UQ mobileの評判と速度、プランや機能を比較して評価を

uqmobile

格安SIMとして今最も評価の高いUQ mobileについてその概要を解説します。

UQ mobileは現在、IIJmioやOCNモバイルONEといった格安SIMのメインストリームとなっているMVNO各社と比較しても、頭一つ飛びぬけた評価の高さがあります。その理由にはやはり非常に高速な高品質回線を提供しているという点があるでしょう。UQ mobileは他のMVNOが混雑しやすい特定の時間帯(12時過ぎや帰宅時間の開始ごろ)においても、他社が速度を落とす中で唯一と言っていい低速化しない回線になっています。

MVNOに対する不満点のほとんどはその回線速度が時間帯によって極端に乱高下し、安定して使えない点にあるのですが、そうした不満すら生まれないのがUQ mobileの回線です。低速化の影響が弱く、常にモバイル回線として必要な5Mbps以上の速度で使える数少ない格安SIMです。

UQ mobileのここが良い

  • とにかく安定していて速い
  • メールアドレスから準キャリア回線であることが伺える
  • 機能が増えた

UQ mobileのここがダメ

  • 料金プランが少ない
  • 運営会社変更でお昼に速度が落ちるようになった
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UQ mobileのプランについて

UQ mobileのプランは通常のMVNO的なプランでは2つのデータプランしか選ぶことが出来ず、その2つに音声契約を付随させた合計4種類のプランのみが現在使えるプランとなっています。この内高速通信が使えるのは3GBの通常のプランのみになっていて、もう一つのプランは上限速度が決まった状態で無制限通信が出来るというタイプのものです。選択肢としては少ないのは欠点でしょうか。ただこうしてプランを絞っているからこそ高速な通信回線を持つことが出来るのかも知れません。

3GBプラン 無制限プラン
データ通信量 3GB 無制限(上限500kbps)
データプラン 980円 1980円
音声+データプラン 1680円 2680円

980円で3GBは一般的なMVNO、格安SIMのスタータープランと同じです。機能はようやくターボのON/OFF、データ量繰り越し機能が付くようになり使い勝手が上がっています。SMSが無料なのでそれ込みで考えるとdocomo系のプランよりも安いと言えるでしょう。

500kbpsという制限速度で1980円のプランは、速度が限られている一方でデータ通信量は無制限に利用することが出来ます。動画は標準かそれ以下に画質を落とさないとまともには見られないものの、その他のネット利用には支障の少ない速度は担保されています。常時500kbpsは出るように調整されているため、バランスは非常によくできています。体感出来るレベルで遅い速度の通信回線ながら、無制限に利用できるという点は評価しやすく、目的をもった使い方があるならば無制限SIM契約でもかなり活用することは出来ます。

通話プランはauから発売されたスマホ、もしくはUQ mobileなどのau系MVNOが販売した端末以外では利用できません。詳しくは後述しますが、SIMフリースマホでもデータ通信は可能ではあるものの、通話のできるスマホは限られてくるため、通話も利用したい場合には注意しないといけません。

 

デメリット

導入から高評価であるとこのUQ mobileについては触れてきましたが、実際に利用する段階ではもちろんデメリットも存在します。そこでメリットについては後々たっぷりと紹介するとして、まずはUQ mobileを使う上でのデメリットについて解説していきましょう。

 

オプション・機能が薄い

プラン解説のところでも触れているように、UQ mobileは他社に比べるとオプションやサポート的な通信機能全般が必要最低限のものしか備えてなく、比較をすると見劣りしてしまいます。

目立ったものはSMSが完全無料という点と、有料で「@uqmobile.ne.jp」というメールアドレスが得られることぐらいで、その他にIIJやOCN、同じau系MVNOであるmineoにあるようなデータ繰り越しなどのユーザーメリットの高い機能は用意されていません。

無くても全然普通にネットをする分には困らないものの、ヘビーユーザー気味の使い方をする人にとっては、これらの機能は通信速度規制までデータ通信量を使ってしまった時に助けになるため、安心できる要素になっています。それが無いというのは、ちょっとネットに沢山触れる人には不安な点でもあるでしょう。

追記:この機能性の低さについては2015年11月に大きく改良されました。

高速通信をON/OFFにする機能や使い切れなかったデータ通信量を翌月に繰り越す機能、そして低速回線でバースト転送機能が効いて快適に通信できるなどの、他社と同等の機能が複数用意されるようになり、過去よりも確実に使いやすさはアップしました。この機能性の良し悪しは既にデメリットとしては捉えられないでしょう。

 

