通話料込みで安いスマホ料金になる格安スマホ Y!mobileの404KCと402LGの魅力

MVNO格安SIMはデータ通信・いわゆるネットをする料金が、キャリアの定めるデータプラン契約に比べると非常に安いという特徴があります。通常2GBのデータ通信量のプランで3500円を取るキャリアに比べると、MVNOの格安SIMでは平均で3GBの通信量が900円で使える料金設定になっています。

半額以下で1.5倍の通信量が使えるMVNOの契約は、スマホの通信料を節約して家計を助けてくれるという意味において、まさしく「格安SIM」となっています。

通話向けのプランは不十分

MVNOの契約ではデータ通信のみの契約だけではなく、音声通話をつけて普通のスマホ・携帯契約と変わらない運用も可能です。しかも基本料は平均して700円からとなっており、2700円からの基本料金からなるキャリアの契約とここでも2000円以上の高額な料金差を産んでいます。

総額ではキャリア回線は6500円〜、対するMVNOの契約は1600円〜で対抗することが出来、スマホの通信料を安くして毎月の通信費にかかる費用を節約させてくれます。

 

ところが。

 

一部ではキャリアからMVNOの契約にのりかえたにも関わらず、安くなるどころか高くなってしまうという人がいます。

何故これほどまでに基本料金差があり、高くなる要素のなさそうなMVNOの契約でキャリア回線契約時よりもスマホ代が高くなってしまうのでしょうか。その理由は「通話料」にあります。

キャリア回線とMVNO契約の間で、基本料金を安くしようとしたらMVNOを契約するのが最も良い方法です。ところがこの基本料金以外の部分、まさしく今挙げた通話料という項目の扱い方がキャリア回線とMVNO回線では異なります。

キャリア回線では現在全てのキャリアでどれだけ通話しても、あるいは長時間の通話を行っても最初の5分または10分は料金のかからない通話定額型の基本プランを用意しています。一方MVNOではまだ通話定額型のプランは一部の事業者かつ不完全な形でしか用意されておらず、約30秒で20円の通話料がかかってくるプランが基本的です。

このように通話をする場合(目安として1ヶ月に合計60分ほど)、通話料の関係でMVNOよりもキャリア回線のほうが結果的に安くなり、節約を目的として契約したはずのMVNOの効果がなくなってしまいます。

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通話定額のある格安SIMとしてのY!mobile

こうした通話の頻度が高い人にとって、MVNO格安SIMへののりかえは通信費の節約という観点ではあまり効果的ではありません。通話料がどうやってもかかるプランがほとんどの今のMVNOでは、電話をする人にとって最適な契約ではありません。

では通話を一定量行う人はキャリア回線を使うしかないのでしょうか。MVNO格安SIMのような安い料金プランでの運用は出来ないのでしょうか。

 

今のところこの問題に対する解決方法として存在するのは「Y!mobile」を使う、という方法です。Y!mobileの契約ならば、通話をする人でも格安SIM並みの料金で利用することが可能です。

Y!mobileはキャリアの枠組みに入る会社ですが、実態としてはSoftbankの回線を使ったMVNOとして見ることが出来ます。一般的なMVNO格安SIMとは2年縛りの有無などで性質は異なりますが、プランの構成や取り扱うスマートフォン、それに料金プランではキャリア回線よりもMVNOに近い存在です。

Y!mobileの場合、基本料金のプランが安いことに加えて、全てのスマホ向けプランに通話定額の機能を備えているため、通信費を安くしながら通話料も気にしなくていいというMVNOの弱点を克服したプランを提供しています。MVNOでは通話料故に安く出来ないというユーザーの悩みを解決してくれる最適解をY!mobileは示しています。

 

Y!mobileの概要

具体的にY!mobileのプランや通信・通話で使える内容、そして料金についてを詳しくまとめてみましょう。

Y!mobileの出来ることは次のようなことです。

  • データ通信量は1,3,7GBから選べる
  • 通話料は1回の通話の内最初の10分間が無料、10分超えた分は30秒/20円の通話料
  • 10分無料は最大300回/月の通話回数
  • 基本料金は全て込み込みで3218円(税込み)~
  • ただし月額割引によっては2000円以下も
  • MVNOと違い時間帯ごとに速度低下が無い、安定した回線

