格安SIMとセットにしたいオススメのスマートフォン【docomo・SIMフリー編】

格安SIMを使うにはau回線を使ったMVNOのmineo以外では、docomoかdocomo網の周波数をサポートしているSIMフリー スマートフォンが必要です。

今docomoのスマートフォンを持っている人、後はSIMフリースマートフォンを持っている人ならば、そのままOCNモバイルONEやIIJといった格安SIMを使って格安SIM通信をすることが出来ます。

ですがdocomoのスマホ、あるいはSIMフリースマホを所有していない方はまずはこの格安SIMに対応したスマートフォンを購入することが先に必要になります。最も簡単な方法は、何度もここで比較している格安スマホというセット販売です。

最初からスマホとSIMのセットになっていることで、サポートや補償の類がある程度期待できます。全くの初心者にとっては、設定なども済ましてあるものが多いため契約直後に使え、手軽に安く使い始めることが出来ます。

ただし格安スマホの最大の問題点は、セットにされるスマートフォンの性能が、中古品や特売品のスマートフォンと比べてその価格が高くなってしまっている所にあります。格安スマホ向けのスマートフォンの販売価格と中古品や新品白ロムの相場と比べると、同じ金額でもその性能/スペックには1段ほど差がついてしまいます。

そのため現在スマートフォンを利用している人が格安SIMに移行しようとした場合、格安スマホをセットとして契約するよりも、中古スマホと格安SIMを別々に選んで契約するほうがいいと思います。何故かと言えばまずはコストパフォーマンスの良さです。同じ金額を支払うにしても、別々に個々で購入したほうが性能が良いものが手に入るからです。そして既にスマートフォンを使っているならば、格安SIMの設定についても、説明書などを読みながらすれば感覚的に簡単に理解できるかと思われます。つまり格安スマホセットを購入する必要性が、初心者よりも低くなります。

 

こうした観点から、今回は格安SIMを使うのに最適なdocomoまたはSIMフリースマートフォンのオススメをいくつか挙げてみたいと思います。今回は価格帯を格安スマホに合わせてみました。格安スマホのセットで売られることのあるスマートフォンは、35000円〜30000円ほどで性能が高めのものが売られています。この値段に合わせてdocomoの白ロム中古・新品スマホ、SIMフリースマホを選んでみたいと思います。

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1万〜2万円

NEXUS4、Xperia M2

1万円から2万円までの価格帯で販売されている格安スマホ向けの商品には、freetel nicoやPoraloidの各種スマートフォンが当てはまるかと思われます。

ですがこれらのスマートフォンはとてもじゃないですが長期間使い続けられる性能にはありません。特にfreetel nicoは不具合が多くて不満が噴出しているスマートフォンです。1万円から2万円ほどの価格帯だと、どうしてもこうした質の悪いスマートフォンが格安スマホやSIMフリースマホには混ざってきます。

こうした質の悪いスマートフォンを見定めて、購入することがこの価格帯だと必須の作業になってきますが、中々全てのスマートフォンの評判やレビューといったものを探るのは難しいと思います。そのための今回のオススメですので、一つスマートフォン選びの指標にして下さい。

 

1万円から2万円だと、docomoから発売されたスマートフォンの白ロムで性能の良いものは、それほど数多くありません。どれもFOMAスマホ、つまりLTEの高速通信に対応していない端末がこの価格帯で購入出来るものです。LTE対応スマホもありますが、いわゆる地雷機種が混ざっているので、選ぶのには注意が必要です。

それではまずSIMフリーのスマートフォンの中でこの価格帯で購入できるオススメの品を選んでみましょう。

端末として高性能ではないものの、安定した使い心地が実感出来るものとしてNEXUS4やXperiaの海外モデル廉価版が挙げられます。サクサクではないものの、ガクガクした重たい動きは避けられます。
スペックも1万円台としては平凡ではありますが格安スマホとして販売されている機種よりも上位に位置し動きもいいです。

