UQ mobileのHuawei P9 Lite Premium 性能変更で人気No.1・実質0円契約が出来る格安スマホ

UQ mobileのセミナーにおいて現在最も人気の高いスマホの話が出ていたのですが、それによると最もUQ mobileで売れているスマホはiPhone 5s、ではなくHuawei P9 Lite Premiumとなっているようです。

2位にiPhone 5s、3位にAQUOS L4位にZenFone 3という順で人気ランキングとなっているわけですが、iPhone 5sを抑えてのP9 Lite Premiumの1位は快挙ではないでしょうか。

この記事ではUQ mobileで専売となっているP9 Lite PremiumがSIMフリースマホとして販売されているP9 Lite とどのような違いがあるのか、そして人気の秘密の一つであろう価格や毎月の料金といったコスパの良さについて紹介していこうと思います。

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Huawei P9 Lite PremiumとP9 Liteの違い

UQ mobileで販売されているHuawei P9 Liteは「Premium」と名付けられているUQ mobile向け(KDDI網向け)の特別仕様となっています。そのため通常のP9 LiteよりもよりUQ mobileの回線で使いやすいモデルとなっています。

具体的に大きな変更点は

  • RAMが2GB→3GBへ
  • SoCがKirin→Snapdragonへ
  • auの持つLTE Bandへ対応・WiMAX2にも対応
  • au VoLTEも利用可能

これらの変更点について詳しく確認していきます。

スペックが大幅に変更、Snapdragon対応でゲームアプリなどとの相性が良いものに

P9 LiteではなくP9 Lite Premiumになることで大きく変わった点にスペックがあります。

特にスマホの性能や使いやすさに直結する2点、「RAM」と「CPU(SoC)」といった部分がP9 Lite Premiumでは変更となっています。

まずRAMはP9 Liteの2GBから3GBとスペックアップ。元々はミドルレンジスマホとして発売されているスマホなわけですが、ミドルレンジ帯のモデルでのRAM3GBを搭載したモデルというのはほとんどなく、ミドルハイエンドの3万円台半ばぐらいのモデルでないとこのスペックを有していないことが多いです。

まずこのスペックアップの時点でP9 Lite Premiumはミドルレンジ帯のモデルの中でもコストパフォーマンスの良いスマホと化しています。この数値が上がることで、複数のアプリがアイドル状態でも動作が重くならず、ホーム変遷やアプリ切り替え・スクロールといった部分で変な引っかかりや処理待ちもなくストレスなく利用できます。

 

そしてもう一つ、SoCがP9 LiteだとHuawei独自チップのKirinを使っていたのが一般的な有名メーカーのスマホに使われるクアルコムのSnapdragonにP9 Lite Premiumでは変更になっています。

チップセットはSnapdragon 617が利用されており、ミドルハイエンドのスマホにちょっと前まで利用されていたモデルです。ベンチマークでは各所最適化されたKirinに5000ポイントほど劣るものの、実感できるほどのレベル差で処理能力の違いを感じることはないでしょう。

個人的にもセミナー内の試遊で感じた違いは発熱がSnapdragonのほうがしやすい、という点ぐらいです。その発熱自体もほんのり程度の暖かさなので問題ないレベルです。

このKirinからSnapdragonの変更で大きく変わるのは一部アプリの挙動でしょうか。基本的にほとんどのアプリはSoCやCPUが変わったぐらいで挙動や表示のされ方が変わることはないのですが、一部のアプリでは一般的なSoCのSnapdragon以外のSoCでの動作を最適化していないことがあり、Snapdragon以外のSoCに該当するKirinなんかでは普通の動作とは少し異なる挙動をすることがあります。

その筆頭がゲームアプリであり、日本においてわかりやすい例がアイドルマスターシンデレラガールズのゲーム画面です。こちらの3Dモデリングの表示・解像度がSnapdragonとKirinではHuawei Mate9の項目でも触れたように以下のように異なります。