これがY!mobileのプランの概要になります。通話料のところに注目してください。MVNOでは通常ほとんどの事業者のプランで通話が30秒/20円のプランを採用していますが、Y!mobileではそれが10分間無料×300回という形になっており、かなり通話料を心配しなくてよい契約をすることが出来ます。

 

月額料金は契約内容によって異なりますが、今回オススメする契約ではスマホ付きで3000円代、一括購入したら通信料のみの料金が2000円以下になる契約になっているので、これだけのプランでありながらMVNO格安SIMの音声プランとほぼ同じような料金で使えます。

これは純粋なMVNOではないとは言え、そんなものが気にならないくらい魅力的な契約ではないでしょうか?個人的に昨今のMVNOブームの中でこのY!mobileの契約があまり注目されない理由がわかりません。通話料の問題、それにデータ通信量の問題をクリアしてトータルで安いプランを提供しているこの契約は、MVNO以上にもっと評価されてもいいはずです。

 

この魅力がある一方、Y!mobileにもデメリットは存在します。そちらも隠すことなくしっかり確認しておくために次のようにまとめてみました。

  • 2年縛りあり
  • 一部機種のMNP一括払いで追加解約金の増額あり
  • Softbank回線を使っている

MVNOとの明確な違いは、解約金が2年ごとの更新月以外でかかってくるという点です。MVNO格安SIMの音声プランだと、最短だと6ヶ月で解約金が発生しなくなり、それが恒常的に続きます。MVNOの解約のしやすさを考えると、Y!mobileは契約後2年間の利用を前提にしなければいけない動きにくさがあります。

またこの後にオススメとして紹介する機種には関係ありませんが、一部の機種のMNP「一括」払いで解約金が増えてしまう契約があります。これを避けるには「分割」で契約してキャッシュバックを受け取る方法を採るなどの対策が必要です。そしてSoftbankのMVNO回線的な位置づけのため、docomoに比べると山間部などで電波が入りにくいことがあります。

これらがデメリットとして存在しますので、とても魅力的なプランではあるものの一応注意が必要になってきます。ただ通話も通信もキャリア回線よりも安くして、通信費の節約になるというメリットには2年縛りぐらいしか影響しないので、個人的には音声プランをMVNO格安SIMで契約しようと考えている人に、一度こちらのY!mobile契約を考えて欲しいと思っています。

 

今オススメの契約404KCと402LG

402kc

このY!mobileの契約ですが、SIMカードのみの契約とスマホとセットで契約できるプランがあります。SIMカードのみの契約では、今数多く発売されている海外製のSIMフリースマホで利用できます。特にY!mobile(Softbank)の周波数は海外のメインBand全てを扱っているため、SIMフリースマホとの相性が非常に良いです。

そのため、SIMのみ契約でもSIMフリースマホと組み合わせることでわざわざY!mobileのスマホを契約しなくても各種契約内容を利用できます。

しかし今回この記事では、特定のスマホセットでの契約を強くお勧めしたいと思います。その理由は一部のスマホにおいて、SIMのみ契約と同じ料金で使えるからです。スマホ代込みで同じ料金です。2年縛りで契約する前提では、スマホも一緒についてきて料金が同じならばスマホとセットの契約をしたほうが良いでしょう。

 

対象となるのはDIGNO C 404KCSpray 402LGの2機種です。このスマホはどちらもスペックはそんなに高くありません。ですがいわゆる2.5万円ほどの格安スマホと同等のスペックは有しているので、その価格帯の格安スマホを契約したいと考えていた人にとってはぴったりの通話料を気にせずに使える格安プランです。

この2つの契約は新規とMNPで安くなっています。そのため今まで使っていた番号をそのままに乗り換えても安くなりますし、子供のために安いスマホ契約を新規に用意したいという人にもピッタリです。特に安さが目立つのは1GBと3GBのデータ通信量が使えるプランです。この2つのプランは、端末代込でMVNOの格安スマホの平均的な月額料金(2800円~3600円)に非常に近い金額になっており、それでいて通話定額なのですからコストパフォーマンスが非常に良いものになっています。しかもMNPなら通信量は2倍になるため、2GBと6GBという大容量なプランで利用できます。

