2年契約の分割支払い・残債がある場合の携帯代節約方法、ガラケー2台持ちを駆使

スマートフォンの分割支払いが残っている。残債が残っているという場合、携帯代を節約したり安くしたりというのは困難がつきまとうことでしょう。

残債が残っていると、どんなに通信費を安くしても分割支払いに残った端末代金の支払いで、携帯代は安くする事が簡単ではありません。

今回はそうした残債の残る携帯回線をどのようにかして何とか格安運用を目指そうと幾つか案を出してみたいと思います。

残債の問題点

携帯電話の支払いが残っている状態というのは何が問題なのか。それは携帯料金を安くすることが出来ない、という問題に繋がるでしょう。残債があることで携帯電話の料金を計算する時に、通信プラン以外の料金を頭に入れて計算しなければいけません。分割の支払いというものは携帯会社からの割引サービス対象外ですので、毎月支払う額は一定値を下回ることなく常についてきます。

どんなに料金プランを各種割引を使って、あるいは格安SIMなどで工夫をしてみても、残債の存在によって結局は毎月5000円以上携帯代に費やすことになってしまします。

 

分割払いを2年間しなければいけない事情

それならば残債を全て支払って本体代金を清算してしまえばいい、という考えが出てくると思いますが、数万円の支払いを一括でするというのも予算によっては中々難しい選択になるでしょう。7万円のスマートフォンを分割で購入していたとして、契約してから1年が経過していたとしても、支払いの残債は35000円分残されています。1年使っているスマートフォンに改めてこの金額を支払うのにはやはり躊躇してしまうことでしょう。

こうした支払いの場合、同時に2年間の割引が携帯代にプラスされて通信費自体は安くなっているものなのですが、MNPの高額割引や実質0円契約、そしてiPhoneという特殊な安い契約以外ではスズメの涙ほどの割引しかついていない場合もあります。一応一括で端末代金を支払っても、これらの割引は終わること無く2年間は必ず適用されるため、2年トータルで考えると支払額に違いはありません。

2年間での支払いに違いは無いといっても、やはり予算の都合で一括で支払うのは大変ですし、残債の支払いにも抵抗があるかもしれません。

そうなると、ますます毎月の携帯代を安くするということは難しくなってきます。ではこうした残債によって節約術とも呼べる各種手法が塞がれてしまっている契約状態の時に、どうすれば少しでも安く携帯料金を下げることが出来るでしょうか。今回はそれを考えてみたいと思います。

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MNPと格安SIMを駆使

残債がある場合、残念ながら今の契約キャリアを継続して出来る節約方法はほとんどありません。そして格安SIMと組み合わせての節約方法も、割引の適用条件の影響と残債によってほとんど効果が期待できません。

これをどうにかしようとした場合には、残念ながらMNPを駆使するしかありません。乗り換えによって電話番号は引継ぎ出来ますが、キャリアメールがなくなってしまうので抵抗のある方もいると思いますが、残債の残った携帯契約を安くするにはMNPをうまく利用するしかありません。その上で格安SIMなどの更なる節約方法をプラスすることで携帯代の縮小に繋げられます。

もしも本気で毎月の携帯代の支払いを安くしたいのならば、キャリアメールアドレスを捨ててこれから紹介する方法を実践するしかないと思います。

 

キャッシュバック付きのauのガラケーへMNP

それではまずあなたが端末代金の分割支払いが残っている状態でMNP(のりかえ)すべき契約についてまずは語りましょう。

MNPで契約すべきは「一括0円でキャッシュバックもあるガラケー」です。これに今メインで使っている残債の残る契約を移します。

「一括0円」とは支払うべき端末代金が0円のものです。今あなたの契約にあるような残債が一切ない状態での購入方法です。「本当に0円」で契約できる方法がこの一括0円という契約です。

「キャッシュバックもあるガラケー」を選ぶのは、このキャッシュバックで残債の支払いを行おうという意図からです。キャッシュバックを使って残った分割支払い金をまとめて0にしようというのが今回の考えです。そしてガラケーを選ぶ理由は、ガラケーと格安SIMを使った2台持ちをすることで携帯代を3000円以下にすることが出来るからです。

この中でも何故auのガラケーにMNPするのかというと、2つの理由があるからです。

  • 一括0円キャッシュバック付きのガラケーが用意されている。
  • 3円または1026円で利用できる

残債の支払いに助けが生まれるだけでなく、毎月の携帯代も大きく節約出来るという2つのメリットが存在しています。現在使っているキャリアメールアドレスを捨てて、auのガラケーに乗り換えることで、コストダウンが図れるということになります。

 

2台持ちでネット専用のスマートフォンを

しかしガラケーに変えてしまうと、スマートフォンでの便利なネット活動というのが出来なくなってしまいます。ですからそれを解消するために2台目に格安SIMを使ったスマートフォンを手にする必要があります。

そうです。今回残債を解消して携帯代を節約する方法は、2台持ちをすることになります。その中でメインの通話用の契約ではMNPを駆使し、片やネット用に使うスマートフォンでは格安SIMや格安スマホを駆使して節約を実現するのが目的です。まずこの基本を理解して頂いた上で、これからはその具体的な方法について詳しく考察してみたいと思います。

 

auのGRATINAへMNP

まず今回auのガラケーの中でMNPの対象機種に選んだのはGRATINAというガラケーです。auではこの他にMARAVERAというガラケーもあります。

何故今回GRATINAを選んだかというと、とても簡単な理由からです。GRATINAは割引が沢山貰えて、それでいてキャッシュバックが多いからです。今回の趣旨とする節約と残債の処理という目的を達成しやすい契約になっているガラケーです。今回はキャッシュバックの内容と節約がどこまで可能なのかというのを具体的に見て行きましょう。