Kirin

Snapdragon

KirinはHuaweiスマホにしかほぼ採用されていないため、アプリ開発側がKirinへの最適化をしていない場合、不具合とまではいかないもののSnapdragonとは少し違う部分がこのように出てくることになります。

 

今回のP9 Lite PremiumはSnapdragonを採用しているので、このような最適化がされていない問題などがなく、アプリの相性というものを気にしなくてよいということになるでしょう。

Kirinのほうがいいという人にはマイナスな変更点かもしれませんが、一般的なSnapdragonのほうが多くのユーザーにとっても使いやすいかと思いますので、このスペック変更・スペックアップはP9 Lite Premiumがプレミアムという名を冠しているのも納得の変化でしょう。

 

auのLTE Band、VoLTE正式対応のHuawei機

ここ数年のHuaweiの販売したSIMフリースマホは、どれもKDDI網への対応がなされていませんでした。ライバルであるASUSが比較的KDDI網のLTE周波数帯に対応している中で、同じくSIMフリーの雄であるはずのHuaweiはほとんど対応している機種を出してきませんでした。

近年のHuaweiにおいては、タブレットやルーターを除いた端末としてはようやくのau系の回線への対応がされたスマホとしてこのP9 Lite Premiumは登場したことになります。

日本国内においては特殊なauLTE Band1の技適問題をクリアし、LTE Band41のWiMAX2にも対応することでauのネットワーク網を最大限活かせる初のHuaweiスマホとなっています。

 

更にauの通信・通話網を使う上での弱点である通話品質の悪さという点においても、au VoLTEに対応することによってカバーされるようになっており、懸念だった通話問題もクリアしています。

au網の主要なBandに対応することによってより広いエリアで使えるようになり、更にはVoLTE対応によって通話問題も品質およびエリアの問題を解決した初のHuaweiスマホがこのP9 Lite Premiumです。

同じようなデザインでありながら、P9 Lite PremiumはP9 Liteと比較して細部の変更点が多々あるau系格安SIMで使えるスマートフォンとなっています。

ミドルレンジ帯の価格でありながら、スペックが非常に高くなっておりなおかつau系回線との相性も良いという非常に使いやすいスマホです。

 

P9 Lite Premiumは価格・料金の2面が優れている

そしてこのP9 Lite Premiumはスペックのみならずその価格でも優れた面を見せており、その人気の高さにも納得な安い契約ができるようになっています。

続いてはこの契約面について見ていこうと思います。

 

P9 Lite Premiumの販売価格はUQ mobileの中でも比較的安いです。税抜きながら3万円を超えない2万円台後半の価格となっています。

まずこの時点でセットとして購入する格安スマホとしてお買い得となっているわけですが、UQ mobileの場合ここに更に特定のプランへ加入することによって月額の通信料に還元される割引が用意されています。

P9 Lite Premiumの場合だと特にこの割引の金額が高額で、端末代金と同額=実質0円となっています。

Huawei P9 Lite Premium
販売価格 28800円(or 1200円×24回)
マンスリー割 ▲1200円×24回
頭金相当 100円
実質価格 実質100円

P9 Lite Premiumを実質0円契約できるプランは、割引となるマンスリー割が適用される条件として指定されている「ぴったりプラン」または「おしゃべりプラン」に限定されています。どちらもキャンペーンで1980円の料金から契約できる音声契約のついた料金プランです。

データプランだけで安く使いたかった人は残念ながらマンスリー割が適用とならないため、実質0円契約はできなくなっています。実質0円契約をしたい場合には必ず通話定額のついた料金プランを契約する必要があります。

 

なお「実質0円」と聞くとキャリアの悪いイメージが付いていることで、お得ではないと思う人もいるかもしれませんが、格安SIM界における実質0円契約は基本料が安いためにキャリアと違って本当にお得な契約ができるようになっています。キャリアだと実質0円になっても毎月の料金は7000円や8000円を超えてしまいますが、UQ mobileや同じく実質0円契約を増やしているY!mobileだと、月額2000円から4000円前後で済ますことができるので、スマホと一緒に契約したのに月額も安いという契約が実現可能です。

次からはより詳しい価格や料金に触れていきます。

 