具体的に404KCと402LGの料金を分割・一括共に見ていきましょう。

  • DIGNO C 404KC
404KC
本体価格31104円
スマホプランS
(1GB)
スマホプランM
(3GB)
スマホプランL
(7GB)
一括契約 3218円
(新規のみ1922円
3758円
(新規のみ2462円)
4838円
(新規のみ3542円
分割契約 3218円 3758円 4838円
  • Spray 402LG
402LG
本体価格33696円
スマホプランS
(1GB)
スマホプランM
(3GB)
スマホプランL
(7GB)
一括契約 3218円
(新規のみ1814円
3758円
(新規のみ2354円)
4838円
(新規のみ3434円
分割契約 3218円 3758円 4838円

※各端末MNPの場合1万円のキャッシュバック付

新規契約で大きな優遇がされています。3万円ほどの端末代を支払えば、スマホプランMですら2354円で通話定額+3GBのプランが使えてしまいます。たとえ一括で支払わなくても、スマホ端末代込で3758円は非常に安価なスマホ料金といえるはずです。MNPの場合は一括のメリットがないため、分割でキャッシュバックを貰って契約するようにしましょう。

この料金の安さは、「月額割引」という割引サービスが適用されているために実現できています。そのためスマホプランMではスマホ付きなのにSIMカードのみの契約よりも安くなるという逆転現象が生まれています。また402LGでは新規一括で契約したときでも月額割引が適用されるようになっていて、最安で1814円というMVNOも顔負けの料金で利用できるようになっています。

 

まとめ:通話をしつつ料金節約ならY!mobileが良い。しかも今ならスマホと一緒に契約して安い

以上、長くなりましたが、もしも毎月のスマホ代を安くしたくてMVNOの格安SIMに変更を考えている場合、自分の通話料の割合を把握しておくことが大事です。MVNO格安SIMは確かにデータ通信料を安くはしてくれますが、そのほとんどで通話料を安くする仕組みが非常に弱い契約になっています。

そのため、通信料が安くなった・基本料が安くなったと喜んでいても、通話料次第ではキャリア契約回線以上の通信費負担を発生してしまう可能性があります。

そうなるとキャリア回線しか選択肢がなく、通信費を安くして節約運用することは不可能なのか、というとそうではなく、今は通話料も踏まえて安いプランで運用できるY!mobileの契約があります。このY!mobileならばキャリア回線ほどの高額な料金を払うことなく、通話料をほぼ普通の利用範囲内では高額にならない通話定額プランで利用でき、なおかつ高速通信可能なデータ通信量もセットになってMVNOに匹敵する金額で使えます。

しかも今なら新規契約・MNP契約の双方で「スマホセット」なのに月額の安い料金で使える契約があります。これらの契約は「格安スマホ」と呼ばれる格安SIMとSIMフリースマホのセット料金に近い月額で利用でき、Y!mobileのメリットである通話料の大幅な節約も可能です。

Y!mobileは通話料までもカバーした格安SIMと考えることが出来る上、404KCと402LGをセットで契約した場合には同じような料金でほぼ格安スマホの上位版ともいえる契約をすることが可能です。

 

スマホまでセットになってスマホ代や通信費全体を大きく節約してくれる格安スマホとして、Y!mobileの404KCと402LGのセット契約はオススメです。

 

契約は各家電量販店やY!mobileショップ、Y!mobileオンラインストアで可能となっています。注意したいのは家電量販店ではオプションを、Y!mobileショップでは抱き合わせとしてお金のかかるタブレットを契約させられる可能性があります。必要ならいいですが、保証オプション以外は大抵は必要の無いものがほとんどですので、勧められても断るようにしましょう。中にはオプション込みでないと売れない、表示金額とは違くなるというようなことを言うショップもあるので、そうした場合は別の店に行くようにしましょう。

月額の細かい数字などがわかりやすく、オプション強制もないため、すぐにスマホを使いたいということでなければオンラインストアでの契約が最も良いでしょう。MNPも切り替え手続き後に回線が変わりますから、ほぼ空白期間なしで継続利用が出来ます。

この契約はMVNOを考えている人にぜひチェックして欲しいので、各料金などを確認して頂きたい内容です。

 

 

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