きをする料金割引サービスを設けています。
50円とわずかな値引きですが、基本的に2回線以上からの適用となるため、この割引が発生すれば最低でも100円から値引きがされることになります。100円からだとMVNOの料金体系的にちょっと効果が出てくるでしょう。元々データプランも700円から使えますので、一人でdプランとaプランの2回線を持つ運用というmineoユーザーの特権的な運用にちょっと金額的に助けてくれる割引です。
データ繰り越しやバースト機能
その他にも基本の回線機能として、MVNOを使う上でありがたい機能である余ったデータ通信量の「翌月繰り越し機能」が用意されているため、契約分のデータ通信量を無駄なく使える環境があります。
またmineoスイッチによる高速/低速切り替え機能によってデータ通信量の節約を図れますが、その際低速回線状態でも通信がしやすくなる「バースト転送機能」が回線に備わっています。「バースト機能」は何かとIIJmio系列のMVNO回線の特権のように思われがちですが、mineoにもこうした機能が備わっています。
docomo/auのマルチキャリア
mineo最大の特徴は、docomo系MVNO回線とau系MVNO回線を契約することができ、そのどちらでも今回紹介している機能をキャリアの枠を越えて利用できるというマルチキャリア対応である点です。
各種パケットシェア系の機能を、MVNO回線提供元のキャリアの種別を問わずに使えるのは素晴らしい仕組みでしょう。ZenFoneシリーズの一部デュアルSIMモデルでは、docomo系au系2つのSIMを入れてどちらも使える(データ通信のみ)というスマートフォンもありますので、そうしたスマホと組み合わせると一台で2キャリアの回線網をカバーできる運用も可能です。
mineoについては今現在このサイト的にオススメ度の強いMVNOとして紹介しています。次の過去記事にもありますように、ユーザー目線を持ったMVNOとして今一番しっかりしたMVNOであり、回線速度も他社との比較でかなり良いものになっています。
運営ポリシー、通信速度、そして各種SIMの機能といった各要素が非常に高いレベルで満たせる格安SIMとなっているので、mineoは今後しばらく契約に値するMVNOとしての地位をキープすることになるでしょう。
今はスタートしたばかりで、自分も含めお試しとして、フリータンクへ投入する人が多いと思いますが、引き出しがスタートする21日以降、引き出しに殺到するような予感がします。
かくいう私も、最大限引き出そうと、ひそかに考えています・・・。
(^_^;)
すいません。どこかにガセネタ書いてしまいました。見つかりません。消して下さいm(__)m。
UQ モバイルのデータ無制限プランに変えたつもりで、Youtube が支障なく見れる速さと書いたのですが。
プラン変更は翌月反映だったようです。
今月はまだ高速プランのままでした。
調子に乗って溜まってたアプリ更新81件を一気にしてる途中で残量500MB 警告メールが来ました。(;_;)
もうダメです。今月早々と死亡スマホにしてしまいました。
無制限プラン使い心地は来月書くかも知れません。(元気があれば。)
UQモバイル無制限500kbpsの経験者です。
Youtubeで最低でも240pの画質で止まることなく視聴できますよ。
使ってみてくださいね。