少ないプラン

やはりプランが少ないのは一つのデメリットでしょう。高速で使うか、低速で無制限に使うか、という2択をユーザーにシンプルに選ばせるのは良いのですが、高速側が3GBしかないのは勿体ない気がします。特に最初にも書いたように、UQ mobileはとにかく回線品質が高く、通信環境も安定しており常に一定の速度の出る優秀な格安SIMです。なのでより大容量で使いたいという要望は確実にUQ mobile側の耳に届いているとは思うのですが、今のところプランの増築などは考えられていないようです。

UQ mobileはKDDIバリューイネイブラーが運営し、この会社はKDDIが株主ということもあってほぼキャリアの息のかかったMVNOと考えていい存在です。そしてKDDIの田中社長が「あまりMVNOを使ってほしくない」という発言もしており、MVNOでもキャリア回線並みの速度は提供するものの、より大容量のプランを使いたい場合はキャリア回線を使わせようというのがUQ mobileの位置づけなのかもしれません。

追記:2015年11月から運営会社はKDDIバリューイネイブラーからUQコミュニケーションズに移管しました。これに伴い機能性のアップやKDDIの繋がり方が若干変更されましたが、基本的にKDDIグループの一つの会社がau回線を使ったMVNOを運営しているのに変わりはありません。またKDDI側の姿勢も昨今のMVNOブームで若干変更が入り、UQ mobileにおいてY!mobile対抗のau系回線のプランを用意してきました。

このプランの詳細は別記事にありますが、au本家で出来ない回線運用をUQ mobileに任せるという狙いが強まっています。

 

auスマホ以外に3Gデータ通信・音声通話が出来ない

UQ mobileでは利用しているMNO回線であるau回線の仕様上、3Gデータ通信を使うことが出来ません。そのためdocomoのMVNOに比べると、山間部やその他アウトドア向けの観光地の僻地において、「圏外」になってしまう可能性が高いMVNOになってしまっています。この問題は現在au側がLTE基地局をそうした郊外や僻地に増設を進めているため、時間が経てばより解決しやすくなっていますが、自然の多い観光地へ行きがちな旅行好きな人にはちょっと不安な部分を見せます。

もう一つ、音声契約がUQ mobileでも可能なものの、音声通話は通常のSIMフリースマホでは出来ず、auから発売されたスマホや、au系MVNOが販売し動作保証しているスマホでないと出来ません。これはauの通信方式がCDMA2000という非常に珍しい方式で通話接続をするためで、SIMフリースマホとして売られているスマホではこの規格に対応していないため不可能になります。なので通話をしたい場合にはauから販売されたLTEスマホなどでないと不可能になっています。

 

 

メリット

続いてはUQ mobileを使う上でのメリットです。UQ mobileは評判も良く評価が高い格安SIMなわけですが、その理由に関わる部分を説明していきましょう。

 

とにかく速い、それも安定して速い

UQ mobileに対してこの記事の最初からポジティブな意見を連発している理由は、何度も書いていますがその速度が恐らくユーザーの90%以上を満足させるからになります。

UQ mobileの速度はとにかく速いのですが、ただ速いだけではなく全ての時間帯で安定して速いのです。

こうした特徴は、その他の格安SIMでは見たことのない特徴であり、UQ mobileだけが唯一実現できている非常に高品質な回線です。

普通の格安SIMは「混雑時」と呼ばれているモバイル回線の利用者が急激に増え、その回線でデータが流れにくくなって速度低下する時間帯というものがあります。主にお昼休みでネット利用がピークになる12時30分前後、そして金曜日を除く帰宅時間から就寝時間までの時間帯(17時~23時)は、回線の混雑度が強まって速度の低下が起こります。

これはどこのMVNO、格安SIMでも同じ傾向になっていて、格安SIMには避けられない問題のように語られるのですが、唯一UQ mobileだけは見事にこの状態を回避しているのです。

詳しくは以下の速度比較記事を。

MVNO/格安SIMの速度比較 IIJmio/NifMo/楽天/So-net/OCN/BIGLOBE/DMM/UQ mobile/mineo | 格安スマホ回線研究所

これを実現している理由としてはUQ mobileの運営会社がKDDIの子会社であること、そしてUQ mobileの通信がauの回線と同じIP、接続経路になっているからです。つまりUQ mobileはMVNOという形ではあるものの、ほぼauの別会社の回線という特殊さになっています。このため普通にdocomoとは関係のない事業者が運営しているMVNOとは違って、速度低下とは無縁な優遇された回線を使って運営されているMVNOとなっています。

