Huawei、P8 liteとP8 maxを発表 SIMフリー、P8投入なし、コスパはAscend P7に劣る

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日本におけるSIMフリースマートフォンの2大勢力の1つであるHuaweiがHonor 6 Plusにつづいて日本向けに新たに投入するSIMフリースマートフォンを発表しました。

HuaweiのHonor 6 PlusはZenFone 2対抗のSIMフリースマホ・・・と思いきや謎のLTE Band仕様で残念なスペックに | 格安スマホ回線研究所

「Huawei P8 Lite」と「Huawei P8 max」という数ヶ月前にグローバル展開がされたスマートフォンです。これまでのサイクルとしては、海外モデルの日本投入としては発売時期にズレがそんなになく、日本のSIMフリースマホ市場で本気で戦う意志が伺えます。

Honor 6 Plusと違って特定のMVNOと限定セットになることもなく、主にdocomo系のMVNO回線向けのSIMフリースマホとして一般販売されます。

特に今回の両モデルともデザインがiPhone 6寄りになりつつ、端末の質感も上げることで高級感のあるものになっているため、非常に注目に価するモデルかと思います。この両機種について、発表されたスペックから良いところ悪いところが既にハッキリわかるので、その内容を解説してみます。

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ミドルレンジとハイエンド

Huawei P8 LiteとP8 maxのまずはスペックを羅列しておきましょう。この際これからの比較対象になるであろうAscend P7についても一緒にスペック表に載せておきたいと思います。

  P8 Lite P8 max Ascend P7
Android OS 5.0 5. 1 4.4
CPU Hisilicon Kirin 620 Hisilicon Kirin 935 Hisilicon Krin 910T
バッテリー 2200mAh 4360mAh 2500mAh
重量 131g 228g 124g
ディスプレイ 5.0inch 6.8inch 5.0inch
解像度 1280×720HD 1920×1080FULLHD 1920×1080FULLHD
RAM 2GB 3GB 2GB
ROM 16GB 32GB 16GB
LTE対応Band B1,3,5,7,8,19,28 B1,3,7,38,39,40 B1,3,8
カメラ画素数 1300万画素 1300万画素 1300万画素
サブカメラ画素数 500万画素 500万画素 800万画素
SIMサイズ micro/nano SIM micro/nano SIM micro SIM
テザリング
外部メモリ microSDHC 32GB microSDHC 32GB microSDHC 32GB
参考価格 28600円 59980円 29800円

P8 Liteはミドルレンジモデルという位置づけになるでしょう。2GBものRAMがありほとんどハイエンド寄りではありますが、CPUモデルとディスプレイの解像度からいくと、本来のハイエンド級スペックよりも抑え気味であるのがわかります。価格も同等スペックに近いZenFone5を意識した同価格帯です。

P8 maxはハイエンドモデルに位置付けられるでしょう。価格は税込で6万円近くなり、タブレット級の大画面ということもあり電池容量や高解像度なども高くなっています。世界的にも珍しい6.8インチというサイズで、6インチでは小さい、7インチでは大きすぎるという人にはもしかしたら絶妙なサイズになるかもしれません。

昔一部の層に絶大的な人気を博した6.44インチのXperia Z Ultraというファブレットがあったのですが、これも発売から2年近く経ちながら後継機種が出ていません。この「ズルトラ」ファンにとって今回のP8 maxは、サイズこそ違うものの新たな代替端末という位置になるかもしれません。

 

良い部分

P8 LiteはLTE Band19に対応

まずこのHuawei P8 LiteとP8 maxの良いところを解説しましょう。

今回は、P8 Liteにおいて良い部分が目立ちます。価格の安さもそうですが、これまでHuaweiスマホにおけるアキレス腱だったLTE Bandが、国内の特にdocomoでの利用に役立つBand19に対応しているからです。

今まではエリアの広いBand1と日本全体でみると狭いBand3ぐらいしか対応してこなかったのですが、ようやく国内向けにBand19にも対応するようになりました。これによってエリアの広さでは頼もしいBand1、19が使えるので、広範囲でのLTE通信の利用が可能になることでしょう。

 

悪い部分

P8 maxのLTE Bandが酷い

次は早速悪い部分の解説ですが、まずはLTE Band繋がりでP8 maxのLTE Bandの問題点を説明しましょう。

P8 LiteではBand対応がようやく国内向けになったものの、P8 maxでは何故かLTE Bandはほぼ海外モデル向けの内容そのままになっており、Band19へは非対応、その代わりSoftBankや中国向けのLTE Bandが充実しているという、日本で使う分には恩恵の少ない仕様になっています。

6万円近くするハイスペックで高額なモデルになるにも関わらず、こうした細かい部分の使いやすさを追求していないのは非常に残念な姿勢です。

 

