海外スマホを輸入するのに保証が安心できるショップ Galaxy Note 7の爆発問題から見えてきたもの

過去に輸入スマホを購入するのにオススメのショップというのを別記事で紹介しました。

海外SIMフリースマホ購入ならどこ?EXPANSYS・イオシス・1shopmobile 保証内容で安心なのは?

2015年10月26日

いずれも安く海外のスマホを購入でき、日本語対応はもちろん発送から到着までが非常にスピーディーに行ってくれるショップとして、スマホの輸入をするのに貴重な存在でした。

今回、これらの海外スマホ輸入・購入ショップを別の視点から再び評価してみようと思います。というのも現在日本未発売で輸入でしか購入できず、それでいて非常にファンから人気の高いスマホのリコール問題が生じていて、この対応が輸入・販売ショップにおいてバラバラになっているからです。一部のショップではメーカー側のリコール発表に合わせて素早く購入者に対して修理サポート、交換サポートを案内した一方で、別のショップでは購入ユーザーとメーカーで直接交渉してくれとして、交換や修理までのユーザー・メーカー間の代理店サポート的なことを一切してくれないところもあり、その対応の仕方が全く異なる様相を見せています。

今回の対応によってスマホに問題が起きた時の保証対応・ユーザー対応の仕方というものが各ショップで明るみに出たため、その対応の違いを比較することで安心して契約できるショップというもののオススメを決めてみましょう。

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Galaxy Note 7の爆発、リコール問題からショップの対応を比較する

今回比較するのは現在韓国・台湾や北米・欧州を中心にネガティブな話題として盛り上がっているGalaxy Note7の爆発問題への対応です。

Galaxy Note7は発売当初はかなり人気の高い大型スマートフォンとなっており、発売から数週近く販売各国の現地でまともに在庫が確保できないほどに期待されていた今期注目のフラグシップモデルです。

評価の非常に高いGalaxy Note5の後継機ということで、日本のガジェットマニアな方々も海外版を輸入して購入した人も多く、グローバルでその存在に高い注目がされていた機種です。

ですがこのGalaxy Note7、報道にもあるように中国・香港中心に発売されたSM9300というモデル以外のSM930FD等の販売モデルにおいて、バッテリーの爆発が発売間もない間に100件近く報告されてしまい、非常に危険な性質を持ったスマホであるとして各国で使用の中止およびメーカーのリコールが発表されました。

そして現在では中国・香港版を除く世界各国でGalaxy Note7の一斉リコールが始まっているわけですが、この問題が表ざたになる前にGalaxy Note7のSM‐930FD版を輸入なりで購入した日本のユーザーは、リコール品をどう扱っていいのか困ってしまう状況に大多数が陥ってしまいました。現地で購入した場合ですら交換プログラムの申し込みが大変ですし、輸入ショップから購入した場合には恐らく現地の交換プログラムを探すのにすら一苦労するユーザーも多いことでしょう。それ故にSM-930FD等のリコール対象端末を購入したユーザーは、購入した販売ショップの対応を待っていたわけですが、そこでショップごとの対応に大きな差が付いたのが今回の騒動でわかりました。

イオシスは素早い情報発信、交換プログラムを実施

まず海外スマホの販売ショップにおいて今回のリコール問題が正式に決まった際、素早く情報発信をしたのがイオシスでした。

イオシスは国内に販売拠点を置く故に輸入ショップという位置づけではありませんが、海外スマホを通販はもちろん店頭で現物を見て購入できるショップとしては今日本国内では最も大きなショップです。

そうした一応界隈では大手の海外スマホ販売ショップということもあってか、Twitter上でGalaxy Note7 SM-930FD購入者に対してまずは現地のSamsung法人に交換を申請する代理人としてイオシスが取引を全面的にサポートすると宣言しました。

更にその後、交換プログラムによってバッテリー問題を対処済みの整備品が届くまでに時間がかかるとわかると、騒動を引き起こした爆発バッテリーを利用していない香港版のSM-9300への交換対応というのを非常に素早く発表しました。

どの海外スマホ取扱ショップを観測していてもここまでの素早くて購入者に対してしっかりと保証をしてくれたショップというのはありませんでした。元々新品で6ヶ月、中古でも1ヶ月の保証があり安心して購入できていたイオシスですが、今回購入ユーザーが爆発問題の多少機種として不安を感じていた中で、このような素早い対応を打ち出したというのは、今後のスマホ購入でも安心して購入できるショップとしてその対応をポジティブに捉えることが出来ます。

今回の対応は高額な海外スマホを購入する際に良い指標になったことでしょう。

 

etorenは交換を提案

最近ガジェットサイトなどで紹介がされるようになってきたetoren。日本語で一応サポートしてくれるために輸入のしやすいショップです。

発送や到着までに時間が結構かかるため、所有欲が高まっている時にはあまりオススメ出来ませんが、今回の問題の対応ではポジティブな行動を示してくれました。

イオシスの素早い対応から約1週間ほど後に、etorenでもSM-930FD購入者に対して問題のないSM-9300への交換を自社内で行うと発表しました。交換プログラムを利用する場合でも対応するとしており、一応海外スマホ販売ショップの中ではかなりまともな対応をしています。

ただ現在Galaxy Note7の航空輸送がほぼ不可能となっており、素早くこの対応に反応できたユーザー以外はこの対応保証サービスを利用出来ておらず、こういう点では海外拠点のショップを使うデメリットになってしまいます。

