ぷららモバイルLTE定額無制限プラン、テザリングでPCに繋いで固定回線並に作業することは出来るか実験してみた

ぷらら

MVNOの無制限プランが注目を浴びています。MNOですら提供に至っていないパケットデータ量が無制限に使えるプランです。

無制限プランは2015年2月時点で3つのMVNOが提供しています。それぞれの無制限プランについては既に実行速度とプランの特徴や機能を特集しているので是非参考にしてみてください。

この3つを比較して最も良い回線品質を見せるのが「ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン」です。パケットデータ量自体は無制限なものの、速度上限が3Mbpsと制限されているこの定額無制限プランですが、MVNOが提供する無制限プランの中では最も安定して最も速度の出るしっかりしたMVNOです。速度計測の結果を見ていただければそれがわかるかと思われます。

このぷららモバイルLTEの定額無制限プランは、スマートフォンを使う人で無制限通信をしたい人に人気でもあるのですが、それと同時にPCと接続して無制限に使えるモバイル回線としての利用をしたい人にも、候補の一つとしてその実際の使いやすさに注目が集まっています。

定額無制限プランのスマートフォン利用に関するレビューというのは結構あるかと思いますが、実際にルーターなどを使ってPCでどこまで利用できるのかというのはまだあまりレビューが多くないかと思いますので、その部分を今回は掘り下げてみます。

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テザリングでの速度

PCに直接SIMカードを差し込めるLTE対応PCを持っていれば、ダイレクトで通信出来るために体感速度も違ってくると思いますが、そういった類のパソコンはもっていないためスマートフォンからのテザリング経由で利用してみての口コミ的レビューをしてみたいと思います。

Wi-Fiルーターも所有はしていますが、おそらくスマホからのテザリングよりも良い結果が出てしまうと予想されるため、あえて環境が厳しいスマホからのテザリング利用でどこまでできるかを調査しようと思っています。

利用するスマートフォンはSIMフリースマホのNexus5です。ここからテザリングをしてPCに繋いで実際の速度を体感してみたいと思います。

 

常時1Mbps以上の環境の無制限MVNO

時間帯によっては遅くなるものの、ぷららモバイルLTEの定額無制限プランは、今回実験で使っている最中に何度も速度計測を行ってみましたが、ほぼ全ての時間帯において安定して1Mbps以上の速度を計測していました。

最大速度の理論値が3Mbpsに制限されている中ではまあまあの速度を保っているのではないかと思われます。混雑をしていない時間帯、お昼の13時過ぎくらいからは2Mbps以上を出すことが何度もありましたので、使うタイミングによっては快適さは上がると思います。都内でこの状況ですから込み具合の少ない地方ならもう少しまともな数字が出るかもしれません。

今回実験する上でこの速度での利用はかなり多くの人が実際に使った時に体験する速度に近いでしょう。

 

企業サイトはサクサク読み込めてストレスゼロ

ではこの実測で1MbpsほどになるぷららモバイルLTEで、実際に固定回線のようにパソコンを繋いでどこまで出来るのかというのを色々実験した結果を確認してみたいと思います。

まず真っ先に検証したのは、普通にブラウジングをする上でどこまで読み込みなどが快適に出来るかという点です。サイトの読み込みというのは自宅でネットを使う上では頻繁に行う行動の一つでしょう。

これに関しては大きめの企業の公式サイトなど、相手側のサーバーがしっかりしたサイトならばほぼストレス無しに利用できる速度であることが確認出来ました。1Mbpsでも数秒で全体の読み込みが完了します。

個人レベルのサーバーで運営しているサイトなどだと、最初の応答速度が悪く読み込みが完了するのにワンテンポ遅れます。決してイライラするほどの速度ではないですが、サーバーがちゃんとしているサイトと比べると違いを感じます。

サイトを見るだけならば、特殊な重いサイト・Flashなどを多用しているサイトなどではない限り、普通にブラウジングを楽しめる速度であるので、上限3MbpsのMVNO回線と言えども調べもの程度には困ることはないでしょう。

 