Ascend P7と比べるとP8 Liteは安くない

では今回はP8 Liteがオススメになるのかといえばそうではなく、P8 Liteにも悪いところは存在します。

それは1世代前のハイエンドモデルAscend P7に比べて、スペックが低めにも関わらず購入にかかる費用=価格がほとんど変わらないという点です。

HuaweiのP8シリーズの1つ前のモデルにAscend P7という非常に優れたスマートフォンがあります。こちらは世代は前の世代扱いにはなりますが、ハイエンドモデルで性能が非常に高いスマホです。スペック表にもあるように、高性能オクタコアクアッドコアCPUとFull HDの高解像度、そして薄くて軽量な5インチスマホです。

P8 Liteは後から発売されたといっても、廉価気味のモデルになるため、スペックでは勝るところがありません。唯一のいいところはLTE網に多く対応できているという所です。これぐらいしか勝っているところがないにも関わらず、P8 LiteとAscend P7の間の価格差は2000円ほどしかありません。ほとんどP8 Liteを購入する金額と同じお金で、Ascend P7というハイスペックモデルを買えてしまいます。つまりP8 Liteはコストパフォーマンスが悪いということが言えるのです。

そのため今回P8 maxについてはその希少価値の高いサイズ感から、購入する場合にはLTE Bandの対応が少ないことに留意すべきですが、P8 LiteについてはデザインとLTE band以外の性能では前モデルのAscend P7のほうが良く、同じ価格を払って購入するスマホとしても満足度が高いと思われるため、Ascend P7のほうの購入をオススメします。

 

P8は投入されず

今回のHuaweiの発表は個人的にも気になっていたのですが、ちょっと発表にはがっかりした部分もあります。それはこのP8シリーズの中核たる「Huawei P8」の発表がなされなかったからです。

Huawei P8は今回発表されたP8 Liteよりも高性能なCPUと高解像度のFull HDディスプレイを搭載した5インチのハイエンドモデルなスマートフォンです。日本で発売されれば高額にはなるかもしれませんが、ZenFone2と並んでハイスペックなSIMフリースマホとして位置付けられたことでしょう。何よりもデザインが洗練されており、iPhoneとXperiaのカッコいい部分を足して割ったような、薄型の正統派スマホです。

このモデルにぜひとも日本発売となってほしかったのですが、P8 Liteの格安スマホ路線やHonor 6 Plusとの兼ね合いもあってか、見送られることになってしまったのはとても残念です。Huawei P8を購入するためには、海外から輸入というのが唯一に近い方法となりそうです。

 

まとめ:希少さのP8 max、コスパのP7、Band数のP8 Lite

今回のHuaweiスマホを色々な視点から考えると、1台に全ての要素が詰まったスマホと言うのは存在しておらず、どこからしら必要な要素が抜けているスマホだという結論を出せると思います。

LTE Bandの対応数やスペックと価格のバランスを、1台で満足ゆくレベルで揃えたものは今回の2機種には存在しません。ある程度デメリットに目を瞑りながら使うしかありません。

P8 maxは、6.8インチの希少性が高いサイズで、長く使えるハイスペックという良さがあります。LTE Band対応数と価格には不満がありますが、特徴的なサイズが自分の使い方と合うようならば、こうした不満点が気にならなくなるかもしれません。

Ascend P7はコストパフォーマンスという意味では今回のP8シリーズ2機種よりもはるかにいいです。LTE Bandの対応数はP8 max並みのズレ方ですが、価格とスペックのバランスの良さはP8シリーズにはない良さです。

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P8 LiteはHuawei機の中ではdocomo回線に適したLTE Band対応となっています。一方でミドルレンジスマホとしてはスペックの割に販売価格が高額で、性能を重視するならばP7に負けてしまいます。

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このようにはっきりとそれぞれのスマホに一長一短な部分があり、このデメリット的な問題点をどこまで許容できるかなど、自分の使い道とあわせて購入する機種を考えた方がいいでしょう。気になった人に参考となる指標になればと思います。

2 件のコメント

  • お世話になります。
    早速ですが、ソフトバンク契約のアイフォン5SのSIMカードをHUAWEI P8liteにさして使用可能か教えていただけますか?
    その場合、ソフトバンクとの通話契約は現状のままの料金で踏襲可能なのでしょうか?
    よろしくお願いします。

    • APNさえ合えば可能ですし通話等の契約もそのままで大丈夫ですが、メールなど一部利用できないものもあります。
      あとはSoftBankの場合IMEI制限をしだしたら通信出来なくなる可能性もあり、運用には注意が必要かと思います。料金等も自己責任で運用して頂ければと思います。

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