NifMoが格安スマホセット第2段として、国産スマホである「ARROWS M01」を利用したセットプランを3月より提供開始することがわかりました。
これまでNifMoは格安スマホのセットとしては、台湾メーカーが製造しているZenfone 5のみが候補でしたが、3月からは日本の富士通が開発したスマートフォンでもセットプランの契約が出来るようになっています。
これまでMVNO各社が提供してきた格安スマホは、全て韓国や中国などの海外の低価格スマホと組み合わせたものばかりでしたが、イオンスマホ・楽天スマホに続いてNifMoでも富士通からの国産スマホの取り扱いが開始されるということになります。
国産スマホの安心感は、そのサポートの手厚さでしょう。海外の低価格スマホの中にはサポートや故障対応に関する部署に力をいれておらず、ただの販売拠点としてしか機能していないメーカーもあります。一方で今回の富士通ならばある程度イレギュラーなサポートや故障対応にも、国内メーカーらしい手厚いサポートが期待できることから、格安スマホの中でも今人気がで始めています。
この国産格安スマホ「ARROWS M01」は、現在イオンモバイルと楽天モバイル、そしてNifMoから格安スマホセットとして提供されていますが、それらの内どれを契約すれば安く快適な通信が出来るのかというのを今回は比較してみたいと思います。
ARROWS M01について
まずこの国産スマホARROWS M01について軽く触れておきましょう。
ARROWS M01は富士通から発売されたミドルスペックスマホです。元々は法人向けに販売されていた低価格スマホでしたが、MVNOブームに乗りSIMフリースマホとしての提供を開始しました。
国内向けということで、今までのSIMフリースマホにはない「防水・防塵」機能があるため、ある程度タフな環境下でも使えるスマホになっています。
スペックは本当に中くらいの内容です。RAMが1GBとZenfone 5の2GBよりも小さいため、サクサク度などはZenfone 5に劣っている印象を触っていて感じます。値段の割に細かい操作でちょっと引っかかるところもあるため、スペックや性能重視という人にはコスパがよくありません。
その代わりに防水や赤外線などの機能があり、何より国産メーカーとしての安心感があるスマホにはなっています。
料金プラン比較
料金プランを3社で比較してみましょう。どれも音声契約プランをつけた料金で比較します。
データ通信量に差が出てしまいますが、最小のセット料金でそれぞれ比較しておこうと思います。
イオンモバイル | 楽天モバイル | NifMo | |
---|---|---|---|
格安SIM料金 | 1458円 | 1728円 | 1512円 |
ARROWS M01 分割/一括 | 1661円/39657円 | 分割支払い不可/39657円 | 1701円/40800円 |
特別な割引等 | 特になし | 2000楽天ポイント | 機器セット割で格安SIMが216円引き(適用済み) |
合計金額(分割支払い時のもの) | 3110円 | 1728円 | 3218円 |
使えるデータ通信量 | 1GB | 2.1GB | 2GB |
楽天モバイルは一括でしか本体を購入できません。
最も格安SIM側の料金が安いのはイオンモバイルですが、その分1GBしかデータ通信量は使えません。ただし追加で324円支払うことで、データ通信量を5GBという大容量プランへとグレードアップすることが出来ます。イオンモバイルで使う場合にはこちらの5GBプランとの契約が普通になることでしょう。
ARROWS M01自体が格安スマホの中では国産ということもあって高額なため、月額換算で3000円以上はどうしてもかかってしまいます。
保証サービス比較
次は保証サービスの違いについても比較してみようかと思います。格安スマホのセットは故障した時にMNOキャリアのようなサポートが少なめです。
ただそんな中でも有料の保証オプションを付けることで、故障などのトラブルに対応してくれますので、そのサービスの比較を出してみます。
イオンモバイル | 楽天モバイル | NifMo | |
---|---|---|---|
オプション料金 | 378円 | 378円 | 410円 |
オプション内容 | 初回の故障時交換対応が4000円 | 自己負担5000円を上限にお見舞金 | 故障時交換対応初回5000円 |
どれもおよそ5000円ほどで修理や交換対応をしてくれます。2回目以降の修理や交換には5000円以上かかってしまいますが、修理代金として充分な安さで対応してくれるかと思います。
主な保証サービスがこのような料金になりますが、これ以外の電話サポートや訪問サポートというオプションも追加で加入することが出来ます。
またイオンモバイルの場合は各イオン実店舗に販売拠点が存在しており、そこである程度の簡単な操作サポートの対応をしてくれますので、サポートの少ない格安スマホの中でも特異な対応をしてくれる安心感があります。
そしてイオンモバイルの場合イオンカードを使うことで分割支払いが出来るのですが、このイオンカードでの購入によって家電製品が180日間保証をサポートしてくれるという特典があります。これはイオンスマホのみならず楽天でもNifMoのスマホ購入でも使えるため、180日間しか保証がないもののの保証オプション無しでイオンカードのみの保証だけにするというのも一つの手法かもしれません。
イオンカード(WAON一体型)
速度比較
3つ目の比較はARROWS M01とセットにされる格安SIMの速度を比較してみましょう。
各MVNO | イオンモバイル | 楽天モバイル | NifMo |
---|---|---|---|
12時台速度 | 0.18Mbps | 1.50Mbps | 12.81Mbps |
17時台速度 | 0.43Mbps | 0.75Mbps | 6.51Mbps |
22時台速度 | 0.64Mbps | 1.44Mbps | 5.22Mbps |
※各速度の低い方を表に参考として出しています。平均速度ではありません。
速度で目立つのはやはりNifMoです。各種比較でもはっきりしているように、NifMoの速さはいまだ健在です。この3つの中に限らず、MVNOの中でもトップクラスの実力です。次に続くのは楽天モバイルです。こちらの速度も結構優秀な結果になっています。
BIGLOBE LTE・3Gはこの2社と比較するとかなり見劣りしてしまいます。これだけ差があると、体感でも使っていて違いがわかり、BIGLOBEを使い続けると若干のストレスも感じます。
オススメは・・・
この3つの中からARROWS M01を使った格安スマホのオススメを決めてみたいと思います。といってもどれも特色があり、「悪い」契約内容というものはありません。ぶっちゃけて言ってしまえばどれもオススメできるセット内容といえます。
その中でそれぞれの特色を活かしている場面に注目してお勧めするならば、速度面の優位さを考えるとNifMoが強くオススメできるセットの一つかと思われます。この速度がでている内は、NifMoはこの格安スマホセットのみならず使いやすい格安SIMになると思います。ほぼ全ての用途において、通信速度でストレスを感じることは限りなくゼロに近いでしょう。ストレスフリーで使えるセットかと思います。
NifMo 端末セットもう一つ保障やサポートの安心感を考えるとイオンモバイルの実店舗対応とイオンカードによる保証の重複も格安スマホの中ではかなり手厚い対応となるかと思われるため、初心者向けには一番安心して使えるMVNOかと思われます。この視点から考えるとイオンモバイルも一つのオススメにはなるかと思います。
イオンカード(WAON一体型)ただ速度の凄さを考えるとNifMoがまず第一候補になるかと思います。快適さが段違いになっています。
んーーーーーーー。
この速度差は看過できませんねぇ・・・。
イオンスマホは解約料がないので、回線をnifmoに変えるのがベストかなぁ・・・。