高画質動画が増えた今、動画サイトは正直厳しい

次に検証したのは恐らく多くの人が気になるであろう動画サイトの視聴がどこまでスムーズに出来るかということでしょう。多分これが良ければそのままぷららモバイルLTEに固定回線を切り替える、なんて考えている人もいるかもしれません。

ただちょっと今回検証した感じだと、動画サイトを楽しむにはぷららモバイルLTEの回線では心許ないというのが最終的に出た結論です。最近は動画サイトも高画質化が進んでおり、一昔前のような画質は悪いけども数MbpsしかでないADSLでも快適に見れるという時代ではなくなりました。

一般ユーザーの投稿する動画のほとんどが高画質化しており、数Mbpsぐらいしか出ない回線では何度も再生が止まってしまう事が起きやすくなりました。

今回は定額無制限プランでyoutubeを中心に見ていましたが、HD画質での再生(720p)ではほとんどの動画が途中で読み込みのために一時停止してしまいました。youtubeでは一部の動画に画質を下げられる機能が付いていて、320pという標準画質程度なら何とか再生しやすくはなるという感じです。

面白動画ぐらいならこの画質で見ても問題は無いと思いますが、PVやスポーツの名場面などは画質が下がる事で臨場感が薄れてしまっているのは実際に見てみて感じるところです。

またyoutubeの一部の動画やニコニコ動画などの別の動画サイトになると、画質の変更ができないために高画質な動画だとファイルが大き過ぎて全く読み込めないものも出てきます。youtube以外の動画サイトを使う人は視聴画質の変更が出来ないようだとこの回線では読み込めない動画が多いかもしれません。

高画質化が進んだ動画サイトを楽しむには、残念ながらこの回線では難しいというのが実感するところです。

 

大容量ファイルのアップ/ダウンロードも大変

もう一つ固定回線として使う上で支障が出やすいのは大容量ファイルのアップロードやダウンロードでしょう。パソコンの更新ファイルのダウンロードや友達と撮った写真や動画などをアップロードしたりと、なんだかんだでネットに触る上では必要な行動の一つです。

このぷららモバイルLTEで実際に400MBのファイルをダウンロード及びアップロードを試してみました。しかしこれが相当時間のかかる事になり、結局途中で断念してしまいました。ファイルのダウンロード、アップロードはDropboxを利用しましたが、ダウン/アップ速度もかなり快適にさせてくれるDropboxのサーバーの安定度でも、1〜2Mbpsほどの速度では数百MBのファイルの取り扱いは大変でした。

時間に余裕のある時は待っていれば作業もそのうち完了するかと思いますが、どうしても急いでいる時などは速度に上限があるため、絶対的に間に合わないという結果になってしまうかもしれません。

少しでもパソコンを使って仕事や課題といったファイルの取り扱いをしている場合には、この回線速度では致命的な結果を産んでしまう可能性もあるため、注意して欲しいところです。

 

まとめ:固定回線並に使えるものの、完全な代替は不可能

ただ単に調べものを中心に受け身のネット利用をしている場合には、このぷららモバイルLTEの3Mbpsが上限の定額無制限プランは、光回線やADSLの代わりになりうる体感速度を提供しています。ニュースサイトを見たり、高画質過ぎない動画を見て楽しむための回線としては安いですし安定しているので、固定回線に近い感覚で使い放題することが出来ます。

ただ少しでもネットを経由して仕事や趣味の作業をする事があるならば、ダウンロード/アップロードの速度に上限が出てしまうため、スムーズに作業を進める事が難しいというのが実感するところです。100MBほどなら問題無いですが、それ以上になるとダウン/アップの待ち時間が作業に遅れをもたらしてしまう事でしょう。

自宅のネットでする事がちょっとした息抜きだったりSNSで友人にメッセージを送る程度の使い方ならば、ぷららの無制限MVNOは固定回線の代替としては使えるかもしれません。ただそこに更に趣味や仕事の作業をプラスしてネットを活用しようとすると、制限速度が大きなボトルネックになってしまい固定回線の代替にはなりえません。

その人の使う用途によって固定回線の代替になり得るかが違ってくる回線だとは思いますが、課題のある大学生や仕事のある社会人の場合には固定回線の代替としては不向きではあるでしょう。使いやすいことは確かなのですが。

ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン

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