どちらもLTE通信は出来ないため、速度の部分でその他のスマートフォンよりも不利にはなりますが、使っているSoCなどは定評のあるものですから、基本的なアプリは平常に動かすことが出来るでしょう。

docomoから発売されているモデルは1万円~2万円の白ロムは決していいものばかりではありません。
パッとAmazonなどを見ても、ARROWS XやGalaxy S2などがありますが、どちらも不具合が多いスマートフォンです。特にARROWSは不具合が酷い機種ですので、1万円以上使って支払う必要性は感じません。Galaxy S2もGalaxyの中では目立って良くないシリーズで、こちらも1万円以上支払うにはコストパフォーマンスは無いと言えます。docomoの白ロムを買うなら2万円~の機種からにしましょう。

 

2万円〜3万円

Xperia A2、AQUOS ZETA

格安スマホでセットにされたスマートフォンの中で、最も多い価格帯がこの値段でしょう。G2 miniやBlade Vec 4G、ZenFone5といった主流のスマートフォンがこの価格です。どれもミドルスペックと呼べる操作に支障の無い充分な性能を持ったスマートフォン達が購入可能です。

ですがこれがdocomoの白ロムや別の形のSIMフリースマホだと、同じ価格でハイスペックと呼べる機種が購入できてしまいます。2万円台の特に後半、3万円に近い価格になるとSnapdragon800というSoCを使ったスマートフォンが購入できます。このCPUを使っているスマホは大部分で安定した操作を保証してくれます。よほどおかしなチューニングをするメーカーでなければ、確実にサクサクとした動作が実現できます。

 

特に現在安くなっているのがdocomoから出たSONYの小型スマートフォン「Xperia A2」が3万円以下で新品未使用の白ロムが手に入ります。この端末は2014年に発売されたモデルですが、MNP乗り換えにおける安売り機種になり、キャッシュバックと共に投げ売りされてしまったスマートフォンです。
この扱いによって多くのXperia A2の白ロムが中古ショップに換金目的で流れてしまい、最新の2014年モデルにも関わらず購入しやすい価格になっています。

ドコモのスマートフォンは、MNPで投げ売りされたスマホが安くなる傾向にあるので、このXperia A2の他にもシャープのAQUOSや富士通のARROWSなどの最新モデルが白ロムで安くなっている場合があります。これらは先ほども書いたようにCPUにSnapdragon800以上の最新モデルを使っており、サクサク動作を実現している当たり端末です。

 

このドコモの一部白ロムと比較すると、SIMフリースマホは同価格帯ではこれといった比較に耐えられるコストパフォーマンスを持った機種がないため、どれか一つを紹介するという所まではいきません。この価格帯でMVNO向けのスマートフォンの購入を目指すならば、ドコモの白ロムが最初に考慮すべき機種です。(ただしテザリングが出来ないという問題がありますが。)

 

3万円〜3.5万円

Xperia Z Ultra、iPhone 5c

このクラスも最近の格安スマホでは出てくる価格です。税抜きでは29800円でも税込だと3万円を超えるなんてことは良くあります。
先ほどのG2 mini、Blade Vec 4GやAscend G6やイオンのIDOLS 2Sなどは税込だと3万円を超す販売価格をつけるMVNO事業者が存在します。ただこれらは先ほども指摘したように、ミドルレンジ帯のスマートフォンです。SoCは最も良いものでSnapdragon400です。性能の限界は確かにあり、負荷が強くなる重たいアプリを開くのには苦労します。

一方でこの価格帯だと中古品は相当な品が揃ってきます。状態によっては最新端末の未使用品がこの価格で手に入れることもできますので、中古市場の相場というものに格安スマホを購入検討している人はアンテナを立てておいたほうが良いでしょう。

 

まずはSIMフリーですが、この価格帯でタブレットのように使える6.4インチ「ファブレット」であるXperia Z Ultraが性能の割にとても安くなっています。Snapdragon 800にフルHD、RAM2GBはこの値段で買える新品のファブレットとしては異常な安さです。文字が読みやすく画像などの情報も大きな画面で表示されるので、人気が一部で高くなっています。

docomo版だと最新のスマートフォンが購入可能になってきます。そしてこの価格からだとiOS端末も購入することが可能です。iPhone 5cの新品未使用品がちょうど35000円以下で購入できるでしょう。Androidだと先ほど以外の機種について選ぶことが出来ます。

iOS8は現在提供されているiOS8.1において、MVNOの格安SIMでもテザリングが出来る仕様になっているため、ドコモスマホを買いたいのだがテザリング出来ないのがネックだ、という人にはうってつけのスマートフォンになるかと思われます。