比較的最近知られ始めたショップでもしっかりと対応しているところはポジティブな要素です。

 

eXpansys(エクスパンシス)は問題の機種を扱わず

海外スマホの輸入と言えばEXPANSYSですが、こちらは幸いGalaxy Note7のSM-930FDモデルを販売していなかったために、交換対応の案内などは行っていません。

ただSM-9300は販売していたために、こちらが今後Samsung側の発表が覆ってリコール対象に追加された場合には、12ヶ月の保証サービスの対象の一環としてメーカー側との交換・修理対応の間に入って購入者をサポートすると公表しています。

対応を一番見たかったショップではあるものの、問題端末を扱う前のリコール開始であったためにその詳細は分からず仕舞いです。ただ12ヶ月の保証は前からあるために、そちらのことを考えても最低でもしっかりとメーカーとユーザー間の修理手続きをサポートしてくれたことでしょう。

 

Amazon(ebay)の場合

Amazonはマーケットプレイスが販売したものとなるために、基本はマーケットプレイスとして出品した業者との返品交渉等が行われるわけですが、今回は世界的にもリコール問題が注目されたこともあってか、Amazon.co.jp側がマーケットプレイスの商品であっても回収するという対応をとっています。

一部のマーケットプレイス業者は完全に個人の転売垢や輸入販売垢となっているため、こうした問題が起きた時に対応力の低いマーケットプレイスだと本来だと諦めるか徹底的にやりあうかしか選択肢しかないのですが、今回はAmazon側がマケプレ品の回収という非常に珍しい対応を取ってきました。もしかしたらSamsungの日本法人からの指示があったのかもしれませんが、一応今回こうしたイレギュラーな対応をしてくれています。

これが常時続くものではないという点には注意が必要ですが。

なおeabyで販売されたGalaxy Note7を購入した場合は完全にそのショップごとの対応によって異なります。一部のebayショップでは回収対象のSM-930FDにも関わらず「シンガポール版だから心配いらないよ」などと案内して交換プログラムの仲介や返品に応じていないところもあるようです。SM-930FDモデルは発売元に限らず全台回収措置がSamsungによって取られているため、こうした全くの根拠レスな対応する気ゼロの回答をするショップもあるようです。

ebayでの購入はこうしたリスクがあるために、保証・補償を考える時には利用に適さないでしょう。

 

1shopmobileはユーザーに丸投げ

今回対応がヤバかったのが1shopmobileです。

1shopmobileはここ最近炎上続きで、販売しているスマホにカスタムROMを焼いて普通に販売しているのが発覚し、それを仕様と言ってのけた点などからかなり評価が落ちてきている海外スマホの輸入ショップです。

今回のGalaxy Note7も先行販売されていたSM-930FDを取り扱っているショップの中では老舗ということもあり、利用していた日本の購入者も多かったと思いますが、なんと1shopmobileではリコール問題発覚後も特にこれといった保証サービスを用意しておらず、交換プログラムの仲介も行わないという対応を取りました。交換プログラムの仲介をしないということは、問題のあるスマホを購入したユーザーは自分で台湾等のSamsungの現地法人と交渉しなければいけないという、かなり難易度の高いミッションを課せられることになりました。

幸い今回のGalaxy Note7については、海外端末を購入したユーザーに対して日本Samsung法人が返金などに応じてくれるという神対応をしてくれたお陰で、全てのショップで購入した人が救済される形になりそうですが、数多くの販売店がまともな対応を見せる中で1shopmobileが見せた対応は今後安心してスマホを買おうと思ったときには、不安過ぎてとても利用できないでしょう。この対応の印象は長く尾を引きそうです。

 

相場よりも高いものの納得の対応を見せたイオシスを再評価

ということで近年のスマートフォン関連の問題ではかなりの大事に発展したGalaxy Note7の爆発問題ですが、これによって日本から購入できる海外スマホ取扱いショップのランク付けをある程度行うことが出来るようにもなりました。

今回特に個人的にも印象に残ったのはイオシスの対応です。爆発報告が笑えないレベルで相次ぐようになり、いよいよ輸入組が交換や修理を申し出ないと被害に遭いかねないという空気になった中で、いち早く現地の法人への修理依頼を代理してくれ、一応今のところ問題が無いとされているSM-9300への交換提案も素早く行われたことは、今後の海外スマホ購入に対して非常に参考になる保証・補償対応ではないでしょうか。

3万円ほどの海外スマホなら問題があっても別の機種購入などをしても良いと思えますが、それ以上になるとある程度サポートが欲しいところです。そうしたサポートを期待できるショップとして今回イオシスは存在感を増したかと思われます。秋葉原や日本橋などに実店舗がある点も安心できる要素でしょう。

イオシスは海外輸入と比べて関税や配送料を含めても金額が高いというデメリットがあるわけですが、そうしたデメリットも今回の保証対応の充実さや素早さを考えるとある程度納得できるものでしょう。多少高くてもリスクのある海外スマホゆえにその金額を払ってしっかりとしたサポートが受けられるイオシスは、今後よりポジティブに候補として考えて良い購入ショップになるでしょう。

そして1shopmobileはその他の炎上案件と合わせてとても選ぶべきショップではありません。イオシス以外で海外からのスマホを購入しようとするならば、エクスパンシスが早くて保証も12ヶ月、etorenが安く購入できて一定の保証サービスが期待できるショップとして候補になるでしょう。

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