28800円+100円の本体代に最安780円の月額料金

P9 Lite Premiumの価格は本当に安めです。S617+3GBのRAMという構成ながら一括価格では28800円という金額です。ここに都合で100円の頭金相当の金額がプラスされて28900円の支払いが必要です。

ぴったりプランとおしゃべりプランを契約した場合にはマンスリー割が最大24回適用されます。金額は1回1200円で総額は28800円分の割引です。このため実質0円+頭金100円という構成が最も安い契約方法になります。

 

ぴったりプランかおしゃべりプランでP9 Lite Premiumのセットを契約した場合、一括購入・分割購入(この場合端末サポート契約という区分)のどちらでもこの1200円の割引が適用されます。

分割では1980円~というぴったりプランまたはおしゃべりプランの料金がスマホ代込みで利用できます。一括だとスマホ代が既に支払われていますから、割引が端末代のない料金から引かれることになるので、非常に安価な料金で利用することができます。

詳しい計算式と実際にかかってくる月額料金は以下を見てください。

UQ mobile プランS プランM

(またはプランS2年目の料金)

基本料 2980円 3980円
イチキュッパ割 ▲1000円
マンスリー割 ▲1200円
一括契約時の維持費 780円 1780円
P9 Lite Premium分割

(端末購入アシスト)

1200円
分割契約時の維持費 1980円 2980円

2年目からイチキュッパ割が消滅してしまうので1000円値上がりしてしまうものの、分割でも一括でも共にスマホ代としては安価すぎる内容になっているのではないでしょうか。

分割で1980円からと使いやすいスペックのスマホがセットになった料金としては安いですし、一括ではなんと1年目で780円というコスパ最強に近い料金で運用できるようになっています。元々が28800円と一括で支払いやすい価格ですから、UQ mobileをP9 Lite Premiumと一緒に契約するのならば一括で契約してしまった方がその後の通信費のコストが恐ろしく安くなることになります。

この上記2点がUQ mobileにおいてP9 Lite Premiumが人気のトップに位置する理由となるでしょう。

 

価格が安い上に性能もよく使いやすく、通信費を相当な金額まで安くする割引を持っているということで、他の割引の少ないスマホなどに比べると圧倒的に契約のお得さが違います。ハイ~ローエンドのスマホを選んでいく中でここまでコスパの良い機種はほとんどなく、ランク上位のiPhoneやAQUOS Lぐらいしか性能と価格の良さを両立している対抗機種はない状態です。

人気No.1になるだけのメリットがこのP9 Lite Premiumにはあるのです。

 

個人的にもオススメな格安スマホ

個人的にもこのP9 Lite Premiumは格安スマホとして見た時に比較的他人にオススメしやすい契約です。

スマホの性能はもちろんのこと、非常に目立つ契約の安さは「格安スマホ」として適した存在かと思います。何よりも実質的なau直属の特殊なMVNOである『UQ mobile』というところが安心できるポイントの一つとして挙げられます。

速度比較記事からもわかるように、UQ mobileはMVNOの中で特殊な存在であり、ほぼauの回線に近い通信速度がお昼時でも出せるようになっている格安SIMです。

MVNO格安SIMの速度比較 12月 IIJmio/mineo/楽天モバイル/FREETEL/OCN/BIGLOBE/DMM/UQ mobile他

2017年12月10日

mineoもお手上げ?MVNOでは今のY!mobile/UQ mobileのサブブランド勢に対抗できないか

2016年10月19日

このSIMとスマホのセットがこの料金で使えるとなると、単純な料金比較以上にコストパフォーマンスの良さというものを感じます。

詳しくは該当記事を参考にしてほしいのですが、UQ mobileには

速度低下が起きにくい高品質な通信回線
ぴったり/おしゃべりプランならば低速時でも300kbps

という回線自体にも非常に便利で快適に使える仕組みが備わっているので、ここに高性能なスマホと格安な料金が組み合わさった今回のP9 Lite Premiumの契約は、格安スマホとして魅力あふれる案件であるのは間違いありません。

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