 

購入には赤ロム保証のある店で

性能と値段の比較をしてみると、海外通販のSIMフリー スマートフォンやdocomoの中古白ロムは格安スマホの契約よりも内容はお買い得になることがわかると思います。今回のスマホ機種の比較をすれば同じ値段でのコスパの良さを白ロムやSIMフリー機から感じることでしょう。

ただこれらの端末は中古品と輸入物のスマートフォンということで、国内で購入するSIMフリー格安スマホとは少し購入に際しての注意点が存在します。格安スマホと呼ばれるものは、公式的に格安SIMの利用が可能になっており、最低限の保証も存在しています。逆に中古スマートフォンはこうしたところがあまり手厚くありません。

中古スマートフォンは共通の保証と呼べるものはdocomo端末の場合のメーカー保証ぐらいしかありません。その他の初期不良や不具合の多発などの個別症状は、販売店側がどのような対策をとっているかによります。

例えばSIMフリースマートフォン、その中でも海外製のスマートフォンを購入する場合、最安で買えるのは海外のオークションサイト、有名どころではebayなどに出品する個人販売者でしょう。またdocomoスマホなどの国内向けの安いところはオークションやブックオフなどの中古店でしょう。

これらは安く買えるため、今回一例として見せた相場よりも低めの値段で購入することも出来るかもしれません。ですがこうしたお店では初期不良の対応や赤ロムになってしまい通信制限が行われた際に、返品や交換対応などの保証をしてくれない可能性があります。海外のオークションでは個人と英語を駆使して交渉しなければいけませんし、日本のオークションですら疲弊するのにそのかかる労力は途方もないでしょう。赤ロム保証も普通の店舗ならばまず赤ロムでもそれを明記していますが、ゲオやブックオフのような大衆店ではそういった説明や検査をしていないところもあります。購入してから使えないことに気づくというようなこともあるのが、非専門店の問題です。

こうした初期不良や赤ロムといった問題が起きてしまった場合に備えて、中古スマホや海外のSIMフリースマホを買うなら保証体制のある専門店にしましょう。

中古スマートフォンや未使用品が揃っていて、問題が起きても対処してくれるお店として一つ候補に挙げられるのが、イオシスというお店です。こちらは秋葉原だけでも複数の店舗を構える有名店で、全国的にも通販サイトを通じて販売しています。ここはdocomoはもちろんのこと、複数のキャリアの中古スマホ、そして人気の高い海外スマートフォンまでを販売しています。赤ロムはもちろん初期不良にも通販からでも対応してくれるため、今回紹介した各種スマホを購入するのに適しています。

海外スマートフォンを購入するならばEXPANSYSがいいでしょう。こちらは香港に拠点を構える販売業者ですが、日本語対応が可能なスタッフもおりサイト内も日本語に完璧に対応していますので、かなり安心して利用することが出来ます。最初から日本円で計算されており、送料も海外輸入にしては安い料金で済みます。3万円以上の品には関税がかかることもありますが、10万でも4400円ぐらいしか関税は発生しないので心配いらないでしょう。海外輸入で国内のメーカーが対応していないスマートフォンを買って、万が一初期不良に当たった場合でも、日本語の通じる業者から購入することでしっかり対応をしてもらえます。

 

スマホに慣れた人は格安スマホよりもこの方法で格安SIMに乗り換えを

格安スマホはセットで購入する方法としては非常にお手頃かつ安くなる商品ではありますが、スマートフォンに関しての知識や対応力がある場合は、こういった海外輸入のスマートフォンで好きなものを購入したり、docomoから出たスマホを中古で買うことで格安スマホよりも良いものを手に入れて使うことも出来ます。

格安スマホによる携帯料金の節約も、この方法なら更に効果を高めることが出来るでしょう。格安SIMの設定さえ出来るならば、格安スマホセットよりもより安く携帯代を抑えることが出来るでしょう。

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