追記:2015年11月にUQコミュニケーションズに運営が変わったことで、お昼の時間に速度低下がみられるようになりました。

またこれまで同じIPと接続経路だったのが、明らかにUQ mobile独自のMVNO用の経路を通るようにして通信がされるようになりました。この影響でお昼の速度低下が観測されるようになり、「全ての時間で快適な速度のMVNO」という評価は改めないといけなくなりました。

それでもお昼以外は高速さを維持しており、快適なMVNOであることは間違いありません。ですがかつての快適さを保っていたauの庇護がなくなってしまったことで、絶対的ではなくなっています。

 

低価格でハイスペックなau白ロムと組み合わせ出来る

UQ mobileはau系のMVNOということで、普通のSIMフリースマホやdocomoの白ロムとの組み合わせでは例外を除いて通信することができません。そのためauの白ロムなどを準備してそれを利用した通信をすることが求められます。

docomoの場合は格安SIMが大きく台頭してきたことで、白ロムの高騰が目立つようになっていますが、反面auの場合には白ロムの高騰というのは少なく、海外需要も落ち着いたこととMNP一括0円で転売ヤーが常に白ロムの補充をしてくれるため、ハイスペックなモデルでもとても安く購入することが出来ます。

スマートフォンとセットで格安SIMの利用をした場合、予算によってはdocomo系MVNOで組むセットは安くて質の悪いスマホを使わざるを得ない場合が多いのですが、auの白ロムはハイスペックモデルでも安いため、低予算でハイパフォーマンスな格安スマホセットを作ることが出来ます。

例えばHTL23は今だと一番安く、スペックも良いMVNO向けのベスト白ロムです。

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実はSIMフリースマホでも通信可能

au系MVNOにはauの白ロム、という組み合わせが本当は一番いいのですが、これ以外にも条件を満たしているSIMフリースマホならばauの回線を使った通信をすることが出来ます。

条件というのはLTE Bandの一致です。このLTE Bandがauの扱うLTE網のものと一致すれば、データ通信だけは使うことが出来ます。auのLTE Bandは1,11,18,28,41となっています。これらの内B28,41以外の2つ以上当てはまれば、圏外になりにくい対応数と言えます。

例えばZenFone 2なんかだと、B1,18,28に対応しているので、今回のUQ mobileもデータ通信をすることが可能になります。ただもちろんですが、音声通話と、音声通話の回線を利用しているSMSを使うことはできません。そしてBand1の技適が通ってない場合が多く、実際に公には利用しにくい存在になっています。

 

他社との比較

他社との比較では、同じau系MVNOのmineoが一番比較対象に適しているでしょうか。

mineoとの比較ではまずプランの豊富さ、そしてパケットを様々な対象とシェア出来る機能の用意でmineoのほうがUQ mobileよりも良いプランであることは確実でしょう。プランの比較では確実にUQ mobileは他社よりも劣ってしまうのが現状です。

では実際に使いやすいのはどちらでしょうか。mineoの場合速度の回復には確実に信頼できるものの、常時高速というわけではありません。対するUQ mobileは速度がお昼以外は常時快適であり、安い白ロムと組み合わせれば性能も追求出来たうえで格安な快適高速端末を作ることができます。

他社との比較でわかるのは、プランや機能の貧弱さという点がある一方で、格安SIMなのにMNO回線並みの高品質で高速な回線が使えるという他社には今のところ真似できていない特徴を持って使うことが出来ています。

 

結論:au系MVNOでも良ければベストなMVNO

UQ mobileはオススメな格安SIMの一つであることは間違いないです。一番のオススメは2台持ちでデータ回線専用のスマホに使うことです。音声通話のプランはキャリアでガラケー維持にして、カケホーダイプランを用意するなどの工夫もすることが出来ると思います。

もちろん音声契約をして1台持ちにするにしても適しています。速度が衰える気配はなく、mineoよりも確実に安定して高品質な回線を提供できているので、au系MVNOでは真っ先に選ぶべき存在です。

@upmobile.jpのメールアドレスも、docomoやSoftBankから唯一MVNO系のメールアドレスでキャリアメール扱い(非PCメール扱い)がされています。これはauのキャリアメールがバックボーンになっているからなどと言われており、ここから判断するにやはりMVNOという形ではあるものの、auというMNOにとても近い存在であることが伺えます。高品質さにはこうしたUQ mobileのMVNOとしての特質も関わっているわけです。

使いやすさの中でも、機能よりも速度の実感の部分で高い満足度を与えてくれるのがこのUQ mobileなのは間違いなく、au系MVNOでも良ければdocomo系のmineoやFREETELを抑えてベストなMVNO格安SIMであると断言できます。通信速度という観点では全くMNOに劣らない非常に使いやすいMVNOです。

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