このサイトではau系格安SIMのお供としてauから発売されたスマートフォンの白ロムをお勧めしています。
特にHTC J butterfly HTL23やGALAXY S5 SCL23はSIMロック解除を必要とせずにMVNOのSIMを利用できるauスマホの中では、特筆してスペックと価格のバランスが良いということで、UQ mobileやmineo-aの相方として名指しでオススメしています。
今回はその内の一台であるGALAXY S5 SCL23を実際にau系MVNO格安SIMで使うための手順やオススメする理由を詳しく記しておきたいと思います。
なぜSCL23なのか:安いのに性能が良すぎる
まずは何故SCL23がau系格安SIMに良いのかという点です。
これは既に序文で書いていますが「安い」上に「スペックが良い」からです。
試しにスペックを見てみましょう。
AndroidVer | 4.4⇒5.0 |
---|---|
CPU | Snapdragon 801 |
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイサイズ | 5.1インチ |
解像度 | フルHD,1920×1080 |
カメラ画質 | 1600万画素 |
バッテリー | 2800mAh |
重量 | 147g |
SoCにSnapdragon 801、RAMが2GB、フルHDに有機ELという高細微かつ発色も良いディスプレイ、バッテリー交換可能、しかもGALAXYシリーズ初の防水仕様も備えており、バランスが非常に取れている機種です。
Snapdragon 801はAndroidスマホにおける革命的なSoC S800のスペックアップモデルで、このSoCの登場により安定したサクサク動作を多くの機種で実現できるようになりました。正直軽めのゲームまでならこのスペックで使用が制限されるようなことはほぼなく、2年あるいは3年後でも余裕で使い続けられる高性能なSoCを使ったスマートフォンです。2016年4月までに発売された低~中価格帯のSIMフリースマートフォンよりも確実に快適な運用が出来ることを保証します。
そしてこんなまだまだハイスペックな機種が34000円前後で購入できるのです。一時は3万円を下回ったこともありますが、現在はジワジワと値上げしています。白ロムの供給が止まり格安SIM需要が伸びていることで、今後は値上がりし続けることになるでしょう。そのためもうしばらくしたら「安さ」というメリットが消えてしまうので注意してください。
ただ現在の価格でも同価格帯のSIMフリースマホの中では際立ってコストパフォーマンスが良いです。
同じくau系格安SIMに対応していて防水のarrows M02と比較しても、価格帯はほぼ同等であるにも関わらず、SoCはS410とS801と大きく違い、ディスプレイもHD画質の液晶です。docomo系格安SIMでも使えるというメリットはあるものの、標準スペックではSCL23のほうが高く、長期間の利用をベースに考えるとより長く使える可能性のあるGALAXY S5 SCL23のほうが買いでしょう。
これ以外にもmineoやUQ mobileでau系格安SIM機種であるSHL25,LUCE,LG G2 BEATなどと比べても価格の安さの割にスペックが頭一つ飛び抜けている存在になっています。
非公式ながらSIMロック解除にも対応
更にこれはちょっとした裏技的運用にはなるのですが、auのアップデートを適用していないSCL23の場合、特定の操作をすることでdocomo系格安SIMにも対応させることが可能です。
auのアップデートファイル(配信日不明)を適用してしまうと、このSIMロック解除コードを入力する画面が出てこなくなってしまうので注意が必要です(一応アップデート後でも対処方法あり)。
LGスマホのようにアップデートファイル適用のダウングレードが出来るかどうかがわからないので、基本このアップデートファイルが適用されているSCL23ではSIMアンロック操作は使えません。SCL23の白ロムを購入したら今そのスマホがどの状態にあるのか確認して、SIMロック解除ができるようならdocomo系格安SIMで使えるように改造しておくのも良いでしょう。
最初からdocomo系格安SIMで使う目的で購入するのは危険ですが、副次的な使い方として購入前にこのことを知っておくとより便利なスマホに進化させることも可能です。
APN等の設定方法
さてここからはmineo-aやUQ mobileでの利用のための設定方法についてです。
格安SIMを使うにはAPN設定が必要になります。APNはSIMフリースマホの場合にはデフォルトで入っていることもありますが、白ロムを利用する場合には自分で設定する必要があります。
といってもそこまで難しいところはないので安心してください。
SCL23はAPN設定を複数保存できるので、au系やdocomo系で複数のMVNO回線を所有していても再度設定する必要はありません。一部のau白ロムだと一つまでしか自由に設定できるAPNがないなどの問題がありますが、この機種ではその心配はいりません。
基本は以下の画像でマーカーで示している項目をタップしていきAPNの設定画面へと入っていきます。
注意すべき設定のポイントは、「モバイルデータ」および「4Gデータ通信」の項目にチェックが入っているかという所、そして最後のアクセスポイント編集画面において、APNの「名前」と「APN」の項目をごちゃ混ぜにしてしまい、入力する項目を間違えないようにするという点です。「名前」の項目は基本的に任意になるので、各種設定項目で必須の入力は「APN」という項目からになります。
UQ mobileとmineo-aのAPN項目は以下の通りで、この項目を自分で入力していくことになります。
- APN:uqmobile.jp
- ユーザー名:uq@uqmobile.jp
- パスワード:uq
- 認証タイプCHAP
- APN:mineo.jp
- ユーザー名:mineo@k-opti.com
- パスワード:mineo
- 認証タイプ:CHAP
白ロムが高騰する前に購入することをオススメ
GALAXY S5 SCL23はもしもau系格安SIMを使うつもりならばベストのセットになり得る白ロムスマートフォンです。au系格安SIMに対応していながら安く売られている白ロムは他にもあるものの、富士通スマホの場合は再起動系の不具合が、SHARPスマホの場合はタッチパネルが、初期のLTEスマホ全般で対応周波数が少ないという問題をはらんでいます。
そうした問題を持つ白ロムが多い中で、GALAXY S5 SCL23やHTC J butterfly HTL23などはLTEの周波数対応数の充実はもちろん、不具合も少なく、3万円前後の購入金額に見合うあるいはそれ以上のスペック/性能を有したスマホになっており、コストパフォーマンスは非常に高くなっています。
au系格安SIMで選べるスマートフォンは限られていますが、その中でもベストに近い存在であることは間違いありません。
一応アマゾン辺りが新品の白ロムを購入する上では最安値ですが、初期不良などがあった場合には若干返品が面倒なところがあるので、モバックスやイオシスなどでの購入も良いでしょう。
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