まずはキャッシュバックです。auガラケーGRATINAは、MNPだと1万円〜3万円のキャッシュバックがついてくることがあります。もちろん一括0円です。先ほども書きましたが一括0円にキャッシュバックが貰える契約をしましょう。

キャッシュバックは地域や契約時期によって変わります。土日になると2万〜3万円ぐらいのキャッシュバックがGRATINAと共に契約することが出来ます。キャッシュバックを多く貰いたいなら土日を狙いましょう。

このようにMNPをする事で最大3万円のキャッシュバックが手に入るので、7万円ほどのスマートフォンの残債があっても、契約1年ほど経っていれば残債を一括清算するのに助けになると思います。ただ解約金がMNP元の回線で必要になるため、完全に0円にするには難しいですが、3万円分もキャッシュバックという形で補填してくれるのは十分ではないでしょうか。

 

3円から持てる激安携帯代

ガラケーで3万円ものキャッシュバックが一括0円でも契約出来るというのは、今の所auのGRATINAぐらいしかありません。docomoのガラケーはMNPだと一括0円止り、auのMARVERAもキャッシュバックはそれほど多くありません。GRATINAは非常に条件のいいガラケーです。

こういったキャッシュバックのみならず、携帯代も安く出来るのがGRATINAの特色です。GRATINAは毎月割がMNPの契約なら1350円分料金に反映されます。これによって最低3円から毎月使えるガラケーになります。これは通話をあまりしない契約ですが、電話を長時間する契約でも1029円で毎月使えるので、どちらの使い方でも結局は安くする事が出来る効率のいい契約が出来るガラケーです。

3円と1029円の違い、料金プランについてをまとめてみました。

プランZ 電話カケ放題
基本料金 1008円  2376円
毎月割 ▲1350円 ▲1350円
(EZWIN) (324円) (324円)
ユニバーサル料金 3円 3円
総額 3円(3円) 1029円(1353円)

プランZシンプルはau間の通話が無料(9時から21時まで)のプランです。これ以外にもプランSSシンプルなどの10分間~の無料通話が付いてくる安いプランも3円契約が可能です。通話定額、いわゆるカケ放題のプランでは3円は無理ですが通話をする回線としては最もコストパフォーマンスがいいです。

無料通話がない、あるいは短いプランでの契約だと3円〜で、使った分の通話料やメールのパケット通信代が発生する可能性があります。逆に通話定額の電話かけ放題プランだとどんなに電話しても1029円です。メールをしたい場合は324円を追加する必要がありますが、これでも恐ろしく安い携帯代になるかと思われます。

これがMNPでauのガラケーを契約した場合の料金とキャッシュバックの内容になります。

 

格安SIMか格安スマホでネット環境を

ガラケーの料金の節約と、残債の補填となるキャッシュバックを手に入れることは出来ました。次はネット用の回線を用意しましょう。

ネット用には2台持ちとしてスマートフォンを用意するのが普通です。その方法としてはやはり格安SIMと格安スマホでしょう。もしも以前にdocomoのスマートフォンを使っていて、auへ乗り換えてきたという場合なら、そのまま元のスマートフォンに格安SIMを契約する事で、新たにスマートフォンを買わなくても流用して使う事が出来ます。

スマートフォンを持っていない時には、スマートフォンと格安SIMがセットになった「格安スマホ」を購入するか、あるいはdocomoの白ロムを中古で購入して格安SIMを別途契約するかという方法が採れるでしょう。

どちらの方法も詳しい内容をこのサイトの中で特集しているので、詳細はそちらを読んでください。

格安SIMとセットにしたいオススメのスマートフォン【docomo・SIMフリー編】

MVNOの比較は不要!オススメの万能型格安SIMを厳選4種類紹介 これを選べば満足できる!

 

ここではdocomoのスマホからMNPしたと仮定して、その余ったスマホに格安SIMを利用した場合の携帯代を出してみます。格安SIMはデータプランのみで十分です。そしてデータ通信量がたっぷりあるBIGLOBE 3G・LTEの5GBプラン、1505円を契約したと想定してみましょう。

ここから計算するのですが、ガラケー側は最安3円で維持することが出来ます。ということは携帯代として計算するのは格安SIMまたは格安スマホの料金だけで大丈夫です。先ほどのBIGLOBE 3G・LTEの5GBプランと今回のauガラケーを組み合わせた最安料金は1508円ということになります。仮に1029円のプランを選んだとしても、合わせて2534円というこれまた携帯代としては破格とも呼べる安さでしょう。

この格安SIMを更に安いプランで契約してしまえば、使い勝手は悪くなるもののもっと安い携帯代を実現できてしまいます。メイン回線をガラケーへMNPして2台持ちにし、そこにネット用のスマートフォンを足して2台持ちをすることで、キャッシュバックによる残債の軽減と通信費の大幅すぎる値下げを同時に行うことが出来てしまいます。

 

まとめ:残債がある人だけでなく携帯代の節約を目指す方にはオススメすぎる内容

この方法は今回現在契約中のMNOキャリアでスマートフォンの残債が残っている場合を考えた方法です。ですがこれは別に残債が残っている人にだけ適した方法というわけではなく、携帯代を大きく節約したい方全てにおすすめできる方法です。

キャリアメールアドレスの変更が必要という問題点はありますが、そこさえ超えることが出来れば毎月の携帯代の節約と分割支払いの残金清算の2つを実現できるわけで、本気で携帯代の削減に取り組みたい方は前向きに考えて頂きたい方法です。

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